もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

MacBook Pro (13-inch, 2020, Two Thunderbolt 3 ports) を購入

5月4日(米国時間)に発表された新MacBook Pro 13インチを購入した。MacBook Pro with Retina(Mid 2014)を使い続けて来たので、実に6年ぶりの買い替えである。

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快適。

職場にはWindows機しかなく、たまに店頭で触れるくらいだったので、新しいMacを気兼ねなく触っていられるのはそれだけで楽しい。

モデル選定は少し迷う

Mid 2014への性能的な不満はそれほどなく、LightroomPhotoshopとの併用時に感じる程度だったのだが、残念なことにディスプレイのコーティング剥がれが酷く、性能とは別に細かな作業全般でストレスを感じることが多くなっていた。元来PCは3~4年で買い換えるのが普通の感覚だったので、流石にそろそろ買い替えたいなあとは考えていた。

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(ちなみにこのコーティング剥がれ、「当該モデルはサポート対象外」と思い込み、ずっと我慢し続けていたのだが、あるときふと思い立って川崎のビックカメラに持ち込んだところ「無償サポート期間が過ぎていますね」と言われて驚いたがあとの祭りだった。まだアップルストア川崎が出来る前の事だ。親切な店員さんが色々教えてくれ、6万円程かかるというディスプレイ交換修理を見送り、新モデルのリリースを待っていたという経緯がある。)

購入に際しては、先に発表されていたMacBook Airとで若干迷った。何しろ久しぶりの買い替えなので、Air最安モデルでも現行機よりかなりの性能アップなのだ。結局Proにしたのは、自分の中でのProへの安心感と、おそらくまた長い間使い続けるであろうことを予想して性能差(ベンチマーク等を参考)にこだわったからだった。

選択したのは購入時点でのMacBook Proラインナップでの最安モデル。13インチ、プロセッサは1.4GHzクアッドコア第8世代Intel Core i5(Turbo Boost時最大3.9GHz)、ストレージ256GB SSDアップルストアBTOでメモリだけ8GB→16GBへ変更(+10,000円※)。色はスペースグレイ。

134,800円 + 10,000円 = 144,800円(税込み159,280円)

(※購入後に価格変更があったようで、メモリを16GBにする料金は20,000円に値上がりしています)

プロセッサは上位モデル選択だと第10世代だが、これは第8世代。それでもMid 2014が第4世代なので、かなりのパフォーマンス改善を見込める(ちなみに職場のWindowsノートは第7世代)。

ストレージは現行の128GBから256GBへと倍増だが、購入時の最小スペックが引き上げられたことによるものなので意図したわけではない。自分の使い方では128GBでも過不足無いが、油断すると空き容量1割を切ることはままあるので、定期清掃の手間は省けそうだ。

キーボードがバタフライからシザーへ変更された。バタフライキーボードは2015年からの採用だったそうで、それ以降の買い替え/買い増しをしていない自分にはよく分からないのだが、かなり不評だったそうだ。薄過ぎたのと、故障が多かったらしい。

購入とローンの手続き

贔屓のヨドバシカメラでも件のビックカメラでもなく、オンラインApple Storeで購入したのは、BTOでメモリを増設したかったこともあるが、6月30日までのAppleショッピングローンキャンペーン「お好きなApple製品を最大24か月、分割金利0%で購入できます。」に惹かれたからだ。

分割でのお支払い - Apple(日本)

新型コロナウイルスの影響もあって、一度に大きな出費は避けたかった。幸い審査落ちすることはなかった。

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ボーナス払い無し24回払い(1回目 6,652円/2回目以降 6,636円)

5月9日(土) 21:00
Apple Storeで購入手続き。「ご注文の確認」のメールが届く。
同日 21:30
オリコへローン申し込み。「お申込み受付完了のお知らせ」メール着。
10日(日) 朝
オリコより「契約内容ご確認のお知らせ」メール。審査スタート。
11日(月) 朝
「審査完了のお知らせ」メール。審査は通過したようだ。
同日夜
「審査完了のお知らせ」メールに記載のリンクから、口座振替をネットで申し込み。
12日(火) 昼
Apple Storeから「ご注文ありがとうございます」のメール。購入手続き完了。
14日(木)
オリコから封書「クレジットご契約内容」が届く。
15日(金)
オリコから封書「口座振替手続きのご案内」が届く。ネットで手続き済みなので放置。
18日(月)
アップルから「お客様の商品は配送中です」メール。お届け予定日は24日。

ポート有無に伴う周辺機器の準備

届くのを待つ間、本体買い替えに伴う周辺機器の利用方法を考えた。要するに外部接続ポートの変更への対応である。新MacBook ProにはUSB Type-Cポートとヘッドフォンジャックしかないのだ。家にはUSB Type-Cの機器はない。

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(上がMid 2014。右側にもUSB-Aがある。/下が2020。右側はヘッドフォンジャックのみ)

旧MBPにあって新MBPに無いポートと、その接続機器(★使用頻度)

USB Type-A
SDXCカードスロット
  • 写真のインポート ★★★
HDMI
  • 未使用
Thunderbolt 2
  • 未使用

データ移行はTimeMachineバックアップを経由するつもりだったのだが、バックアップ先の外付けHDDが繋がらないのではそれもままならない。本体が届く前にケーブルを準備しておく必要があった。

とりあえずUSB Type-Cハブを購入。メスはUSB 3.1 Gen1 Type-A x 1、USB 2.0 x 2、SD、MicroSD。USB 3.1が一つしかないが、ハブというよりはコネクタ変換ケーブル+SDカードリーダーとしての利用と割り切った。加えて、既存の外付けHDDをいちいちハブ経由で使うのは煩わしく感じたので、MicroB-USB-C Gen2ケーブルも1本購入。複数機器を同時に使用する事はあまりないので、これで十分だろう。どちらもヨドバシの溜まっていたポイントを利用したので実質出費ゼロ。

サンワサプライ USB3.1 Gen2 TypeC - microB ケーブル 1m KU31-CMCB10

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  • 発売日: 2017/04/01
  • メディア: Personal Computers

iPhoneのLightningは、普段の充電はACからがほとんどでMacと有線で繋ぐことはほぼないから購入せず(新しいiPhone SEを買ったら添付品で解決するはず)。

現行機でのディスプレイのコーティング剥がれには閉口したが、新Mac用に保護シートを購入することはしなかった。次にも同じような事が起きれば、早めにサポートへ持っていくつもり。

開封&データ移行

予定通りの24日(日)昼頃に届いた。

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スペースグレイの本体はアップルマークが黒で、これまで使って来たシルバーよりも渋い印象。電源はMagSafeからUSB-Cに変わったが、ケーブルがやや硬い。使用しているうちに柔らかくなるのだろうか。

まず旧MBP。システムが最新の状態であることを確認した後、外付けHDDへTimeMachineフルバックアップを開始。

バックアップをしながら、新MBPの電源オン。初期設定し、プロファイル移行の画面まで進む。バックアップが終わった外付けHDDのケーブルを交換して接続し、TimeMachineからの復元。お笑い演芸館をみながらたまに画面を確認し、入力を促しているときはその都度操作。

途中でTouch IDを設定するように促された。ログインやWeb認証でキーボード右上のTouch IDキーでの指紋認証が使えるようになる。これは便利そう。

Bluetoothマウスは設定済のように表示されるが繋がらないので再設定した。

データ移行が完了するまで2時間強かかった。

直後の操作感

インストール済みのアプリをひととおり起動してみる。独自でIDを持ついくつかのアプリ(AdobeKindle等)を再設定する必要があったが、それを除けば大きな問題は無し。

唯一の問題らしい問題は、メール.appを起動したところ、サーバーと同期し直したのかかなり時間がかかり、終わると「修復されたメッセージ」が数百通出来ていた。これを内容を確認して手動でそれぞれのフォルダへ振り分けてやる必要があった。

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動作確認しながら気付いたのは、ディスプレイの疑似解像度が変わっていたということ。システム環境設定のディスプレイの項目、解像度の変更を選ぶと4つある選択肢のデフォルトが、旧は左から2番目(1280x800)だったのが、新は3番目(1440x900)に変わっている。ディスプレイ解像度は変わらないので、なぜそうなったのかは分からない。グラフィック関連のスペックアップによるものだろうか。

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この確認のために、新旧を並べて作業したところ、初めて本体サイズが違うことに気付いた。手に持ったときもそんな気がしたのだが、気のせいだと思い込んでいた。

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幅  31.4cm → 30.41cm

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奥行 21.9cm → 21.24cm

高さ 1.8cm → 1.56cm
重量 1.57kg → 1.4kg

専用のインナーケースを使っているのだが、小さくなった分にはOK。

気になって仕様を見比べてみたところ、Bluetoothが4.0から5.0になっていたり、バッテリー持続時間が伸びていたりと、細かな違いは色々あった。かつてならもっと慎重に吟味していたものだが。

数日後の感想

開封直後は、昨今のアップル製品にありがちな、表面上はあまり変化のない操作感に対しての不満、購入を早まったのではないかという後悔を感じていた。

だが数日使っていると、そこここでの細かな違い、快適さを感じることが出来、その積み重ねが満足感に繋がっていった。ふとした時の「あ、快適だ」という気持ち。クリック一つ、起動一つにそれが感じられる。Lightroomでプレビューをパラパラとめくっている時にレインボーカーソルが表示されて止まることはなくなった(あまりたくさんやるとファンが盛大な音を立てて回るが)。

Touch IDでの認証は便利だ。ログインの度にパタパタとキーボードを叩いていたのと比べると、格段に楽になった。iPhone指紋認証が搭載されたときを思い出す。当初は人差し指だけを登録していたが、ホームポジションから右上端のTouch IDキーへ手を伸ばすことを考え、中指と薬指も登録。

Touch Barはなかなか慣れない。ブラインドタッチで手元は見ないため視線が行かず、例え便利なショートカットが表示されていてもそもそも気付かないのだ。それを気に掛けてたまに視線を送るようになったら、これは便利だなと思う瞬間も増えたが、カスタマイズして使ってやろうとまではなっていない。

様々なバッチ処理ではその性能差がはっきりと感じられた。複数ファイルの圧縮や書き出し等、時間のかかる処理は体感で違いが分かる程に早くなった。

内蔵ファン制御ソフトのMacs Fan Controlを入れているのだが、新MBPは「0rpm(無回転)」である時間があり驚いた。旧では0表示になったことはなかったはず。これが熱処理向上の成果なのか、ソフトウェア的な表示上の違いなのかは分からない。

常に監視しているわけではないが、メモリが8GBから16GBになったことで、スワップがほとんど作成されなくなった。みみっちい使い方が染み付いているせいもあるかもしれない。

アップルからはいくつかメールが届いた。購入時のスタッフ対応等アンケートはすぐに回答。Apple TV+のサブスクリプション1年分のお知らせは、よく分かっていないので受信トレイに放置している。

更に後の感想

Apple USB SuperDriveが、USBハブ経由だと「USBアクセサリに電力が必要です」と出て使用できない。アダプターを別途購入するのが無難そう。