3年前に書いた「iPhone機種変更 5s → SE」と、ほぼ同じ状態。バッテリーの劣化がそろそろ限界に近付いたので機種変更することにした。充電100%で就寝し、休日にゆっくり起床したら残1%という状況はさすがに看過できない。
キャリアは変わらずIIJmioみおふぉん――所謂格安SIM――を継続中であり、今後も変えるつもりはないので、Apple Storeで購入できるSIMフリーモデルが唯一の選択肢となる。結局選んだのは最新の12シリーズではなく、少し前に発表されたSE(2gen/第2世代)。
SEからSEへの機種変更は、発売当時にさんざん記事が出ているだろうから、自分用メモとして。
iPhone 12 mini と iPhone SE(2gen) の比較
何より小さい端末が欲しかったので、機種変更すると決めたタイミングでの選択肢は「iPhone SE (2gen)」と「iPhone 12 mini」のいずれか。iPhone SE(2gen)はiPhone 8をベースにブラッシュアップしてある廉価機種。iPhone 12 miniは発表されたばかりの最新機種。
モデル | 12mini | SE(2gen) | SE(1Gen) |
---|---|---|---|
本体サイズ(mm) | 131.5 x 64.2 x 7.4 | 138.4 x 67.3 x 7.3 | 123.8 x 58.6 x 7.6 |
重量(g) | 133 | 148 | 113 |
ディスプレイ | 5.4 | 4.7 | 4 |
5G対応 | 対応 | 未対応 | 未対応 |
カメラ | デュアル | シングル | シングル |
認証 | Face ID | Touch ID | Touch ID |
FeliCa | ○ | ○ | - |
プロセッサ | A14 | A13 | A9 |
価格 | 74,800円 | 44,800円 | 39,800円 |
本体サイズがより小さいのは12mini。だが格安SIMユーザーなので5G回線は(まだ)使用できず、コロナ禍のマスク着用ではFace IDよりTouch IDが使い勝手で勝る気がする。現状のSE(1Gen)でも性能面で大きな不満があるわけでもない。カメラがデュアルレンズなのはそそられるが、それだけで3万円出すかどうかというところ。
考えた末、3万円の差を一眼らのカメラ機材へ投入した方が良いかなと、安価なSE(2gen)を選択した。
購入から設定まで
オンラインのApple Storeで、黒の64GB(最小構成)を購入。色は黒、白、赤の3種類だが、どれもベゼルは同じ黒だったので、じゃあ黒かなという。翌日には配送されるというので、慌てて保護フィルムやケースを買いにヨドバシカメラへ行った。
翌日、帰宅するともう届いていたので、早速データ移行。
旧機種のSE(1gen)で、Wi-Fi内でApple ID→iCloud→iCloudバックアップ→「今すぐバックアップを作成」。電源を入れた新機種のSE(2gen)でiCloudから復元。新旧機種を物理的に近づけると出来る「iPhoneの移行」という方法。Wi-Fi経由でiOSを最新の14.2にする処理がまず走り、その後に復元されたらSIMを差し替える。途中の設定作業もまあまあ簡単だった。
機種変更で別途手間がかかるのはLINEくらい。一応MacでLINE同期しておいた上で、旧で設定→アカウント引き継ぎ、新で設定。
その後は、インストール済のアプリを一つひとつ起動して確認する。これが時間ばかりかかり、2時間くらいは弄っていたろうか。
すんなり使えるものが多かったが、ログインし直さないといけないものもそこそこあった。パスワードを覚えていないので、Macのキーチェーンアクセスを確認しながらの作業。アプリには「現在のStoreにない」というようなメッセージが出て再インストール出来ないものがいくつかあり、削除したり、似た機能のアプリを別途入れたりしたのが片手程。Authenticatorはデータ移行が出来なかったので、よく使いそうなものを設定し直した。Evernoteは利用端末台数の制限に引っかかったので旧機種を登録解除。
使い勝手は
iPhoneにしろMacにしろ、機種変更して何かが大きく変わることはない。
A9からA13へのスペックアップの恩恵は大きい。体感で分かる程にどの反応も機敏になった。アプリ起動時のスプラッシュスクリーン等は短時間過ぎて記憶に残らないくらい。地図や天気予報のように、サッと取り出して確認したい用途では特に恩恵がありそう。
画面が4インチから4.7インチへ大きくなったことは、単純に表示出来る情報量が増えて見通しが良くなった。デザイン設計では今のアプリはどれも4インチは考慮されていないのだなと実感する。
厚めのカバーのせいもあるが、片手で使うことは明らかに減りそう。ホームのダブルタップで片手モードに出来るのは初めて知った。
初のFeliCa搭載機なので、ICカードの類を試してみたい。
シングルカメラだけれどポートレートモードが撮影出来る。後から絞り値を変更できるのだね。
イヤホンジャックがないのは、それほど音楽を聞かなくなっているし、一応Bluetoothヘッドフォンを持ってはいるので大きな問題にはならなそう。
ケースは大き過ぎるのを買ってしまった気もするので、たまに店で眺めて、良さそうなものがあれば買い替えるかもしれない。
プロファイルが消える(2020/11/15追記)
お昼にマクドナルドで使おうとしたところ、ステータスアイコンは「4G」とあるのにデータ通信が出来ない。設定を確認してみると、インストールしたはずのIIJmioのAPN構成プロファイルが無くなっていた。その場で掴まるWi-Fiには接続出来るものが無くお手上げ。
帰宅して調べると、何らかの設定(iOSアップデート?)をすると消えることがあるとか。疎通確認してから後に何かした覚えは無いのだが…。自宅Wi-Fiに接続し、プロファイルを再インストールしたら何事も無く使えるようにはなったのだが、暫くは様子見した方が良いだろうか。
Apple Payの設定(2020/11/17追記)
SE(2gen)は自分にとって初めてのFeliCa搭載端末なので、電子決済支払いに使わない手はない。Walletに手持ちのクレジットカードを登録してみた。登録したのは以下の2枚。
PASMOオートチャージのために作った京急プレミアポイントカードは、発行元がクレディセゾンのUCカード同等なのでApple Payに対応しており、支払い時はQUICPayかMastercardコンタクトレスを利用する。認証はコールセンターに電話してオペレーターに依頼する。本人確認が済むとしばらくして利用可になった。
かつて給与振込口座を作った際に同時に作った横浜バンクカードは、当初Apple Pay未対応だったと思うがいつの間にか対応していた。支払い時はiDを利用する。認証はVpassの「VJA本人認証」アプリを使って手元で出来た。
モバイルPASMOは、とりあえず登録はしなかった。紛失した際や機種変更時の手間等、何もかも一つに集約させてしまうのは抵抗がある。QUICPayとiDが使えるのであれば十分だろうという判断。但し、別途ICカードリーダーアプリを入れて残高確認は出来るようにした。