横浜FCの試合としては珍しく、今回は相手の山形が昇格争いをしてるということでスカパーで生中継があった。
実況が元横浜スタジアムDJのDJジャンボなので、本来なら無視されても仕方ないアウェイゲームなのに横浜寄り（？）の中継に。山形サポーターには申し訳ない気持ち。
試合は開始早々から打ち合い。山形はGK桜井が見苦しいほどバタバタして再三ピンチを招く。一方の横浜はGK菅野がファインセーブで辛うじて守る。菅野はロングボールに飛び出したプレーで相手FWをなぎ倒し、その後ずっとブーイングを浴びていたが、解説野々村の「彼はブーイングされて逆に燃えるタイプ」という発言に思わずニヤリ。
15分を過ぎると、桜井以外は徐々に落ち着いた山形ペースで試合は推移。だがゴールを脅かすようなシュートは少なく、山形は松田、横浜は北村が放ったミドルシュートくらいのもので、前半は0-0のまま終了。
後半になって早々に横浜が失点。星が右から中へドリブルし、横浜DFは総掛かりで止めるものの、大きく空いた右へ再び展開してクロス、ボールはゴール前を横切って逆サイドまで転がり宮沢が押し込んでゴール。
また星か。
また後半開始直後か。
その後の流れは完全に山形。山形の選手もこの一点ですっかり落ち着きを取り戻してしまい、前半あんなにだめだった桜井も落ち着いたキャッチングを見せる。
2点目も星から。右サイド深くから中央へグラウンダーのパスを、これもまた走り込んだ宮沢がゴール。
その後は真面目に見る気も失せるような試合で、横浜側は闘志が空回りするような体で、選手交替も機能せず、チャンスらしいチャンスもないまま、ただ山形のカウンターに苦しめられ続けて試合終了。0-2の敗戦。
認めたくはないが、勢いというか、今チームが置かれている状況の差だなあ。
次節は2位大宮戦で、その次は天皇杯広島戦。どちらもホームゲームだが、厳しいなあ。
- 中継でもべた褒めだったが、確かに菅野は良かった。
- 前半の北村の、クロスバーに当たったものの、鳥栖戦を彷彿させるような左足ミドル。もっと数多く見たい。
- ボランチ信義からの縦パスがまったく通らず。特に久保田の楔の受け方はお粗末。彼にはもうちょっとスペースのある状況でプレーさせたいが、今日のような状況では難しいかな。
- トゥイードが負傷交替。すごく心配だ。
- 2点ビハインドの状況で入ったというのに下がり過ぎの城。シュートもセットプレーからのみ。確かに中盤が作れていなかったが、仕事が違うよ。前にいてくれ。
- 両チームの選手が新潟中越地震の被災者へ喪章を付けてプレー。試合後のインタビューで、宮沢が新潟から移籍したことに触れてコメント。
どうやら菅野が警告累積で、次節出場できないようだ。せっかく褒めたのに。リザーブはこのところ柴崎だが、ということは大宮戦のスタメン？
