もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

vs水戸ホーリーホック

このカードには不似合いな点の取り合いになったが、結果はロスタイムにあげた城彰二のゴールで横浜FCが勝利。このところ後半残りわずかで追いつかれる悔しいドローが多くて、今日もかと半ば諦めていたが、最後の最後で歓喜が大爆発してすっかり悪酔いしてしまった。
三ツ沢にはいつもより早く着いたが、イベントなどがあって人の出足も早く割りと華やいだ感じ。試合前にはフリースタイルサッカー集団「球舞」のリフティングショーがあり、その技術の高さに驚き拍手する。デジカメの動画機能を久しぶりに使った。
スタメン発表。横浜は前節と変わらず、カズは今日もベンチスタート。

   アレモン  城
ルイス 内田 山口  崔
小林  早川  鄭 智吉
      菅野

試合開始。
情報のとおり水戸はベタ退きではなく、自分たちでアクションしていく意識を持ったサッカーをしていたものの、想像していたのとはちょっと違った。選手間の距離がかなり開いており、パスサッカーといっても細かくつなぐというよりはワイドにダイナミックな攻撃をしたいように見えた。サイドハーフが飛び出してそこへ出したりが目立つ。
横浜は早々に流れを掴む。長短のパスにドリブル、受け手も出し手も常に動き、中盤で水戸を圧倒する。やはり水戸が出てきてくれたのは都合が良かった。
17分、右サイドでのパス交換から縦に飛び出したルイスが右足でGKの足下を抜く鮮やかなゴールで先制。28分には早川がセットプレーからのこぼれ球を押し込み2点目。その他にもチャンス目白押しで、山口がFKで直接狙ったりやりたい放題。あまりにも一方的なまま前半が終了する。スタジアムはもう勝った気分。
後半が横浜のキックオフで始まると、最初のDFラインでのボール回しで水戸FWが全然追ってこない。ああ、本来の水戸だな。
いきなり水戸の反撃を食らう。6分、クロスのディフレクトを押し込まれ失点。立て直す間もなく続く9分にも、フリーでドリブルされ、今度はグラウンダーのクロスをファーから軽々と押し込まれた。あっという間の同点劇。あまりの脆さに声を失った。あまりにも不用意に後半に入ってしまった。センターサークルで城一人が味方に怒鳴っている。
勢いづいた水戸が更に攻勢をかけてくる。アンデルソンに裏をつかれることが再三。水戸のパス回しにプレスがかからず、簡単に前を向かせることが多くなる。前半の出来がまったく逆転してしまっているようだった。ルイスが内へ入る悪い癖が出始め、水戸の一方的な流れは後半いっぱい続いた。
山口に替えて秋葉を入れ、鄭容臺を中盤に上げる。内田に替えて滝澤を入れ左に。ルイスを攻撃に専念させてなんとか勝ち越し点を狙う意図だが、あまり良い形にならないままロスタイム。前線でパスを受けた城が強引に前を向いて放ったシュートが、ゴール左に決まったのが見えた。絶叫する。城も雄叫びを上げている。水戸の選手がその場に倒れているのも見える。興奮して目には涙がにじんでしまった。
タイムアップ。落としたと思っていた勝ち星を手に入れた。

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