もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

ここへ来ての痛い三連敗

連敗で迎えたホーム、ニッパツ三ツ沢での水戸ホーリーホック戦は、0-2で敗戦。これで3連敗。

相性の良い水戸に、後半に流れを奪い返されての敗戦。前半はよかったが、後半は全く押し込まれてしまった。チームのコンディションは底か。

試合前、「お弁当ランド」で買った弁当をスタンドでむさぼりながらピッチ練習を眺めていたのだが、どうにも締まりがない。恒例のクロスに二人が飛び込む練習。クロスの精度は著しく低い。合わせる選手もシュートが枠をまったく捉えない。スタンドの閑散ぶり(3,229人)に比例して試合前の緊張感は希薄で、連敗中のチームとも思えない。

大久保
小野瀬
寺田
中里
佐藤
松下
永田
パクテホン
野上
石井

負けているときはスタメンを変えやすいと言うが、少々弄ってきた。右SBが#25石井、左SBが#32永田。2ボラは#20中里と#8佐藤。両サイドハーフはボールを持てる#10寺田と#24松下。トップには#39大久保だが、これまでクロスの供給源だった#14小池と#6中島はベンチ。

前半は横浜の流れ。パスを回してリズムを作る。

Jでの出場2試合目の石井は、前回出場時と比べて断然落ち着いており、本来ボランチである彼らしいビシッと通すクサビのパスが見られ、SBらしいオーバーラップしてサイドを駆け上がる回数も増えていた。惜しむらくはそこへパスが出てこないこと。とはいえ、永田も積極的に高い位置を取り、ワイドに展開する攻撃は希望が感じられた。

両サイドを使えたのは、中盤に視界の広い中里が戻ったことも大きいか。左サイドに寺田が入ることでそこへボールが集まり、左右のバランスがよくなった面も。寺田は奪われないボールキープでこの日一番の歓声を浴びていた。松下は一時の好調ぶりが、怪我で一時戦列を離れてからは見られない。

前線では大久保のポストプレーと小野瀬の裏を狙う動き出しがあり、チャンスそのものは作れていた。但しシュートは少ない。一番の決定機は、小野瀬が相手DFへのプレスでボールを奪い独走、GKとの1対1でシュートを枠の左へ外したシーン。

前半は、点が取れそうで取れないまま0-0で終了。

だが後半は水戸ペースになった。前半あまり見られなかった高い位置からのプレスで、横浜は後方からの組み立てが覚束なくなり、あいまいなロングキックで逃れるばかり。選手の運動量も割合早く落ちてしまい、セカンドボールをほとんど取れなくなった。カウンターのチャンスに逆サイドが歩いていたのが象徴的。

前半は良い面が多く見えた両SBだったが、後半は懸念していた守備面が足を引っ張る。縦を切ることさえ出来ず、ゴールライン深くえぐられてのクロスがゴール前を何本も横切る。

負けが込んでいるチームだけに、#39馬場に1点目を取られて、チームもスタンドもどっと肩を落としてしまった。その後は一方的な水戸の試合。アーリークロスに#11三島が頭で合わせ、ゴール右上隅を破る奇麗なゴールで2点目。横浜が手数をかけて攻め切れないのを、水戸がシンプルに得点したのは、そのときの勢いを象徴しているようだった。

その後横浜は#11カズと#13野崎の2枚替え。ゴール前での枚数を増やしたい意図だったと思うが、あまり上手く機能したとは言えない。最後の#14小池投入は2点ビハインドにしてはあまりに遅かった。

チーム状態が年間通してずっと良いわけもなく、今の横浜はコンディションで言えば底かなと思う。主力でプレーが安定しているのは寺田くらいで、小池のキレも、松下の精度も、佐藤の運動量も落ちている。選手層が厚ければそこを補う選手が出てくるのだが。ここは割り切って、少なくとも夏の暑さが過ぎるまでの期間、石井のようにここまで出場のなかった選手をどんどん使ってみては。野村、楠元、青木、森本、ソンス、井手口、フミン、上田…。

足かせとなるのは、肌感覚に比べると高い順位。あとちょっとで昇格プレーオフ圏内という微妙な勝ち点。恐らくクラブは今シーズンを「土台作り」と見込んでいたはずで、それが他チームの体たらくでこういう順位にいることは、若い選手の成長を促す意味では阻害要因になっている気がする。目標に「届きそう」であれば、サポーターはそこを求めてしまい、思い切った起用に二の足を踏むことにも。

自分は今季に関しては初めから割り切って観ているので、そこは求めていない。他サポとは少しずれているかもしれない。