もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

宮崎ラウンド優勝

福岡、鹿島に連勝し、この試合に引き分け以上で優勝が決まる、2月6日のDAZNニューイヤーカップ宮崎ラウンド3戦目、V・ファーレン長崎戦。

前半終了間際に失点も、後半開始早々に追いつきそのまま引き分けて、タイトル獲得成った。

長崎vs横浜FCの試合結果・データ(JリーグDAZNニューイヤーカップ:2017年2月6日):Jリーグ.jp

中1日間隔での3試合目ということもあって、メンバーはこれまで出場時間が少ない選手たちが主となった。

ソンス
津田
前嶋
寺田
石井
増山
田所
楠元
渡邉
新井
高丘

ゲームキャプテンは津田。

ファーストシュートは4分、#23ナソンスの直接FK。この日のプレースキッカーはCKも含めてナソンスが務めていた。

長崎の攻撃は、右クロスから#19澤田がターンしてシュートも、#1高丘が横っ飛びでセーブ。11分、右からのクロスを#18吉岡にシュートされるがブロック。サイドアタック主体だが、188cmと大柄なFW#9ファンマは中央に構えるのではなく、下がって触りたがるところもあるので、溜めて攻撃の厚みを作ることはそこまでない。横浜のCB#4渡邉、#17楠元のコンビもよく対応していた。

長崎の高い3バックのサイドへのロングパスを使う横浜。#21増山は1戦目の福岡戦に比べて身体にキレがある。イバも大久保もいない横浜は、ロングボールの割合は低く、構えた状態からプレスで奪ってカウンターをやりたいのが見える。

スコアが動いたのは前半ロスタイム、長崎の右CK。クロスに高丘が飛び出したがかぶってしまい、ファーで#5田上に頭で合わされ失点。

ハーフタイムでの交替は高丘→#18南。長崎はファンマ→#8木村。

後半早々に横浜が追いつく。南のフィードを#9津田が競り、落ちたボールを#28前嶋が拾って前へスルーパス、ナソンスが角度のないところから左足で放ったシュートが決まった。

勢いに乗る横浜は、54分、津田のカウンターから増山がシュート。続けて増山のロングスローから渡邉のヘディングシュート。

60分、増山→#13野崎、#10寺田→#6中里。

70分、低い位置で奪われてカウンター、#19木村の至近距離シュートは#18南がセーブ。

71分、#25石井→#15中山。

74分、中山が中央をテクニックで抜けショートカウンター、野崎の右からのパスを中山がスルーし、津田が狙いすましたシュートもGKが触れて枠右へ。

チームとして「引き分け以上でタイトル獲得」というミッションが意識にあった戦い方で、その後は横浜のブロック守備とチェイシングに、長崎は攻撃の糸口を掴めない。

85分、津田→#19ジョン、ソンス→#22永田。

何も起こさずにそのまま逃げ切り、引き分けとなった。

シーズン前の練習試合の側面こそあるものの、タイトル獲得は率直に嬉しい。過去にはこういう可能性がそもそもなかったのだし。

チームは現時点での控え組という位置付けだと思うが、同カテゴリーの長崎にこれだけやれたのは正直驚きだったし、どのメンバーになってもチームがやろうとしているサッカーが出来る戦術理解度の高さは頼もしくある。

交替するまでの寺田のゲームコントロールは素晴らしかった。周りに若い選手が多いのを意識してか、パス回しにも意図が感じられ、格の違いが如実だった。ボランチで相方を務めた石井もやりやすかったのでは。

SHでスタートした前嶋は、交替の中でボランチもこなした。前の試合ではSBにも入ったりとユーティリティなところを見せているがまだ2年目。ソンスのゴールもアシストし、攻撃面での積極性と守備面でのクレバーさ、なかなか期待できる。