もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

2015シーズン終了

独特な雰囲気で行われる最終節。ホーム・ニッパツ三ツ沢球技場にてザスパクサツ群馬戦。

スコアは1-0で勝利。だが、試合途中からは勝敗以外の感傷的な部分がスタジアムの多くを占めていた。

特に何かするということでもないのだが、今季最終戦ということで、普段より少しだけ早くスタジアムへ向かった。最近はキックオフぎりぎりとなることが多かったので、F!リーダーズやP.IDLのパフォーマンスを見るのも物珍しく、「タオルマフラーぶんぶん選手権」は始まって以来初参加だった。

大久保
ロク
寺田
中里
佐藤
松下
永田
野上
パクテホン
市村

スタメンには#34ロク・シュトラウス。ベンチには契約非更新が発表された#28森本、#30渡辺匠、#13野崎が入り、選手紹介アナウンスでは一際大きな拍手。群馬では#30松下裕樹、#25坂井がスタメン、#36永井がベンチに。

窪田主審はかなり細かく笛を吹く人で、流す場面は数えるほど。それは選手たちも敏感に捉えていたようで、開始20分にはもうファールをもらいにいくプレーをする選手がいる程だった。

試合はおおまかに言うと、前半が横浜、後半が群馬。横浜ゴール裏からは終始遠いサイドで試合が行われている印象だった。ボディコンタクトのないところでの負傷で18分に#15吉濱、23分に#2夛田と、立て続けに群馬が選手交替を余儀なくされ、立て直すまでに時間がかかっていたこともあったろうか。

横浜は#10寺田が左サイドにポジショニングすることが多く、ボールもそこへ集まるため、ピッチを広く使うことはあまり出来ていなかった。後方から#32永田の攻撃参加や、周囲のフォローもそこそこあったものの、課題であるペナルティエリアへの侵入の回数はやはり少ない。#39大久保や#24松下が守備ラインの裏を狙う動き出しはしているのだが、そこへパスはなかなか出ない。

ボランチは#8佐藤と#20中里で組むのは久しぶりだったが、それぞれの役割が少しあいまいに見えた。トップ下起用もある佐藤が前にいる関係が自然な気もするのだが、その佐藤は最終ラインまで下りて来てビルドアップに参加する。中里の左足からのラストパスは精度が高いので、それが悪いとは思わないが。

先制点は29分。右の高い位置からロクがマイナスにグラウンダーを折り返すと、後方から走り込んできた寺田が思い切り良くミドルシュート。右ポストの内側に当たって入る素晴らしいゴールで横浜がリードする。

自分はロクに注目して観ている時間が長かったのだが、大久保や他選手との距離感を考えてプレーしているようだった。プレースタイルは細かいタッチでリズムを作るタイプだと思うが、プレー時間が少ないことが連携面のミスに繋がり、大きな仕事はなかなかできなかった。

後半は群馬が盛り返す。ショートカウンター気味に持ち上がる回数が増えたが、ラストの精度が低くチャンスを自ら潰してしまう。最後の球際では横浜の守備も踏ん張っていた。

63分、ロク→野崎。入った野崎は積極的に前から追う。味方も野崎へボールを集めて得点を取らせようとする。一度決定機があったのだがシュートは枠を外した。81分には佐藤→渡辺匠

そのまま試合終了。

試合後は最終節セレモニー。準備の間、遠いサイドの群馬サポも選手との別れを惜しんでいた。

サポーターが選ぶMVPの発表。3位・小池、2位・南、1位・大久保は納得。表彰状の文面は相変わらずの子どもっぽい前のめり文で、ほほ笑ましさより気恥ずかしさを感じる。

社長、キャプテン、監督とあいさつが続く。社長はこれまた相変わらずの拙さだが、先年よりは内容があったような気がした。チンのはゆるすぎて苦笑。監督が一番心に響く言葉で締めくくってくれた。近年の補強で最も良い仕事はこの人を迎え入れることが出来たことではないかと思っている。

日も傾いて薄暗い中を、選手・スタッフがスタンドをぐるりと歩く。見納めになる顔に視線が行く。退団が決まっている何人かの選手が、ゴール裏お立ち台でトラメガ。その言葉を聞き逃さないように、とても集中して聞いているスタンドの様子。

2015シーズン終了。