もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

早川復帰も、またセットプレーで失点

小瀬での甲府戦は、GWだというのに家でTV観戦。去年を彷彿とさせるサッカーでペースを掴んでいたものの、モッタイナイ失点で0-1の敗戦。勝ててないのだからもうちょっと悔しさを感じてもいいはずだが、内容が悪くなかったことで割と満たされている自分。現場の興奮がないとはいえ、やばいな。もう少しで2年前までの気持ちに戻ってしまいそうだ。
番組が始まるとまず驚いたのが、スタメンがメールで来ていたのと違ったこと。待望のスタメン復帰だった内田が体調不良で急遽カズに代わったのだそうだ。交代枠が減ったわけではないけれど手持ちのカードが一枚少ないスタートとなってしまった。

      久保
滝澤     奥    カズ
    根占  山口
智吉  太田  早川  和田
      菅野

CBに早川が復帰! 1トップに久保、1.5列目に奥という開幕時に目論んでいた形だ。
入場直前の映像で山口と井上雄幾が握手しているのが映り、特別なシーンでもないのに勝手に盛り上がるが、それも一瞬。
試合は去年の戦い方を彷彿とさせるような、ある程度相手に回させても相手の良さは出させず、機をみてカウンターを狙う老獪なサッカー。相手が攻撃的な甲府だったからその意識が徹底しやすかったのだろうか、慌てず、つくったブロックに入って来た相手にはきっちりいく安定した守備。特に復帰した早川の存在は大きかった。読みはいいし、行くところではガツンといく。ボール扱いも落ち着いていた。太田とのコンビもまったく問題なし。
攻撃では、まず風上だった前半にカズ、久保が景気良くロングシュートを打つもののちゃんと当たらない。その後はカウンターから、滝澤の左サイドからのクロスを主体にチャンスメイク。運動量が目立つ奥がボールを拾い、クロスに久保がダイビングヘッド。奥が飛び出す回数も多く、表情も楽しそう。奥とカズは頻繁にポジションを変えている。得点にはならないものの、得点の匂いはないこともなかった。何よりこっちのペースで試合が進んでいるので、安心して見ていられた。前半のシュート数は甲府4に対して横浜5。シュート数が上回っているのなんてこれまであったっけ。
ところが、後半16分。カズに替えて難波を投入した直後のセットプレーで集中力を切らし、あっさりと決められる。いかにももったいない失点。しょうもない。その後はどうしても待ちきれない横浜が若干前掛かってバランスを悪くし、回させていたはずが回される展開に。パスも繋がらず、奪った直後に奪われるピンチを繰り返す。甲府はサイドからの攻撃が多くて助かったが、もっと中から来られたらヤバかった。
終盤には小村をFWに入れてパワープレーの意図を示すのだが、その高さを全く活かすこともなく無得点のまま試合終了。このところ見慣れたウノゼロでの敗戦となった。
自己防衛本能か、それとも現実逃避か。最近はやたら「良いところ探し」ばかりして観ているから特にTVだと興奮度が低いし、負けてもかなり冷静だ。大した根拠もなく「次こそは」と思っている楽観。でも今日みたいな試合をしていたらその期待も徐々にしぼんでしまう。繰り返されるセットプレーからの失点。リードされた終盤に止まる足。今は冷静だが、だんだん悔しさは募って明日、明後日くらいずっと不機嫌なのだ。ああ、くそ。
早川の復帰、久保のフルタイム出場は喜ばしいことだが、内田の状態は分からないし、あの難波でさえも動きが重く疲れを感じさせた状況で、次は中2日のハードスケジュールだ。どんなメンバーで挑むのだろう。全とっかえもあるか!? 今日は行けなかったが、日曜は天気が崩れたって構わず行くつもりだ。相手は神戸。昨シーズンの自信を取り戻すきっかけにしたい。
以下、その他雑感。

  • 小瀬はホームゲームで2番目に多い観客数だったそうだ。ちなみにJ2時代の記録も横浜戦らしい。
  • 横浜サポーターもかなりまとまった人数。行きたかったなあ。
  • 前田主審のジャッジはとても良かった。カードをやたら出さないのは勿論。
  • 解説の塚田さん、ホームの甲府より横浜の話が多かったのは気になったが、戦術的な話ばっかりですごく好み。監督やっていた頃は強い印象はなかったけれど解説だと感心する人って結構多い。