スカパー観戦。先制したものの逆転負け。
試合開始早々にFKから早川のヘディングで先制した。DFの背後から飛び出してフリーになった動きは見事。ファーで合わせる形でようやく決めた。リードしてからはとても安定した内容のサッカーで試合をコントロール。柏の前からのプレスには無理せずロングボールを使ったり、システムはもちろんだが、選手の精神状態も緊張感を持ちながら試合を楽しむような、守備力が持ち味のチームらしい戦い方。
後半9分の失点は、左サイドをコンビネーションで突破されクロス、折り返しを詰められるという、相手を褒めるしかないような崩されての失点。カズに替えてアレモンを投入し、追いつかれた場面で前へ強く出る。チャンスもつくるのだが、28分に鮮やかなカウンターを食らって勝ち越される。開幕戦でやられた以来じゃないかというきれいなカウンター。
試合中はリードされてもそれほどではなかったのだが、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間に悔しさがぶわーっと湧いて、思わずテレビを叩き切りそうになった。
悔しさを噛み締めつつ、雑感。
- 敗れたものの、よい試合だった。敗れたのだけがただ、ただ悔しい。
- 総失点は未だにダントツの少なさだが、このところ少しもろさを見せる。相手の研究か、暑さか。
- カズが左サイドのラインぎわを、DFと競りながら持ち上がる場面。スピードはないが駆け引きの上手さが尋常でなく、改めて驚く。
- 内田と岡山のマッチアップが面白かった。長い足を活かしてからめとる岡山と、スピードでかわしシュートする内田。
- 滝澤が初出場。左サイドから小気味良い動きでチャンスメイクした。
- 解説によると柏の葉は声が響くらしいが、横浜の応援がよく聞こえたのはそれだけではあるまい。
