もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

仙台に引導を渡す

体調が芳しくないので行こうかどうしようか最後まで悩んだのだが、クラブからのメールに背中を押され思い切って行ってきた、国立霞ヶ丘競技場でのベガルタ仙台戦。3-1で勝利。行って良かった!
スタジアムに着いたのは辛うじて試合前。珍しく前の方に陣取る。陸上トラックがあるもののコーナー付近は割と近い感覚で、悪名高きあの地元スタジアムとは大きな差。
アレモン不在で注目のスタメンは、随分久しぶりに感じるカズと城の2トップ。そして驚きは、ベンチに特別指定選手として加入したばかりのFW難波の名前。

   カズ  城
滝澤 山口 吉野 内田
中島 鄭  小村 智吉
    菅野

試合はまず横浜が積極性をみせる。前節の草津戦ではみられなかった動きが随所に出て、どうしちゃったんだろうといぶかしむくらい。草津に負けたのがよほど堪えたのか。まああの試合から中3日で、しかも同じ会場での試合、相手はすぐ下の順位にいる仙台とくればモチベーションが上がらないわけはないよね。
今日はカズがキレキレ。いきなり直接FKはクロスバーに直撃。左足で放ったミドルはGKが辛うじて弾くが、カズ目当ての観客からは「やっぱりすごい」の声。両サイドへ流れてボールを引き出し、センターで張る城とうまく役割を違えている。引きずられるように2列目以降の選手も行くところでは行き、滝澤が中央へ飛び込んだり、吉野がFWを追い抜いて上がったり。
仙台はボルジェス不在で怖さ半減。やはり1対1での怖さがないというのは守る方にとっては楽。仙台は繋ぎの部分でもどこかぎこちなく、ならばと早めに放り込んでくるボールは、横浜のCBコンビ、小村と鄭容臺が人に強いところを見せて跳ね返す。
19分、カウンターから右サイドへ振ると数的優位に。そのままノープレッシャーで上げたクロスを、ファーの城がDFに競り勝ってヘディングでドカン。25分にはCKから、マークを外した滝澤がゴール正面でダイビングヘッド。瞬く間に2点のリードを奪って、気負っていた仙台を意気消沈させる。前半はそのまま2-0で終了。
後半、横浜はさすがに守備的な試合の進め方にチェンジ。前半はとにかく早い攻撃だったのが、時間を費やすための奪われないパス回しを選択する機会が増える。このパス回しがなかなかに秀逸。ピッチの前後・左右を使って憎らしいほど狡猾に回し、会場からは拍手が。ときおりのカウンターでは滝澤、内田がドリブルで持ち上がる。仙台はロペスが空回り。ボールは触ってよく散らすものの、ゴールに近いところでは精彩がない。
35分にはカズに替わって難波がピッチに。カズにはこの日一番の拍手が送られる。難波はスピードがあり、ファーストプレーでサイドのスペース目がけて飛び込んでいく。おお、元気があっていいじゃないか、などと見ていたら38分、クロスにDFと競り合いながら身体をねじ込むようなヘディングシュート。なんとJ初ゴールを決めてしまった。
3点目が入って気が緩んだのか、左サイドからの低いクロスを合わせられて1点返されるものの、その後は引き締め直して危なげなく3-1で完勝。

  • カズは交替直前にも独りで持ち込みシュートを放つなど、存在感を見せつけた。
  • 城はゴールに一番近い位置で果敢にチャレンジしていく姿が印象的。やっぱりストライカーだよ。
  • 難波はほとんど期待していなかったのだけど、特別指定選手は伊達じゃなかったということか。覚えたよ。
  • オーロラビジョンでゴールシーンのリプレイを堪能。たまには大きな箱もいいね。
  • いつもなら勝った試合でも「この選手はもっと…」と思うのだけど、今日はみんな良かった。
  • ハーフタイムにオーロラビジョンに流れたUNITED ARROWSのCM。吉武のかっこよさはやはり尋常ではない。鄭容臺はセクシーすぎ。

これで仙台が昇格争いから脱落し、3位以上はほぼ手中にした。城も言ってたとおり、これからはただ優勝を目指して一つひとつ戦うのみ。