もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

予想外の善戦、予想通りの敗戦

今年こそ昇格と意気込んで現在3位の湘南ベルマーレと、アウェイ平塚で対戦。内容は思いのほか良かったものの、PKによる失点で敗戦。
観戦へのモチベーションが今ひとつ上がらなかったのは、またしても苦戦続きの仕事のせいだけではなかったと思う。加えて芳しくない天気予報。前売り券を買わなかった時点で行かないのはだいたい決めていた。19時よりスカパー観戦。
スタメンは勝利した前節のまま。

    難波 アンジー
滝澤          カズ
    智吉  根占
太田 エリゼウ 八田  吉田
      小山

アツがベンチにもいないのは「戦術的な理由」だそうだ。今は多くを語るべき時期ではない。
湘南は欠場が多いらしいんだけど、今のうちはよそのことを考えられる余裕はないからよく分かんないや。

横浜が優勢?の試合展開だったが…

序盤のペースのつかみ合いでは、球際での競り合いはなかなか見応えがある。横浜のパス回しには相応のリスクをかける意思もあり、安易なバックパスはない。前へ行く意識も高く、智吉、根占、エリゼウが機を見て前線へ駆け上がる。相手陣での時間も長く、好調の湘南に伍している。
短い距離での楔の縦パスが躊躇無く入るのが、見ていて気に入った。
20分過ぎくらいで試合がようやく落ち着く。闇雲なチェイシングが減り、どちらもバックラインで少しゆったりとボールを持てる時間ができる。リズムが変わったことで緊張感が途切れなければいいがと注視していたがそんなこともなくて、横浜はうまくポゼッションする。湘南の守備はファールが多いが、セットプレーは距離が遠くてチャンスにはならない。湘南はコンビネーションがちぐはぐ。右サイドバックのオーバーラップが目障りなくらい。
44分、湘南のコーナーキック。ゴール前でヘディングで競り合ったエリゼウとジャーンが倒れたが、岡田主審は止めなかったミスジャッジ。何を見ているのか。ジャーンは血だらけで担架に乗り退場(その後病院へ直行したそう)。
前半は納得の試合で終了。0-0。
後半、湘南は頭からトゥット投入。線はだいぶ太い(100kg近くあるんじゃない?)が怖いのは変わらない。
5分、中盤高い位置で奪った根占がミドル。キーパー金永基がナイスセーブ。
11分、サイドからの低いフリーキックを原に頭できれいに合わせられるが、小山がナイスセーブ。良い試合だ。
18分、加藤望がトゥットとワンツーでの抜け出しを狙ったところを、智吉が後ろからひっかけてPKの判定。トゥットが決めて湘南が先制する。加藤へのプレッシャーが甘かった。あそこでやらせてはいけないのだが。せっかくいい試合運びだったのに、こういう詰めの甘さこそが今季の横浜の弱さの一因。
20分、右から深く切れ込んだ難波が倒れたが、シミュレーションの判定でイエローカード。確かにPKをもらいにいったプレーだが、ファールを取らないのはともかくカードは厳しい。岡田め。
その後は横浜が強引さも織り交ぜながら何とか追いつこうと攻め、湘南がカウンターという展開。横浜のパス回しにスタンドからは大きなブーイング。あの平塚でこのホームっぽい雰囲気とは、ちょっとうらやましい。
横浜はけっこう前がかり。ディフェンスが下がり過ぎて中盤にスペースができはじめる。カウンターを受けると中盤はスカスカ。リスキーにやっているから致し方ない面はあるが。
中継でカズに替えてヨンチョルという情報が入ったとき、真っ先に「期待できないな」と思ってしまった。このところのヨンチョルはだめだからなあ。相手ゴール前で決定機を作れない場面では、実況アナに「個人技頼みの横浜FC」とも言われてしまうし。根占の強烈なミドル。池元のドリブルシュート。持ち味は出しているのだが。
37分、トゥットが八田とからんで負傷。プレーは続けるが足を引きずっている。
残り3分、難波に替えて八角。でも八田もエリゼウも上がらない。??? そのまま試合終了。

意欲は買うが、チーム力の底上げには懐疑的

結局雨は降らなかった。天気の予想は外れたが、勝敗は残念ながら予想どおりだった。
今日の試合では、シーズン当初に感じたチームのファイトする意欲とか、負けん気とか、そういうものはたくさん見えた。「善戦した」という感じも似ている。選手の試合に臨むモチベーションも思いのほか高かった。あの頃だったらまた違った感想を持ったかもしれないが、もうシーズン終盤なので。
試合後のスタジアムの盛り上がりを見て、ここへ行かなくて良かったと思った。今の精神状態であれはキツすぎる。