もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

ロスタイムのカズゴールで勝利は出来すぎ

水戸戦はリアルタイムでは見られなかったのだけれど、「ロスタイムにカズがゴールを決めて勝利」の報を聞いたのがクライマックス。

その後にオンデマンドで試合を通して観ると、後半に横浜らしい戦い方で盛り返した良い内容を堪能できた。

大久保
小野瀬
内田
中里
寺田
松下
中島
パクテホン
野上
市村

スタメンには今季初で#7内田が。そして#11カズが怪我から復帰してのベンチ入り。水戸は西ケ谷監督に替わって三試合目。

コイントスで勝った横浜が風上をリクエストしてキックオフ。当初は風に乗せてシンプルなロングボールを使っていた。

主審はサポーターからの評判が芳しくない榎本氏。この日もあまり良いコントロールではなかったと聞いていたが、ジャッジの基準はプレーを流す傾向で、それを知っているかのように水戸は激しくチャージしてきた。横浜は#10寺田、#39大久保、#20中里と続けて倒されるが、ファールは取ったり取らなかったり。ファールした選手へは、のほほんと特に注意することもない。かといって水戸有利かというとそうではなく、横浜のアフタータックルが見逃されたりもしていて、両チームの選手から不満を訴えられていた。

ファーストシュートは7分の水戸。クロスがファーへ流れたところへ#3田中の左足、ディフレクトして枠の上。

水戸の攻撃は#39馬場、#3田中のいる左サイドから。プレスの位置も高く、奪った時点で前線の人数も多い。開始からしばらくは水戸ペースだったが、横浜の守備も最後ではよく身体を張る。

26分、横浜の最初の決定機は松下の左CKから。ファーへ抜けてきたボールに大久保が反応したが、シュートは#8岩尾にブロックされる。続いて右CK、こぼれを#2野上が右足ボレーもGK#1本間がファインセーブ。このあたりから横浜の時間。水戸のプレスに落ち着いてパスを回すようになり、徐々に自分たちのリズムを取り戻した。

前半はスコアレスで終了。開始直後からそこそこ荒れていたが、前半の警告は両チームともゼロ。

後半開始してすぐ、前半に一度傷んでいた#24松下が自らプレーを止めて、#9黒津に交替。黒津はトップに入り、#19小野瀬がサイドへ。

横浜の攻撃は、ゴール前へ迫るシーンこそ増えないものの、ポゼッションが高まって相手の攻撃回数は減り、後半は横浜がかなり一方的だった。水戸はときおりカウンターから攻め上がるが、フィニッシュまで行かない。

横浜は、寺田の浮き玉のパスに大久保が足で合わせたがGKがセーブ。中里の直接FKは枠のわずか右。チャンスはあるが決めきれない。

双方選手交代もするが、試合のリズムが大きく変わることもなく、ロスタイム。パスを受けた小野瀬が遠目から思い切り良く放ったミドルは、本間が弾いたものの、こぼれにカズがいち早く反応して押し込んだ。これが90+4分。そのまま試合終了。

中継で試合後のインタビューに答えるカズ。メディア露出こそ多いが「活躍してインタビューされる」という映像は久しぶりで、こうでなくてはいけない。

水戸は順位ほどの悪い印象はなかった。戦い方はアグレッシブで、監督交替直後だが戦術理解はありそう。チャンスメイカーは何人かいるが、フィニッシャーに問題ありといったところか。タイプの違う選手はいるのだが、エースとまで呼べるFWがいないのが弱みだろう。

横浜は、前節の大宮戦での大敗から連敗しなかったことに安堵。まだ昇格プレーオフ圏内の最後尾にしがみついている。このポジションからこぼれないことは大事。

次節からホームで上位と連戦。これも大事。