もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

声優を前に出す「売らんかな」

MacFanの表紙は意外な有名人を使うことが多く、店頭で買うか買わないか迷っているときにはそれが決め手になったりもするのだが、今日買ったMacFanの表紙はアニメ映画「ブレイブストーリー」。逆に手に取るのに躊躇してしまった。だってアニメ雑誌みたいなんだもの。
その映画の方は今日が公開日なんだそうで、TVをみていたら声優が舞台あいさつをしていた。声優と言っても松たか子が主役をやってたりと、かなり名のある有名人が大勢やっているらしい。でも、声優が舞台あいさつっておかしくない?
そう思ったのはわけがあって、この前見た「カーズ」のPodcastで向こうの声優が「私たちは目立たないのが一番いい。キャラクターの声を聴いて私を思い浮かべてほしくない」みたいなことを言っていたのがとても印象深かったのだ。役者魂。それと比べると日本での売り方は真逆だなあ、と残念に思ったのだった。当の役者はどう思っているかは知らんけど、少なくとも売る側はそうなんだろうし。
キャスティングの時点で既に「今人気の芸能人を」と選んでいるのなら、役者本人を思い浮かべないためには聞き慣れた声は逆効果じゃないかな。そもそも役者不足の匂いがなきにしもあらずだし。
実は原作者である宮部みゆきの小説がけっこう好きなんで、そういう安っぽさにはついつい苛立つのだ。