Time CapsuleへのTime Machineバックアップは、聞いていた話と違って、バックアップ中にははっきりと作業を邪魔される。
ビーチボールが回ってSafariの動作が緩慢になったり。Safariに限らずいろいろなアプリケーションが止まったようになる。Time Capsuleはすぐ横に置いてあるから、始まるとカリカリとHDDが回り出す音が聞こえるけれど、例えそうでなくても「あ、はじまった」というくらいに分かる。
それはiMac G5での話で、MacBook Airではそんなことはない。ホームフォルダの中身とか、バックアップ対象となるファイルの数には大きな差があるので、それでなんだろうと思っていた。
なんの気まぐれだったか、ふと検索してみた。
ウイルス・スキャン・ソフトウェアを使っているときは、Time Machine バックアップの速度が非常に遅くなることがあります。「Norton Antivirus 10 AutoProtect」などの製品を使っている場合は、バックアップ中は切にしてください。
Mac OS X 10.5 Help: Time Machine の速度が遅い場合
うちではけっこう長いことVirusBarrierを使っている。入れた当時は、会社で使っていたSAVと違って動作に悪い影響が見えなくて、なかなか良いモノと思っていたのだ。今のバージョンはX4。
でも、最近はあまり良い印象がない。アップデートに失敗したり、成功してもやたら再起動を促されたり。ライセンス期間が残っているのに最近出た新バージョンへのお得なアップデートサービスもないようだ。Mac向けウイルスの懸念が高まってきているご時世だから我慢して使っている、という雰囲気になりつつあった。
いいキッカケだった。じゃあ一回消してみようかと。
取っておいたインストーラー起動して、アンインストールを実行する。削除するときは再起動しないのね。気持ち悪いので手動で再起動。
Time Machineの動作を確かめる以前に、何だか全体的に動作が軽くなったような気がする。ちょっと試してみると、
- FinderのCover Flow表示のときの、プレビュー作成がかなり早くなった。
- Dashboardでネットから情報を取るタイプのもの（特にTelevi）がかなり早くなった。
- AirMacユーティリティを起動したときの、Time Capsuleが見つかるまでがかなり早くなった。
と、体感できるほど早くなったところがいくつも。ネットワーク接続が顕著だが、全体的に軽い感じになった。
懸念のTime Machineもかなり改善したようだ。「最新のバックアップ」が行われた時間を思い出しても、極端に動作が遅くなった覚えはない。これが原因だと思って良さそうだ。
VirusBarrierは最新のX5が既に出ていて、そちらではもっとマシなのかもしれないが、一応「Leopard対応」をうたっているX4がこれだったのだから、がんばって買おうとはちょっと思えない。
ウイルス対策はMacBook Airで使っているClamXavでも問題ないだろう。あとで入れよう。メイン機でも使うのなら、Donateしたほうがいいかな。
