もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

今の力

首位サンフレッチェ広島との対戦で、ようやく3回戦総当たりの一回りめが終了。負けはしたが、感動するような見事な横浜の守備だった。
チームとしての成熟度は、広島とはまだまだ差がある。次の対戦までにどれだけ差を詰められるか、楽しみにしたい。
発表されたスタメンは、前節からは中2日だけれどほぼ変わらず。

    池元 アンジー
滝澤          根占
    八角 エリゼウ
太田  山田  八田  洋介
      小山

カズが外れ、八角が入った。

守る守る

広島が攻め、横浜が守る、どちらにとっても自分たちの持ち味を出した戦い方、といったところか。
広島が他チームと違うのは、個々の技術はもちろんだが、何より遠目からのシュートが枠に飛ぶこと。横浜の守備はバランスよく相手の思うようにはさせないが、DFラインの前の小さなスペースでも前を向かせると危険。エリゼウが獅子奮迅に相手を追いかけ回す。
横浜はカウンター狙いだが、広島の3バックはポジショニングがとてもよく、裏へ抜け出すチャンスはない。出し手に時間を与えられず、アンジーや池元へは良いボールが入らない。とはいえ、悪くない。緊張感のあるとても良い試合。選手たちの表情もどちらも充実していて、ところどころ激しい当たりもあるが、変に熱くなったりもしていない。
40分、CKから槙野に強烈なヘディングシュートを放たれるが、小山がビッグセーブ。
解説がしきりに「今日の広島は攻撃の出来がいい」と言っているが、同時に横浜の守備も「きれいなゾーンディフェンス」と褒める。実に同感。J2というカテゴリーで行われる試合としてはかなりハイレベルと感じた。
ハーフタイムに、八角からヨンチョルに交替。都並監督、いつになく積極的。
55分、縦パスに反応した佐藤寿人にゴールネットを揺らされるが、これはオフサイド。でも安穏とはできない。佐藤寿人ならなおさら。
後半は横浜にちょっとしたミスが増えて、広島のシュートが増える。枠に飛ばないことが多いのが助けだが、徐々に疲弊しているのが分かって見ていても苦しい。
残り5分、左サイドからのアーリークロスがファーまで流れ、折り返しを詰められてついに失点。集中力が切れたわけではなかったが、時間帯がいかんせん悪かった。
残り時間は御給の頭に合わせるパワープレーも見せたが、エリゼウが前半に一度痛めた足を再び痛めて担架に乗ると、そこでタイムアップ。0-1で敗戦。
よく戦ったが、悔しい負け方になってしまった。

この試合は大きな糧にしなければ

横浜は、大枠では狙ったとおりの戦い方ができていたと思う。誤算は、カウンターでのチャンスメイクが思いのほかできなかったこと。特にヨンチョルを入れた後などは、前での選択肢を増やしたはずだったが、効果は薄かった。
これまでやってきたチームづくりを、明らかに頭一つ抜きん出た広島相手に試す好機だったが、結果は出せなかった。ただし内容では成果も見せられたし、また課題も見つめ直せた。
うちは発展途上のチーム。もう一歩上を目指そう。