もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

vs湘南ベルマーレ

スタジアムに到着すると、ゴール裏席へ顔を出していたらしい足達監督がちょうど引き上げるところだった。どんな話をしていたのかは分からないけれど、あの誠実さは買いたいと個人的には思う。
11月の月間MVP発表。あのハットトリックが効いたのか富永が選ばれ、受賞のあいさつでは「厳しい声をもらったこともあったが」と繊細な面を見せる。来年は気負わずに、「らしい」プレーをもっと見せてほしいね。
今期最終戦のスタメンは、

  城  シルビオ
信義 山口 内田 高田
中島 早川 浮氣 智吉
     小山

今日で引退の重田がベンチ入り。信義への声援は、試合前からすごかった。
試合はといえば、結果はホーム最終戦での1-4大敗。先日発表されたチームを去る選手のことがあって、自分はあまり試合に執着していなかった。そんな気持ちをサッカーの神様に見透かされわけでもあるまいが。
試合開始早々の先制ゴールはすばらしかった。相手CKのクリアから速攻を仕掛け、左からのグラウンダーのクロスにシルビオがダイレクトシュート。右アウトにかけたシュート回転のボールがゴール右隅に決まった。流れは一気に横浜に傾いて、そこから20分くらいまでは圧倒的に横浜が攻めていたのだけれど。

  • 山口のところでボールが落ち着き、リズムをつくれていた。
  • 高田が非常に良い出来で、再三の突破・クロス。湘南相手で気持ちが入っていたのだろう。
  • 浮氣も同様に良かった。身体を張った守備。

20分くらいから急にパスを廻せなくなって、湘南に高い位置からプレスされ苦しくなる。スピードで振り切られる場面も増えてくる。サイド深くからのクロスで何度もひやりとする。
今日はとても寒くて、持参した熱いお茶をがぶ飲みしていたらトイレが近くなってしまい、席を外したのが前半も残りわずかのところ。席に戻ろうと小走りにピッチの見えるところまで行ったちょうどそのとき、目の前のゴールにボールが転がり込んで行くのが見えた。40分、失点。前半は1-1で終了。
後半は前半の悪い流れを変えられないまま、あっという間に3失点。勝敗は決してしまった。

  • 柿本の動き出しの速さにDFが一歩遅れていた。
  • こぼれ球への反応がもうひとつ。
  • 攻めではトップへの楔が少ないし、相手DFラインの裏を狙う意図はもっと少ない。

30分、重田が交代出場する。右サイドハーフの位置から、彼らしい無茶気味なオーバーラップ(勝手FW?)が見られてうれしかった。信義とのパス交換はあまりうまくいかなかったけれど。
試合後にはセレモニー。奥寺GM、足達監督、キャプテン城のあいさつと、「みんなが選ぶMVP」の発表。そして、重田征紀引退のあいさつ。サポーターはたくさんの「2」を掲げて惜しむ。チームメイトに胴上げされる重田。
ゴール裏で恒例の写真撮影。自分も隅に収まる。一度みんなが引き上げた後に、信義と重田が再びゴール裏へ来てくれて、メガホンでサポーターへひと言くれて、コールで返す。対岸では大きな「9」の横断幕で高田ヤスを迎える湘南サポーター。スタジアムを出ると、大友が笑顔でファンに握手で応じていた。そんな時間を過ごして、ようやく今シーズンが終わったのだと実感でき、ごちゃごちゃしていた頭の中が少し整理された。ひどい負け試合だったけれど、試合前より試合後の方がずっと安定した心の状態だと感じられる。行ってよかった。
【J2:第44節】横浜FC vs 湘南:試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)