もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

署名部分を引用しないThunderbirdは賢い

会社で使っているThunderbirdだが、引用したときに元のメールの署名部分を自動で取り除いてくれることを知る。本文と署名の区切りを使って某かの有用な機能を見たのは、たぶん初めてのこと。これ、なかなかいい。
本文と署名との境界は"-- "(ダッシュ・ダッシュ・スペース。sig-dashesとかいう言い方であるらしい)で区切るのが「事実上の標準」だそうで、これ、mozilla系のメーラーだと署名の前に勝手に入ってくるからユーザーなら見た事があるはず。自分も昔使っていたNetscape Mailが挿入してきたこれがどんな意味か知りたくて、当時ネットで調べたのが知るきっかけだった。
だが、この書き方はぜんぜん一般的じゃないみたいだ。メールボックスの8割を占めるOutlook Expressユーザーからのメールには、ざっと見た限りこの書き方はなかったし、そういったことには詳しい筈のISPやソフトウェアのサポートデスクからのメールにも、数える程しか見られなかった。少し前によく見かけた「メール使い方指南」の記事などでも聞いたことがない。啓蒙する人がいないのならば、それも当然か。
他のソフトはどうかと手近にあったもので確かめてみるが、結果は芳しくない。Outlook ExpressBecky!Apple Mail、どれも特殊な動作はせず、本文と同じに扱われる。逆にThunderbirdでは最初に挙げた機能以外にも、この記号以下を署名と見なして本文と分けてグレーで表示したりもする(Gmailでもそうらしい)。
色が変わるのは別にしても、引用から除いてくれるのは理に叶っているし良いと思うのだがなあ。返信や転送を経て届く上司からのメールに、辿ってきた全ての人の署名――飾り罫で囲まれた、10行以上あるのも珍しくない力作揃い――が誇らし気に並んでいるのを見るにつけ、そんな気持ちが増すのだが。
Windows Vistaに合わせてWindows Mailへと変わるWindows標準メーラーが、気まぐれにでも対応してくれたりしないかなあ。