アウェイ、FC岐阜戦をオンデマンドで観戦。1-0で横浜が勝利。
これで4試合連続無失点。……喜ぶべきことなのだが、後半、リードを意識してあまりに守備的になってしまったのは勿体なかった。
横浜のスタメンは、#10寺田が警告累積で出場停止のため、代わってシャドーの位置には#7内田が入った。それ以外はほぼいつも通り。21位に沈む岐阜はチームの起爆剤的意味合いか、MF#39風間宏矢、DF#34渡邉将基の二人が加入後すぐにスタメン起用。
現地はかなり暑い模様。
キックオフから15分はどちらも能動的だったが、徐々にボールを持つ横浜、守る岐阜の展開に。横浜はスタート直後は#39大久保へのロングボールを多用していたが、パスを回してポゼッションを高め出す。岐阜の守備は球際でゆるいのか、ゾーンの間へもパスが通る。裏へのスルーパスにはサイドバックのオーバーラップ。#8佐藤の直接FKはGKにセーブされる。
岐阜の攻撃はカウンター含め、ロングボールにアジリティの高いFWが駆け込むのみ。
29分に横浜が先制。南のフィードに大久保が競り、こぼれたボールを拾った#14小池がドリブルからそのままシュート。グラウンダーでゴールキーパーの脇を抜いてゴール。実況アナは「徹底して大久保へのロングボール」とのたまっていたが、得点シーンがそうだったからといって雰囲気で適当なことを言うのはやめて頂きたい。
恐らく暑さから、前半残り10分でもうこのまま終われればと時間を使い始める横浜。岐阜の反撃らしい反撃もなく、そのまま前半終了。
ハーフタイム、岐阜はファールの多かった#23小野→#28水野。
後半はまた岐阜ペースでスタート。何分持つかと高を括っていたが、結局最後まで岐阜の流れだった。中盤に入った水野からはよいパスが出て、高い位置を取った#6高地がドリブルで侵入。サイドからのクロスに#9難波が合わせる等。シュートが枠に飛ばないのが横浜には幸いした。
横浜の反撃はカウンター。小池が右サイドを抜け出し独走、折り返しに大久保が右足で合わせた決定機も、シュートはバーを越えた。
岐阜が攻め続けたが、決め手を欠いてそのままスコアは動かず試合終了。
最下位だった大分が勝利したので、岐阜は入れ替わって最下位転落。確かに守備での脆さはかいま見えたが、そこまで悪い内容とも思えなかった。
横浜はよくない試合運び。リードした後半、ボールを失わないように腐心するあまり積極性を欠き、重心が後ろすぎて岐阜の攻撃をまともに受け続けた。もっと普通にプレーすれば、前半のような優位が保てたのではないかと思うのだが。#20中里→#30渡辺の交替も74分と比較的早く、それに拍車をかけてしまったか。
次節はその中里が累積で出場停止。渡辺を使うか、寺田を一列下げるのか。駒の数で言えば後者の方が次の手が打ちやすくなるが、寺田と佐藤の2ボラは少々守備で心許ない気がする。