西が丘での、ホームとは思えないホームゲーム、松本山雅FC戦。0-2で敗戦。
負けたのももちろんだが、サッカーの内容といいスタジアムといい、エンタテイメントとして今季ワーストゲームだった。
13時キックオフのデーゲームだったので、食事はスタジアムで。着いてすぐに売店で、600円のカレーと200円のドリンクを買ったら、売店のお姉ちゃん、電卓で計算した挙句「900円です」とのたまう。最近この手の暗算しない(させない?)レジが増えたけれど、遅いせいで列も長くなるし、正確を期して間違ってちゃお話にならない。
スタンドはゴール裏席。キックオフ1時間前だったので座れたものの、そこは椅子のないコンクリート打ちっ放しエリアで、座っていると尻が痛くなった。元々角度のないスタンドで座っての観戦は、見通しがかなり悪かったのだが、周りには子どもが多く、立って観戦は迷惑だろうと思われた。これなら前回のように後方からの立ち見の方が良かった。
スタメン発表。
試合後の監督コメントでは「3-4-2-1を最初からやった」とあるのだが、現地では3バックには見えなかった。但し「サイドの守備がスカスカだ」とは感じていて、それが最終列3枚を指向した結果だったのかもしれない。
試合は、開始直後の松本のCKから失点。その後もまったく流れを掴めない。これも選手コメントにあるように、遅攻になってもつないでリズムを作るいつものサッカーを放棄して、なぜかソンホにロングボールを蹴ってばかりいた結果で、なぜこういう唐突な路線変更をしたのかが解せない。ソンホは長身だがロングボールでポストプレーさせるタイプでないのは随分前に分かったはずだが。あれでは野崎も活きない。
観ていた座席は前半横浜の左前方で、試合は右サイド深くで展開されることが多かったので、ちょうどピッチの対角線上であり、何をやっているのか細かいところは全然見えなかった。
早い時間に松下裕樹が故障し、その後ピッチに復帰して後半までプレーしたものの、動きはいつもに比べて精彩がなかったのも痛かった。その分、寺田や松下年はがんばっていたと思うが。
2失点目は壁の作り方が悪くFKを直接決められたもの。
その後は松本がペースを落としたのと、横浜がようやくいつものサッカーに戻したことで、劣勢ながらも試合になった。
とはいえ、松本の割り切ったサッカー、守備ではチェイシング、攻撃ではロングキックとロングスローに、前回対戦と何ら変わらず注文通りにやられてしまったのが歯がゆかった。#10船山にやられたのならまだしも、#20山本にあんなにやられてしまってはいけない。同じ負けるにしても、京都みたいなサッカーなら観戦のし甲斐があるが、こういうのは観ていてつまらない。
お互いバーを叩いたりライン上でのクリアがあったりはしたものの、結局ゴールは生まれず、そのまま0-2で試合終了。
そして、入場者数はたったの5,335人。J2のドル箱カードである松本戦に西が丘しか使えなかったのはもっと歯がゆい。