もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

金星を取り損ねて、悔しい

首位セレッソ大阪戦は三ツ沢でのホームゲーム。先制され、逆転したが、追いつかれてドロー。
もちろん一時は勝ち越していたので、勝てたんじゃないかという思いがあってとても悔しい。それでも首位相手に良いゲームができたので、満足感も少なくない。

試合前の雑談

「らーめん むつみ屋」で今日だけ300円のラーメンを食す。汁物だしスタンドまで持って戻るのもアレなので、店の横あたりで立ち食いしたのだが、細麺で好みの味。とても美味しかった。売店周辺はけっこうな人で、いつになくにぎやかでいい感じ(観客数は4,453人)。食べながら近くにいたスタッフの方と話をしたのだけど、なかなか面白い話が聞けてよかった。今日の試合については「難しい」という見解で一致…。
その後グッズ売店へ行って、トレカとバインダー、初めてピンズを一つ購入。ピンズは早川で、なかなか引きが強いじゃないかと自己満足。
スタンドへ戻ると、F!リーダーズが既に整列していた。すぐパフォーマンスがはじまり、その後3人組の新作グッズ紹介と、いつものように時間が過ぎるのだが、5時をまわってもまだまだ暑く厳しい。
スタメン発表。

    アン  難波
片山          西田
    八角  智吉
吉田  早川  八田  田中
      岩丸

栃木戦が中止になってヨンデの出場停止が持ち越されてしまったので、中盤の底には智吉。SHは片山と西田。

リードを一時はひっくり返す

試合はやはり実力に勝るセレッソが仕掛け、横浜が守備からカウンターを狙う形。
セレッソはさすがに各選手の能力が高く、展開が早くて大きい。サイドチェンジに横浜の守備が走らされている印象が常にあった。第1クールでは対戦がなかったマルチネスはかなり警戒していたようで、ボールを持ったときには早めにチェックしているようだったが、そこだけでなく他でも各所で1対1で劣勢を強いられて、危なっかしさは否めない。
横浜も時折、抜け出せばチャンスになりそうなシーンはあったが、守備の意識が強すぎて攻撃への切り替えが遅く、前の人数が足りなかった。上がってこないことへ「怖がるな!」の声が飛ぶ。相手に攻めさせてカウンターを狙うしたたかさはない。
22分、右サイドからのクロスを、カイオにアクロバティックなボレーシュートを決められて先制を許した。「あれは相手が上手い」まわりの声に同感。
岩丸の攻守もあって前半はその1失点のみで凌いだが、横浜に得点の匂いはなく、後半も厳しい展開は続くのだろうと思っていた。
後半開始。
6分、智吉が蹴った右CKは弾かれたものの、うまく拾ったところを最後は八田が右足でズドン。横浜が追いつく。決めたのが八田というのもなかなかうれしかった。
第2クールも終盤になって上位チームはどこも苦しんでいるが、セレッソも例外ではなく、この横浜のゴールで明らかに浮き足立った。横浜はイケイケになり、両チームの勢いははっきりと逆転して横浜が攻勢。
20分、左から片山が仕掛け、DFラインの裏を狙っていた難波に良いパスが入る。難波がきれいに左足で決めて横浜が勝ち越し。
その後はビハインドを負ったセレッソが反撃を試み、リードを守りたい横浜が守備に意識を置いて戦ったので、流れはセレッソだった。ここで自分たちのペースを渡さないような試合運びはまだ難しいのだろう。
37分、八角から吉本へ交替。八角は毎試合負傷交替しているが、大丈夫だろうか。
39分、セレッソのFK。ゴール前に上がったボールはそのままネットを揺らしたように見えたが、記録は小松のゴール。少し触っていたようだ。同点。
動けなくなった安を池元に替えたが、勝ち越しゴールを狙えるチャンスはなく、そのままタイムアップ。

第3クールが楽しみ

セレッソのサポーターは怒っていた。17位相手に一時は逆転され、なんとか勝ち点1というのがふがいないと感じたのだろう。横浜側は悔しさをにじませつつも、よく戦ったとエールの拍手。選手たちも表情に悔しさを隠していなかった。特にヒーローになり損ねた八田。
先に点を取られると大人しくなってしまう試合ばかりだったが、相手が首位というモチベーションの高さも手伝って、強い意識で戦えたのは良かった。難波がまたゴールを決めたのもうれしい。安孝錬とまわりとの関係も徐々に良くなっているようだ。
後半の良い時間帯では、智吉が中央でつなぎ役を上手くこなしていて、ボールの展開が一度そこで落ち着くのが見ていてよく分かった。智吉はサイドでの良さもあるが、ああいうつなぎでもアクセントになれる。
セレッソは、第2クール最終節の段階だがかなりお尻に火がついているようだ。横浜がリードしている時間帯で、傷んだ選手がいたため横浜の選手がボールを蹴り出してプレーを止めたのだが、セレッソはボールを返さず攻撃した。
カズやヒデなら返したはずだ。考え方はいろいろあるだろうが、サッカーが上手い選手はいてもそういう選手はいないのだろう。現在首位で、まだリーグ戦は3分の1残っていて、それでああいう選択をするのは、ハングリーさと言うよりテンパっていると捉えるのが妥当だろう。
ホームゲーム3連勝は逃したが、上位を相手に良い戦績を残しているこのところの横浜。根占をはじめ怪我人も少しずつ戻りつつある。第3クールは、来季が楽しみになる試合をこれまでより多く見せてくれるのを期待したい。