20日(金)、J2昇格組であるツエーゲン金沢とのアウェイゲームはオンデマンドで観戦。2-1で勝利。開幕3試合で2勝1分け。
FWには#11カズではなく、前節に途中出場して動きがよかった#9黒津。それ以外は前節と同じメンバー。
試合はいきなり動く。9分、黒津が裏へ飛び出しDFと競って得た、ペナルティエリア左、角度のないFK。#24松下が意表を突いて直接決め、横浜が先制。
その後は金沢がポゼッションし、横浜はときおり裏への狙いで応戦する程度。
金沢は守備時は4-4-2の中盤以降が固くブロックを作るので、攻守の切り替えからなかなか前の人数が揃わない。高い位置へ持ち出すときにサイドへ偏っていたのは、横浜がそういう対応をしたせいもあったのだろうが、中継でもFWの名前が出ることは少なかった。3列目以降の攻撃参加も少ない。南の活躍する場面もセットプレー以外ではなし。
そして、失点はそのセットプレーから。37分、右CKをニアで競られて、こぼれたところを#5太田に押し込まれた。それまでも再三見せていた訓練されたセットプレーでやられてしまった。前半は1-1。
後半も、早い時間に得点が動く。
53分、右サイドから松下のFK。跳ね返されたボールを#6中島がダイレクトで再びフィードしたのを、駆け上がった松下がこれもダイレクトのクロス。ニアで#19小野瀬がスルーし、#39大久保のボレーシュートは当たりは弱かったもののいいコースへ飛んで、横浜が再びリード。
前半はリードしてから金沢ペースになったが、後半はそのまま横浜が流れを放さずにポゼッション。
75分に積極的に仕掛けるタイプの#49田中パウロ淳一が入ると、金沢は前でのアクセントが付いて横浜はピンチが多くなったが、終盤の近距離でのシュートも南がビッグセーブ。なんとか逃げ切った。
横浜はリードした時間帯、攻撃するのは両FWと両SHの4人が担当し、ボランチは上がりを自重することが多かった。プレーエリアは低かったものの、特に#10寺田の気を利かせたプレーが目立った。試合展開によってプレーを変えられる彼の存在は大きい。チーム全体でみても落ち着いたプレーがよく見えた。
黒津は裏を狙う形がよくハマり、何度かシュートチャンスも作れていた。プレー強度の面や試合展開からも、選手交代しにくいふうではあったので、カズが出場しなかったのは金沢の一般客にしてみれば残念だったろうが。
次節はセレッソ戦。