もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

ひとまずグッドゲーム

今、手元には使っていない郵便往復はがきがある。サポーターズミーティングの申し込みをするつもりで買ったものの、そのまま出し忘れたのだ。買ったことで安心してしまう悪い癖がまた出た。
とはいえ、買ったときにすぐ出さなかったのはただ忘れたからだけでもない。
今回のサポーターズミーティングはいつもと趣向を変えて、アウェイゲーム観戦会も兼ねた小イベントになっていたのだ。振るわない今季の成績を強くフロントへ問いかける、という雰囲気にはならなそう。アットホームななかに目を三角にした自分が乗り込むのは不似合いではと躊躇しているうちに、締め切りが過ぎてしまったのだった。
そんなわけで、大人しく自宅でスカパー観戦。
スタメン発表。

    難波  御給
アツ          カズ
    根占  八角
太田 エリゼウ 戸川  吉田
      小山

FWに難波、CBに戸川が入った。
画面には、横浜ゴール裏後方からスタジアム全体を捉えたショット。タオルマフラーを掲げるレプリカの背番号にはやけに18が多い。

序盤を凌いで徐々にこちらのペース

前半は、御給と難波の高さを使う意図が早くから見えるものの、開始10分くらいまでに解説と実況アナから「横浜の守備は寄せが遅い」と何度も指摘が。つまりペースは岐阜。横浜の攻撃は緩急の変化に乏しい。人の動きもそうだが、ボールの動きだけを見ると特にそう感じる。ビシッと通すパスがない。
戸川のタックルは、横浜には珍しい激しいプレーで頼もしい。
難波は遠目からも狙う。シュートの意識が高いのが良い。御給のポストプレーは、味方との距離が少し遠いがそれでもよくつないでいる。15分あたりから横浜がペースを取り返す。アツのFKが直接ゴールを狙い、御給のヘディングは惜しくもDFにクリアされる。吉田とカズのワンツーからクロス、難波のオーバーヘッド。
相手の攻撃に対しては遅れながらもよくシュートコースを消す動きで、北村のミドルシュートは小山がナイスセーブ。
カズの飛び出しはオフサイド。難波のループシュートはキーパーだけでなくゴールも越える。
岐阜は薮田、吉村、小島、梅田といったメンバーで平均年齢が高く、どこか親近感を覚える。
前半はスコアレスのまま終了。

6分のロスタイムを何とか凌ぎきる

後半開始。メンバー交替はなし。
ファーストプレーでいきなりピンチ。相川のシュートを小山が横っ飛びセーブ。左からのクロスを小山がこぼしたところに薮田が詰めるも宇宙開発。同じく左アーリークロスに相川のヘディング。前半に引き続いて立ち上がりが実にあぶなっかしい。
12分、カズに替えて山田卓也。中央の位置に入り、根占が右に回る。岐阜は2人同時に交替。
17分、横浜が粘ったパス回しからロブのクロス。ファーで難波が落としたところに、走り込んだ山田が左足でズドン。横浜が先制する。
戸川とのヘディングでの競り合いで倒れた吉村には、頭を打ったということですぐにプレーを止めた今村主審はナイスジャッジ。御給がサイドからのドリブルで身体の強さを見せる。根占が飛び出してのシュートはキーパー日野がナイスセーブ。カウンターでアツのスルーパスは御給がオフサイド
29分、岐阜は大友が登場。34分、横浜は難波に替わって池元。
時間が少なくなると、どちらともなくプレーが荒くなって、セットプレーが多くなる。アツの直接FKは日野がまたファインセーブ。
残り5分で岐阜が怒濤の攻撃。片桐や大友がサイドをどんどん使ってくる。横浜はキープしようとしているのだがコントロールできず、最後は大きく蹴り出すのが精一杯。ロスタイムは何と6分!
ロスタイムに入ってから御給に替えてアンデルソン。何とか逃げ切って勝利。

グッドゲーム

ホイッスルが鳴るとその場に突っ伏した戸川、感極まっていた。今日の気迫のあふれるプレー、特に激しい当たりがとても良かったが、彼のなかでもいつも以上だったようだ。5月31日の山形戦(5失点!)以来の出場で、完封勝利に大きく貢献した。こういうのがチームに与える影響も期待したいものだなあ。当たりに関しては常にチームとしての物足りなさがあって、もっとごりごり行って相手に嫌がられてほしい。
今村主審は選手とのコミュニケーションもよく、吉田と難波に出たイエローカードも納得。良いジャッジだった。後半結構荒れた割にカードも少なかった。
8,374人は長良川の観客動員記録という。アウェイゲームの動員を見ると人気チームなんだよな。