もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

「面白いですね」

私は会社でもMacユーザーであることを公言しているが、Windowsとの機能の違いについてこちらから話すことはない。聞かれれば答えるけど、そういうときもあまり前に出ず「いやあ、仕事にはやっぱりWindowsですよ」と心にも無いことを言うようにしている。
相手がからかい半分で聞いているときはそうと分かるし、そこまでいかずともそういう答えを期待していることが少なくないからだ。どうせ言っても感覚的な部分は分かってもらえないし、これまでの実体験から覚えた身の施し方でもある。
たまたま付き合いのあった顧客がMacを買い換えたので、お前行って設定してこい、ということになった。公言しているせいでまれにこういう話がまわってくる。仕事でやるのはあまり気が進まない――自分には趣味的な知識しかないので、壊しても責任取れない――のだが、向こうではシステム部門にも分かる人がいないのだそうだ。
設定事体はことのほか順調に済んで、その後先方と雑談的な話をしたのだけど、知らない人からMacがどう見られているかというのが直接の声として聞けてちょっと新鮮だった。ちなみに設定したのはPowerMac G5、OSはTiger

  • Spotlightの検索の速さにはかなり驚いていた。「これって(検索してる先は)ディスク全部ですよね?」「裏でインデックス持ってるんです」「ほう」
  • Exposeはかなりうけた。見た目の面白さが先立つようで、こいつの便利さにはピンときてない様子。
  • ウィンドウの最大化ボタンがないことにとても驚かれた。このへんは流儀の違いが如実に現れてる。
  • USBメモリを挿してデスクトップにマウントされること。AドライブとかCドライブとかがないこと。定番。
  • USBの挿し口がいっぱいある(ディスプレイ、キーボード、本体前面と背面)こと。これはたまたまか。
  • Windowsとの親和性がずいぶん進歩したこと。以前OS9で苦労した経験からのようだ。
  • 標準添付のMailが、見た目がやけにあっさりしていること。確かに言われてみればOutlook Expressなんかと比較するとシンプルすぎるほどのシンプルさだ。
  • ウイルスの件。メールの添付を無闇に開いちゃちゃだめだというのは定石だが、Windows向けのウイルスはMacでは開きたくても開けないんですよ。
  • 期待していた「(画面が)きれいですね」という感想はなかった。見慣れないというのが先に来るのかな。

総評としては「面白いですね」とのこと。ひと言でよく言い表していると思う。ギミックの派手さがどうしても目立つということだろう。ということは、目指すところに共通点も多いWindows Vistaには、一般ユーザーからは似たような反応をもらうことになるんじゃないかな。面白いけど仕事には…という。
それでちょっとだけ仕事が楽しくなれば、それだけで良いと私は思うけどね。

リッチテキスト.rtfd

その作業の終わりに、設定画面のスクリーンショットをテキストエディットに貼りつけ持ち帰った。ちょっとした説明を入れて保管しておけば電話での問い合わせぐらいできるだろうという目論見だ。編集は家のMacでと思っていたが、興味本位で会社のWindowsで開いてみたら、リッチテキストファイルがあるだけだと思っていたのがそうじゃなかった。
Macで「書類」で保存した一つの文書ファイルのつもりだったそれは、Windowsでは「書類.rtfd」というフォルダに入った「TXT.rtf」と貼り付けたPNGイメージなのだ。TXT.rtfはWordでもうまく開けなかったが、PNGイメージは使えたのでその場で資料作りができた。
家に持ち帰って件のファイルをみてみると、情報ウィンドウでは「添付書類付きRTF(RTFD)書類」となっていて、パッケージの内容を表示すると確かにWindowsで見たのと同じファイル構成だった。テキストエディットってREADME読むときくらいしか使わないから、ぜんぜん知らなかった。恥ずかしいなあ。何年使っているんだか。