もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

連勝ならず

第5節、愛媛FC戦は0-0で引き分け。

前半からずっと控えめな展開、試合終盤に動きが出てお互い得点のチャンスを迎えたが決めきれず。

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横浜FCvs愛媛の試合結果・データ(明治安田生命J2リーグ):Jリーグ.jp

スタメンを見て驚いた。勝った日のスタメンは弄らないのが定石だが、最も意外なGKの入れ替え。どうやら#18南はインフルエンザとのこと。#4デニス・ハリロヴィッチも怪我で、#2野上がスタメン復帰。ボランチには#17アンヨンハが入り、#10寺田がトップ下へ。#9津田のワントップで、システムで言えば4-2-3-1か。

津田
寺田
野村
佐藤
アンヨンハ
小野瀬
田所
西河
野上
市村
渋谷

試合は横浜が守り、愛媛が攻めあぐねる時間が長く続いた。愛媛は主に右(横浜から見て左)サイドから攻めるが、横浜はサイドハーフの#16野村がディフェンスラインまで下がってスペースを埋め、まるで5バックのようになって裏を取らせないようにする。愛媛は二人、三人と連携してギャップを作ろうとするが、横浜は#2田所に加え両ボランチもカバーして塞ぐ。崩される場面こそ少なかったが、如何せん押し込まれ過ぎだった。

愛媛があれだけサイドを押し上げているのであれば、その裏が空いていそうなものだが、横浜はそこを突けない。津田の裏へ狙う動きに対しては奪うポジションが低すぎてそもそもパスが出ず、寺田は下がってボールに触るのでやはりパスは出せなかった。数少ないチャンスはサイドへ流れた場面か、右の小野瀬のフォローがあった場面。

愛媛の攻撃は、横浜が引いているので楔はあまり入らず。中央ではアンヨンハが彼らしい激しいチャージを見せてよく止めていたし、スタメン復帰の野上も無難に対応。#8佐藤はビルドアップでは下がって受けて大きく展開も出来るし、攻守ともに広く動くのが彼らしさだと思うので、危険なところを埋める動きの上手いヨンハとの相性は良かった。

54分、一枚警告を受けていたヨンハが#39大久保と交替。寺田がボランチへ。68分、守備に終われて良さが出なかった野村が#28藤井と交替。藤井が右、小野瀬が左へ。

大久保がターゲットマン、藤井がサイドからクロスを上げる役割だろうと予想したが、大久保へのロングボールはともかく、藤井へ繋いでクロスという形が出来なかったのは残念。市村は試合を通じて盛んにオーバーラップしていたが。

84分、津田→#14イバ。長身の二人を前線に並べたが、終盤は愛媛の圧力に押されて、そこまでハイボールを徹底することは出来ず。横浜はセットプレーからのチャンスを決められず、愛媛はシュートがバーやポストに弾かれる不運もあって、双方ゴールを割ることはできずにタイムアップ。試合終了のホイッスルが鳴ると、両チームの選手がピッチに倒れ込んだ。

スコアレスドローだったが、両チーム気持ちの入った後半の攻防で、残念さよりもよく戦ったという満足感が勝った。

とはいえ、当の選手たちからすればお互いに「勝ち点3を取り損ねた」という試合だったろう。

横浜は、次節からアウェイ連戦。

南はインフルエンザ明けですぐ復帰できるかは分からないが、この日の#1渋谷は目立ったミスもない出来だったので、そこまで心配ではない。野上はボールを持ったときの判断に迷いがあるがよく凌いだので、デニスに急がせる必要もなさそう。

ルス監督の検査入院で急きょ指揮を執った増田ヘッドコーチの采配は一応この試合までで、次節からはルス監督が復帰するはずだが、その休んだ2試合がそこそこの内容だっただけに、復帰して果してどうなるか。次がとても大事だ。