もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

図抜けたFWの決定力で、劣勢の試合をものともせず勝つ

厚別でのコンサドーレ札幌戦は、先制されながら後半に逆転し、2-1での勝利。2得点のアレモンはこれで11試合出場して9得点。まさにアレモン様々。京都の方には足を向けて寝られないね。それにしても、横浜もこういう勝ち方をするようになったのかと感慨深い。
昨夜は遅かったので昼近くなってようやく起床。昼食を取るともう14時のキックオフ時間で、おもむろにテレビの前に座る。首に青いタオルマフラーをかけていたのは暑くて汗がひどかったからだが、ふとよくドラマでみかける「熱狂的○○ファン」みたいなのを想像しておかしくなった。
横浜のスタメンは、出場停止明けのルイスと内田が両サイドに入った。CBには怪我をおして前節出場した早川に替わって秋葉が初スタメン。カズ、滝澤はベンチから外れた。札幌はフッキと砂川のいない飛車角落ち。負けられない。
試合は最初15分、どちらも機先を制しようと強く出る。横浜は再三右サイドを使って深く入り、今日はけっこう前から行くのかなと思わせたが、15分を過ぎたあたりからペースはぐっと落ち着いていつものように守備をベースにした戦い方に戻る。
19分、札幌のDF加賀がドリブルで上がる。付いていた吉野は完全にクロスを予想してしまい、縦へのドリブルを止められずPAへの侵入を許し、これまたクロスを予想した菅野の頭上を打ち抜くシュート。もったいない失点を喫する。
チームが若い札幌は勢いにのって優勢に試合を進めるが、フィニッシュの精度が低く追加点はなし。特に、背を向けた前の選手が落としたのをそのままミドルシュート、という攻めが多かったのだが、遠目からのシュートはあまり怖さを感じなかった。枠に飛んだのは皆無だったし、それ以前に守ってるのが菅野だからむしろありがとうという感じ。とはいえ、ほとんどいいところなく前半はそのまま終了。
札幌は水曜日に試合がなかったので、横浜はスタミナ面で不安だった。この時点で、追いかける形で後半を戦わなくてはいけないのは正直厳しいかなという印象。
後半頭から小林に替えて崔成勇。右SBに入り、智吉が左にまわった。
3分、ルイスがボランチの位置からドリブルで強引に中央を上がり、トップのアレモンへパス。アレモンは前を向いてドリブルし、遠目から左足でシュート。低い弾道がゴール右隅に決まってあっさり同点。すごいや。アレモンはこれで4試合連続ゴール。
智吉は、中央寄りでプレーするルイスが空けた左サイドをかなり積極的に上がり、時にゴール前まで飛び出しての攻撃参加。崔は精度の高いフィードを見せる。得点後はがぜん横浜が盛り返す展開。33分には、崔からのロングボールが札幌DFのミスを誘い、裏へ出たアレモンがループシュートを決めて勝ち越し。わはは。
その後は時間を使って守る横浜に、札幌はチャンスらしいチャンスも作れず、そのまま試合終了。試合のペースを握っていたのは札幌で、チャンスも向こうの方が多かったが、横浜は最後まで集中してよく守り切った。ラッキーな面も大きい勝ち点3だった。
その他雑感。

  • 城はアレモン加入以来すっかり黒子に徹している。結果としてアレモンのゴールに繋がっているからいいのかもしれんが、本音はもっとシュートを打ってほしいなあ。
  • 智吉は実に良かった。両サイドを危なげなくこなし、運動量も最後まで全く落ちず。
  • 替えられた小林はそれほど悪いようには見えなかったが、崔成勇の右SBは有効だった。選択肢が増えたのは喜ばしい。
  • 初スタメンでフル出場した秋葉は、簡単に楔を入れられる軽いプレーもあったが、まずまずの出来。