もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

2016シーズンは黒星スタート

J2リーグ開幕戦。カマタマーレ讃岐を迎えてのホームゲームは、0-1で敗戦。

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所要で遅れてスタジアムに到着すると、既に一般客の入場中。クラメン入場レーンはなく、列の最後尾へ並ぶ(過去には専用レーンがあった気がするが、いつなくなったのだろう)。

無料招待客がかなりの数来ていて、うちのホームゲームとは思えない混雑ぶり。「無料だと来るのだなあ。だが有料だともう来ない人々なのだろうなあ」と嘆息する。

そういった混雑ぶりだったので、クラメン特典のプレゼント企画は、ブースへ行って受け取るのが面倒で次節以降へ持ち越し。食事も列の短い店を選んで並ぶ。グッズ売店では、宣伝にうまく乗せられてCLUB SCARFの英国製マフラー(150本限定が試合前に売り切れたよう)を購入。

スタンドでは例年と変わらぬ席へ。ニッパツの社長、シーガルズ監督、山本キャプテンのあいさつ、P.IDL(衣装がかわいくなっていた)のパフォーマンス等を見る。選手たちがピッチ練習に現れると気持ちも昂揚してくる。練習を見ていると、ゴルゴ石井似の選手がいて「あれが藤井か」。#4デニスは蹴るボールの軌道を見ていると技術が高そうな気がする。GKは#1渋谷が控えだが、田北コーチの蹴るボールへの反応等はなかなかよくて、試合で見てみたい気もする。

大久保
津田
松下
中里
寺田
藤井
田所
西河
野上
市村

プライズは#28藤井の起用。F!メールで見たときは「開幕戦で堅く行くために、ディフェンス能力を買って藤井をボランチに抜擢したのか!」と思ったのだが、蓋を開けると右サイドハーフボランチには、今季は二列目という話だった#10寺田が昨季同様に入った。

不安いっぱいでのキックオフ。

だが、前半は横浜のペースだった。自他共に認める守備的戦術の讃岐は、プレス位置も低く、横浜は後方から楽にビルドアップ出来る状況。ボランチは縦関係になり、#6中里はロングキックでのサイドチェンジ、寺田は中に入って攻撃参加。

注意はどうしても新加入の選手へ向かう。#5西河はベテランらしい判断の良さで野上をリード。目立ったミスもほとんどなく安定していた。#3田所は「走ってなんぼ」の通りにサイドを上下動。特にオフザボールでの動きをサボらず、いてほしいポジションに先回りしていることが多いのは地味だが頼もしかった。#9津田はよく走れており、#39大久保とのコンビは試行錯誤中ではあるものの、可能性は感じた。何より「点を取らせる選手」が大久保の他にいるのは心強い。

讃岐は負傷で前半から2人交替したこともあり、攻撃は単発。横浜の守備は球際へもある程度行けていたので、怖さはそれほど感じなかった。

一方の横浜は、打っても良さそうなシュートを打たずにぐずぐずで攻撃を終えるシーンが多く、スタンドは少々ストレスを溜めながら前半終了。

後半、讃岐が何を修正したのかはよくわからないものの、横浜から見て自由度が下がる。寺田が#24松下とポジションを入れ替えたりするものの、攻撃は強引さが目立つ。強引に行く分だけシュートが増え、大久保のヘディングがバーを叩いたり、ゴール前での攻防が増えたが、得点の匂いがするとまでは言えない。

強引に行った分だけカウンターを受ける機会も増える。相手のミドルシュートを#18南が好セーブで逃れた直後のコーナーキック。デザインされたファーへのクロスを#19仲間がボレー、きれいにヒットしてゴールを割られる。失点。

横浜が選手交替。藤井を下げ、#8佐藤をボランチに入れ、寺田を前へ。田所を下げて永田投入、永田も高いポジション取り。中里を下げてカズ投入、3トップ気味に。ピッチ内は味方もやや混乱気味だが、相手にとってもそれは同様で、シュートシーン、セットプレーが増える。だが入らない。

そのまま0-1で試合終了。

もちろん敗戦は残念だったのだが、もっと厳しい内容を覚悟していたので、それほど悲観してはいない。

攻撃の迫力に欠けるのは残念だが、津田の裏への飛び出しを意図したパスもあり、このあたりは徐々に改善していくだろう。奪ってから縦に仕掛ける意識が全体的にあまりないことの方が問題。

藤井の右ハーフは、よい仕掛けもあったが、スピードはあまり感じられなかったので評価保留。他の本職たちよりも良いとか、結果として寺田を後ろで使うことになるとか、#15市村の上がりに蓋をしていないかとか、チームとしての総合的な判断からすると、そこまでの武器にはなっていなかったとは思うが。

プレータイムは短かった#11カズだが、入ってすぐに、後方からのパスを相手に潰されながらフリックして味方に繋いだプレーがよかった。ああいうプレーを前線の選手がもっと出来るといい。

西河の落ち着いたプレーと比べて、#2野上はバタバタしていることがあり、特にリードされてからのビルドアップの雑さには閉口した。生え抜きなのだから、デニスと西河のCBコンビが固定にならないようにがんばってほしい。

ブロックでの守備からカウンターの讃岐が相手だったのは、横浜にとっては良かった。プレスの激しいチームには昨季から弱い傾向があるが、今日のチームを見てもその印象は同じ。

次節は、讃岐同様にカウンターを持ち味とする松本戦。但し選手個々の能力はずっと高く、同じ守備でもプレスは激しいはずなので、苦戦は必至だろう。そこでどれだけやれるかで、またこのチームへの評価も変わりそうだ。

とにかく、まずは辛くて楽しいシーズンの開幕を祝いたい。