もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

出直し

岸野監督を解雇しての出直しゲーム。ニッパツ三ツ沢にてヴェルディ戦。
結果は0-0のスコアレスドロー。狙いを持って戦い、その狙いがピッチ上に表現され、見る側にもそれが見え。勝ち点は1だったが、久しぶりに価値のある試合を観た気分。
出先から駆けつけ、スタジアム入りはぎりぎりキックオフ前。あろうことか年間シートチケット兼のクラメンカードを忘れてしまい、当日券購入。どうせ購入するならと、珍しくバックスタンドに入ってみた。横から見るピッチは久しぶり。LEOCカレーを食べながら選手入場を見守る。ゴール裏には「団結」のゲートフラッグ

      大久保
      カイオ
内田  八角  中里  杉山
阿部  中野  森本 テホン
       関

発表のポジションは2トップだが、縦の関係か。中盤はフラットで、4-4のブロックで守備を重視したポジショニング。右SBはパクテホンで、守備に難のあった杉山を一列前にした。CBはコンビごと昨季終盤の二人へ入れ替えたが、これは前節から日が短かったためなのか、それとも連携面を重視したものか。
試合は終始、ヴェルディが攻め、横浜が守る展開。押し込まれている面もあるが、横浜があえて守備的戦術を取っているのが分かる。中盤の底の二人はずっと攻め上がりを自重している。
ヴェルディのスピードのある攻撃は、厚く守ってよく防いでいた。ラインはどうしても低い位置になったが、裏のスペースが少ないのはどちらかと言えば幸いしていたようだ。それが狙ったものなのかは分からない。
ヴェルディの拙攻は、疲れもあったろうか。アウェイ側サポーターは「最下位」相手に攻めあぐねる味方と、不利なジャッジにかなり熱くなっているように感じた。
横浜の反撃はようやく75分過ぎ。大久保のワンツーでの裏への飛び出しや、クロスに内田のヘディングなど、短い時間ではあったがよい時間帯をつくった。我慢勝ちではあったが、ゴールには至らず。
調子の上がらないチームに、まず基本に立ち返って守備の再構築に着手したのは、面白みのない無難な戦い方だったが、それすらできずに迷走していたチームにとっては有効だった。「相手を0で抑える」というはっきりしたイメージを共有できて良かったのではないか。
ピッチをじっくり見て気が付いたのは、声が少ないこと。味方へプレーの確認や指示の仕草を見せるのは内田と杉山くらいで、八角ですら味方のプレーを見てしまって次のプレーが遅れたり、個々の集中力がないと感じた。中里や大久保をはじめ、プレーの判断が遅い。個人能力には疑問符が付く選手が多かった。内田はやはりいいね。キャプテンマークが頼もしい。
2節のスコアレスドローとはまったく違った印象で帰路についた。
付記。
バックスタンドは何年ぶりだったろう。ゆったり座って、広い視界の中、じっくり試合を観るのは楽しかった。腰痛で長い時間立っているのが容易でないので、こちらの方が今の自分には合っているようだ。
それと、あのとんちんかんな罵声を飛ばす女性は未だ健在で、非常に鬱陶しかった。あれがなければなあ。