もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

前節に続いて、前半3失点で勝負あり

柏レイソル相手に三ツ沢での試合。去年の記憶もまだ新しく外せないカードなのだが、体調がすこぶる悪くて行けなかった。自分の体調管理の甘さに悔やんでも悔やみきれない。
試合は2-4で敗戦。ここ数試合勝てていない、しかも中心選手2人が出場停止の柏相手にあっさり勝負を決められた前半があまりにも不甲斐なかった。
昨日は体調を崩して会社を休んだ。「明日の試合に向けての休養だ」なんて冗談を言っていたのだが、今朝はそれに輪をかけてひどい具合。汗びっしょりで目覚め、何とか午後までには治さねばと無理に横になるが、眠りは浅く15分おきに目覚めるのを延々繰り返し、あっという間に昼になる。その後も無理に昼飯を押し込んだりしたが、片道1時間に耐えられそうになく現地での観戦を断念した。
キックオフの17時には何とか上体を起こし、変な汗をだらだら流しながらTV観戦する。
スタメンは、

    カズ  平本
内田  根占  山口   奥
智吉  太田  早川  山田
      菅野

MF登録のカズは滝澤の代わりに左かと思っていたが、開始直後のフォーメーションでは2トップに近い感じ。内田が左、奥が右。前節ハーフタイムの交替で半ば予想どおりに左SBに智吉が入った。ボランチは予想と違い、中2日だが山口がそのままスタメン。
試合開始。最初の時間は、繋ぎのミスを嫌気して早めに縦に入れる横浜の慎重な立ち上がり。柏のプレスに横浜が我慢して耐えるのは、去年と変わらない展開とも言える。横浜がファールを取られることが多いが、リスタートにはよく集中できている。山口の試合巧者ぶりが目立ち、機を見て高い位置へのプレス。バイタルで相手のドリブルをカット。
とはいえ、相手のプレスが弱まらずプレー時間がもらえない状態が続いていくと、リスクのないプレーをすべきところが、逆に横浜のプレーからはシンプルさが失われて行く。辛うじて耐えていたが、1点取られたら一気に崩れてしまった。38分、43分、44分と立て続けに失点。
1失点目は味方ゴール前で丁寧にいきすぎたのをかっさらわれた。相手ボールを奪った山口がバックパス、早川がクリアできず、菅沼に詰められたもの。相手も良かったが、悪いクセが一番嫌なところで出たともいえる。
2失点目はロングボールの処理で欲を出してキープしにいったのを奪われた。ロングボールに太田と谷澤が追うが、先に身体を入れていた太田がクリアすれば何でもなかったと思う。いわゆる「若さ」というやつ。
3失点目はおなじみ「山口が奪われてカウンター」。山口の一つ目の切り返して躱したやつはかっこ良かったけど、二つ目のルーレットが失敗して奪われたのは「ああ…っ」て感じ。そのままカウンターから失点。今日は調子の良さそうな山口だったので、それが災いしたんだろうか。
前節に続いての前半3失点というのが、いかにも印象が良くなかった。「繰り返してしまった」と選手たちも思ったはず。さすがに後半4点取って逆転だ!などと楽天的には思えなかった。スタッツでは横浜の前半のシュートはゼロだったそうで、それを聞くとその思いはさらに増した。
ベンチにも危機感はあったんだろう。後半頭から2人交替。カズと内田を下げ、中島と難波を入れる。
出ればがむしゃらさを常に出す難波だけれど、今日はプレーもすごく良かった。解説の柱谷兄もべた褒め。走り回り、ファイトして流れをぐぐっと引き寄せた。13分、左の高い位置で中島から難波へパス。難波が縦につっかけてマイナスのクロスを、逆サイドから上がった山田が左足で叩き込んでようやく1点。高木監督も山田は高い位置で使いたいとずっと言っていたが、実際、使えば能力を出せることが証明された。
その後も横浜は気持ちを見せるプレーが続くのだが、22分に奥がバックチャージで2枚目のイエローをもらい退場してしまう。上向きの流れが切れ、正直これまでだと思った。退場した奥は、プレーは試合ごとによくなっているし、シーズンを見据えれば絶対にやってくれなきゃ困る選手だが、この退場はあまりに軽卒だった。
28分、中島に代えて滝澤。3バックにしてなおも攻撃的にいく。柏は前半の元気はどこへ、数的不利もそれほど感じない。ピッチ上でもまだ諦めないという雰囲気。38分、滝澤のクロスに難波がヘディングで合わせて1点差。
41分、相手のカウンター。エリアから飛び出した菅野を躱したドゥンビアが決めて2-4。完全に裏へ抜け出されていたので菅野の判断は悪くなかったと思うし、リスクを承知で戦っていたのでこの失点は仕方なかった。
試合終了。2-4。
前半で試合を決められて、後半帳尻を合わせる試合が二つ続いたわけだが、どうしたものだろうか。選手のがんばりには「駄目だ」と切って捨てる気持ちになれないし、今日の後半の戦いには正直熱くなるものがあった。もしかしたら追いつけるかも、と本当に思った瞬間もあった。が、冷静になってみればとても満足できるものじゃない。
成績の上がらない状況が続くなかで、実は神戸と柏を相手にするのを楽しみにしていた。見慣れた顔を前に去年のことを思い出して、初心に返った戦い方ができるんじゃないかと。だが甘い考えだったようだ。
去年の試合巧者ぶりはどこへ行った? 失点はどれもミス(あえてミスと言い切ってしまおう)から。前半の戦いも去年なら余裕たっぷりに「よしよし、うちのペース」と言えたはずだが、45分保たない。できること以上のことをやろうとして失敗している気がする。
大雑把には、残留するには1試合あたり1点くらい勝ち点が必要だ。17試合で10点。半分終わって7点足りないので、後半は17試合で24点は必要になる。今でいう川崎・清水・神戸くらいの成績だ。それくらい足りない。
来週は、前回ちんちんにやられた千葉が相手だ。中断期間を待っている余裕はない。