もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

太田宏介vsナイジェリア

FIFA U-20 ワールドカップ、日本vsナイジェリアをTV観戦。
日本は既に2勝して決勝トーナメント進出を決めているから、この試合では大幅にスタメンを替えてくるだろうという話で、我らが太田宏介も出番があるらしかった。だからこそ予めキックオフの時間も調べておいたのだけれど。ながら観戦だった過去2戦とのこの違いよう。
中継がはじまり選手入場が映ると、その中に17番が見えて一安心。ポジションは安田に替わって左サイドバックとのこと。横浜FCではセンターバックだが、元々サイドの選手だからこれは納得。実況の青島アナは太田を「『横浜FCの』太田宏介」と何度も紹介し、クラブ初の代表選手であることにも触れていた。サポーターとしては単純にうれしかった。試合前の国歌演奏のシーンで神妙な気持ちになり、ようやく「代表に選ばれたのだ」と実感できた。
試合は0-0で引き分け、日本がグループ1位で決勝トーナメント進出。
前半は、半分まで日本がペースを握って、その後半分がナイジェリアペース。
ハーフナーのポストと梅崎の突破から再三チャンスをつくった日本だったが、シュートが枠に飛ばず無得点。ナイジェリアは一瞬のスピードとテクニックで日本ゴールを脅かした。日本の左、ナイジェリアの右でプレーする回数が多く、必然的に左サイドバックの太田が画面に映る回数がやたら多い。
前半でオーバーラップは5回程。前が一人で打開できる梅崎なので、特に日本が優位に進めていた時間は自重していた感じ。ナイジェリアペースになってからは守備に追われていた。パスの半分くらいが同部屋のハーフナーへだったのが面白い。チーム内の人間関係を想像したりして。
ディフェンスは割と自由にラインから出て中盤へもチェックしにいく。逆サイドから攻められたときはセンターまで絞って相手FWをマーク。その後ろをナイジェリアが使って来なかったのと、梅崎がよく戻っていたのでそこは大丈夫だったけれど、ちょっと自由人すぎないかと心配でもあった。ヘディングではけっこう勝っていたけれど、味方のセットプレーでは残る係。
後半途中にピッチサイドに安田が出てきたときは焦ったが、交代は梅崎と。そのまま90分間プレーした。
解説の風間八宏はたいていのプレーを褒める「フジテレビモード」だったので、何だかずいぶんと良いプレーをした印象ばかり残ってしまったが、実のところはどうなんだろう。終始落ち着いてプレーできていたのは頼もしかったが。
ナイジェリア相手に無失点という実績で、今後、梅崎と安田のどちらかが欠けたときには、後ろに太田を入れる形が選択肢としてできたのならよかったんじゃないかな。太田にとっても、チームにとっても。
渕野辺高校でのプレーは高校選手権をTVで見た一試合だけなのだけれど、あそこから比べるとその成長ぶりには本当に驚かされる。若いっていいな。また一皮むけた姿で横浜FCのディフェンスラインに戻ってくるのが今から楽しみだ。