もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

vsモンテディオ山形

もうひとつ気持ちの入らないままキックオフを迎えたのだけど、山形戦は他とは違うモチベーションがひとつあるので、最初のプレーで見事にスイッチが入った。明日が早いからとビールを控えたのも良かったようで、ここ最近ちょっとないくらいちゃんと試合を見ることができた。
スタメン発表。アウグストの出場停止を受けて左サイドに入ったのは、ずっとサブからの出場でいい味を出していた滝澤。このサイドは山形のストロングポイントでもあり要注目。その他のメンバーは変わりなし。

 アレモン  城
滝澤 山口 内田 崔
小林 早川 鄭 智吉
    菅野

試合開始。序盤は両チームともにアグレッシブで、1対1での争いも激しく見ている方も熱くなる。山形は予想していた以上に横浜から見た左サイドから攻め立ててくる。逆サイドでこちょこちょっとやって、おもむろにスペースの出来たこのサイドへ大きな展開。サイドアタッカーが一人で行くよりも、2列目からだったり、下がったFWが動き直したりして横浜DFラインの裏を狙ってくる。
10分、カウンターからアレモンが逆に山形のDFライン裏を取り、GKとの1対1を悠々と決めて先制。25分、高い位置で受けた滝澤の仕掛けからのクロスを、アレモンがファーできっちり決めて2点目。早い時間での2点のリードは横浜を落ち着かせ、山形の出ばなをくじいた。2点目以降は山形の元気も心なしか無くなっていたようで。前半はそのまま終了。
後半は、横浜が慎重にボールを回しながら時間を使う。これまでリードを守りきれなかったときも早くに守勢に立ちすぎていた印象があったが、今日もその雰囲気が漂う。山形は相変わらず一方のサイドからだけの攻めで工夫はないが、考える前に走る思い切りの良い飛び出しやコンビネーションで横浜の守備は翻弄される。
13分、早川に替えて室井。どうやら怪我による交替だったよう。押され気味の展開の中で不意のCB交替で心配したが、室井はなかなかに良いプレーを見せてさすが経験豊富というところをみせる。
27分、ペナルティエリア内でのポストプレーでワンツーされあっさり抜け出したレアンドロに、確実に決められ2て-1。このあたり完全に流れは山形。横浜サイドはとても嫌ぁな雰囲気を感ぜずにはいられない。
直後、滝澤に替えて吉武投入。吉武は彼らしい気迫のドリブルを見せ、相手のファールを誘う。山形DF小原は今日2枚目のイエローカードで退場。だが一人減ったようにも見えない山形優位の展開は続き、枠をかすめるシュートが何本も飛ぶ。3枚目の交替のカードは、追えなくなっていたアレモンに替えてカズを予想していたが、崔成勇に替えて坂井という選択。その坂井がきっちりと時間稼ぎのプレーをする。終了直前にゴール近くでのセットプレーが続いたが、なんとか防いで試合終了のホイッスル。
押され気味の展開の中、リードを守ってなんとか勝利。苦しいながらの勝ち点3は大きい。しっかし、どうしてこうも前後半で別のチームになってしまうか。後半は明らかに運動量が落ちてしまう。手放しで喜べない。
その他雑感。

  • 滝澤はアシストをあげてアウグストの不在を補ったが、守備は不満。後半は若干修正していたようだが、特に前半はこちらサイドでやられすぎた。
  • 崔成勇は試合毎に貢献度が増していくようだ。ここは危険というところがよく分かっている。
  • 2得点以外にもおしいシーンがあったアレモン。最後方からのあいまいなフィードでも、山形のDFがクリアし損ねて裏を取れることが何度もあった。あれなら守るより3点目を狙った方が良かったのでは。
  • ハーフタイムでのカズのシュート練習には惚れ惚れ。駆け引きが上手すぎる。最後は付き合ってくれた小山と握手。やっぱり絵になる。
  • 今日の吉武は良かった。ドリブルは「絶対に相手より一歩前へ先んじてやる」気迫があるし、長い距離を走って飛び出したり、常に積極的だった。
  • 主審は大きなミスこそなかったものの、少しイライラさせられた。アレモンへの警告と小原の退場は厳しいと感じた。
  • 試合後のお立ち台、アレモンには楽しませてもらった。何であのタイミングであんなこと言うか。面白かったからいいけど。