もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

イベントいっぱい、観客いっぱい

第2クール初戦であり、この試合の後には約1ヶ月の中断期間となるジェフ千葉戦。スポンサーの協力でうちの試合とは思えない観客数(43,117人!)に「興行的には成功なんじゃないかな」。
試合は、開始早々の失点をはね返すことができず0-1で敗戦。帰路で思ったのは、何だかいつもどおり負けてしまったなあということ。驚きはなく、いつもどおりに。
昨夜は年甲斐もなく夢を見た。難波と親しく話して最後は「がんばれよ」と別れるという、なんとも気恥ずかしい内容だった。もちろん熱心さとは無縁な似非サポーターは選手と話したことなんてないから、本当の難波があんなに紳士的な人物かどうかは知らない。しかし、自覚している以上に彼への期待は大きいんだなあ。
14時キックオフなので、昼前には家を出る。横浜線快速を新横浜で乗り換えると、既に青や黄色の姿がチラホラといて、なるほど客足は良さそうだ。小机駅の混雑、スタジアムへの道程ではその予想以上の人波にちょっと怯む。席を心配して早足になったりして。
スタジアム到着。まずグッズ売店で「カズダンス和手ぬぐい」購入。席は前回来たときと同じらへんへ。ふと見ると隣はこれまた前回と同じ親子連れで、言葉は交わさなかったが何だかばつが悪い。
場内ではマーチングバンドの演奏中で、てっきり大人だと思っていたが聞くと「かえつ有明中・高等学校」とのこと。その後ゴール裏にてちょっとしたインタビューがあったのだが、一人目の女の子がチューバ担当と聞いて思わず食いついてしまう。自分も昔ちょっとだけチューバを吹いたことがあったから。やっぱりチューバの子はかわいい子が多いよね。
今日は「TOMAS Special MATCH」ということでプレゼント企画をやっていたが、なんと外れなしでタオルマフラー1万枚配布の太っ腹。代表選手の多い千葉相手だから一見さんはあちらびいきかとも心配していたのだけれど、アイテム配布も功を奏してか割とこちらを応援してくれていたみたいだった。それにしてもカズの人気ぶりには本当に驚く。子どもたちはどうしてカズを知っているんだろう。彼らの親父より年上じゃあないか。
スタメン発表。

    平本  難波
滝澤  根占  鄭   内田
和田  早川  小村  山田
      菅野

出場停止の奥に代わり難波が入って、よりオーソドックスな2トップ。センターMFには鄭容臺が、センターバックには小村が。和田が復帰して左SB。控えDFは中島のみ。カズはベンチ。
開始すぐは横浜ペース。クロスに難波が飛び込む。守備はよくコースを切って後ろで回させる。あらいい感じじゃないのと心強くみていたら、ひとつのプレーからあっさり崩された。右サイドで相手を挟んだら、意表をつくヒールパス。フリーで受けた相手選手は縦にドリブル。カバーしていたヨンデは、それまでのマーカーにつくかボールホルダーにつくかで躊躇し、その二人にワンツー、シュート。前半9分だった。ヨンデを責める気は少しもなく、一つのトリッキーなプレーで止まってしまった周りのフォローの遅さにがっかり。しかもまた早い時間に。
その後はやや千葉寄りの流れから、横浜が盛り返して前半終了。
ハーフタイムにはウルトラマンたちが場内を一周。やけに愛想がいい。特にマーチングバンド終わりの女子高生に対してのはしゃぎ様といったら。
後半は立ち上がりに横浜が猛攻。その後は互角。千葉は大きな展開からサイドをえぐってのクロス。横浜は中盤でボールを奪ってのドリブルランから。平本、難波、根占。前半にはあまりなかった勇気のある――言い方を変えれば荒っぽい――ボディコンタクト、激しい奪い合いが増えた気がした。主審も割と流す。思い切りのいいプレーに、千葉の消極的な姿勢も手伝ってチャンスメイク。珍しく中央からの強引な突破でゴール前に迫ったり。
右の山田からのクロスに中央でフリーだったヨンデがボレーシュートも、クロスバーを叩いて惜しくも入らない。ゴール前でのセットプレーは、アイデアが裏目に出たり、枠を捉えられなかったり。
内田は裏への飛び出しを繰り返すが、出し手と合わず見送るシーンが多い。それへ「諦めが早い」と手厳しい声も飛ぶ。チーム全体もがっつり行く場面とあっさりした場面の差が激しく、行けばチャンスも産まれるが、行かなけりゃピンチもきっちり訪れ、どうにも盛り上がり切れない。35分過ぎから続けざまに選手交替したが、決定的な仕事はなかった。
試合終了。0-1で敗戦。失点シーンは完全に崩されてしまったとはいえ、その後の千葉の動きは下位チームのそれだった。返す返すもあの一瞬がもったいない。
今日出番のなかったカズは、去り際にウルトラマンと肩を組んで記念撮影。信義以来の「ミウラカズ、ヤレ!」コールで見送り、スタジアムを後にする。
呆れるような人出の中を進む。子どもたちは試合を楽しんでくれたろうか。手には配られた横浜FCカラーのグッズ。小机駅はホームが混雑し過ぎて一時入場規制。あー疲れた。自宅近くのファーストフードで軽く休憩し、19時帰宅。
さあ、7月は試合がないぞ!
この中断期間は、チーム事情を抜きにしても、うれしい。最近は試合が待ち遠しく思えない――「次こそは」の気持ちが薄れて行くのが自分でも分かって口惜しい――から、1ヶ月の充電期間は一サポーターにとっても有り難い時間だ。しっかり充電しよう。