所要で遅刻したため、スタジアム到着はキックオフ数分後だった、6日のザスパクサツ群馬戦。改めてオンデマンドで最初から見返した。スコアは1-0で勝利したものの、劣勢だった時間がかなり長かった印象を、実際にはどうだったのか俯瞰して確認。
9/6 vs.ザスパクサツ群馬 18時キックオフ - YouTube
この日は『GENOVA MATCH』ということで、子どもやファミリーの観客が多かった。もちろんメインスタンドには応援団の姿。
前節に負傷した影響で、右SBは#15市村ではなく#14小池。小池のいた左SHには#7内田。シーズン終盤に向けては出場停止も増えるので、こういった細かな入れ替えでもスムーズに試合に入れるのが大事。対する群馬は負傷者が多いとのこと。
キックオフからしばらくは中盤での奪い合いが続き、時々ショートカウンターのようなスピード感のある攻撃でお互いにゴールに迫る。群馬は#15瀬川らが小池のサイドから攻めてくる事が多く、24分、瀬川のクロスにゴール正面から#10平繁の倒れながらのシュートは、枠をわずかに逸れて難を逃れる。対する横浜は、左サイドの内田が左サイドからチャレンジしている。
28分、小池のオーバーラップからのクロスに#24松下年が飛び込むが届かず。
38分、群馬の攻め上がりを奪ってからの速い展開。左サイドの内田からのクロスは大きくなり群馬ボール。そこからのパスを中盤で奪って再度攻め直し。左サイドからオーバーラップしてきた#27中島がクロス。PAに横浜の選手は4人。#39ソンホの競った裏で松下年がトラップ、シュート。GK#23富居が弾くが、素早く詰めた#5野村が押し込んでゴール! ワンちゃんへのゆりかごダンス!
傘がいらない程度だった雨が少し強くなり、慌ててレインジャケットを羽織る。前半はそのまま終了。
公式スタッツではシュート数5-3。前半の前半から長い時間、群馬がやや優勢と見えたが、横浜が終わり間際に強く出て、その時間帯に得点を奪えた。
後半は開始から横浜が攻撃に出る。#10寺田からの浮き玉のパスに野村がシュート、サイドチェンジから小池が持ち上がりそのままシュート。左から内田がえぐってクロスもソンホのシュートはミートせず。細かいパス交換から松下年のシュートはGKがキャッチ。
徐々にゲームが落ち着くと、60分頃から横浜がボール保持する時間を増やそうとする。無理して攻めずにピッチを広く使ってパスを回す。
70分、群馬のカウンター。#16金沢のシュートは味方に当たって枠を逸れる。この時間で群馬の波状攻撃。横浜の守備も最後のところではよく身体を投げ出しシュートブロック。
75分、野村に替えて#18小野瀬、傷んだヨンハに替えて#8佐藤。
78分、群馬#6小林のミドルシュートは#18南が横っ飛びファインセーブ。
最後の10分は時間を使って、横浜がそのまま逃げ切った。
最近の試合の中では、相手の時間が特に長く感じた。それでも守備の意識を高く、相手ボールではあっても同時に相手に時間を使わせているようでもあり、そのところの頼もしさのようなものは感じた。
心配は、前節の市村に続き、今節はアンヨンハも負傷で交替したこと。チームが復調したことにはある程度メンバーが固定されてきたことも要因としてあったと思うのだが、ここにきて特に守備の選手にアクシデントが増えているのは心配ではある。
群馬は、平繁以外のフィニッシャーに迫力不足は感じるものの、この下位の順位にいるようなチームの状態とも思えなかった。天皇杯で浦和を破ったのをTVで見た印象も強いのかもしれないが、この日もそれは感じた。まだフィットしきれていない外国籍選手の活躍次第でもあるだろうか。
試合後のスタジアムでは、ゴール裏のお立ち台に上がった選手たちといっしょにみんなでゆりかごダンスをして、とても幸せな時間を過ごした。ホームゲームで勝てなかった時期は憂鬱だったものだが、今は毎試合後が楽しみで仕方がない。