先日iMacが壊れ、メイン機をMacBook Proに買い換えたのだけれど、唯一困ったのがディスク容量。
iMacには内蔵HDDが1TBあったが、MBPの内蔵SSDはわずか128GB。最も容量を食うApertureライブラリはサイズオーバーでそもそも置けず、外付けHDDに入れ、使用時には必ずUSB接続することとなった。せっかくのノート型なのに移動が出来ず至極勿体ない。
Apertureライブラリの次にディスク容量を占めるのがiTunesライブラリで、5,500曲、37GB程ある。全128GBの3分の1近くが音楽ファイル——聞くのはほぼiPhoneでであり、Macで再生することはまれ——で占められているのは痛く、例えばRAWで撮影した写真を出先で取り込もうとすると、あっという間に空きがなくなってしまう。
そこで容量削減のため、遅まきながらiTunes Matchを利用することにした。
要は、iTunesライブラリをそっくりそのままiCloud上に置いてしまおうということだ。iTunes Matchには他にも「複数デバイスでのライブラリ共有」「曲の256kbps化」等の恩恵があるが、とりあえずの目的はクラウド化。そしてクラウド上へアップするということは、それがそのままバックアップの代わりにもなる。これなら次にMacが壊れたときの復旧もずっと楽なはずだ。
手続きは簡単。iTunesの「Match」タブから申し込むと、後はアップロードまで自動でやってくれる。
時計とにらめっこしていたわけではないからおおよそだが、ステップ1が10分少々、ステップ2が50分ほど、そしてステップ3には3時間あまりかかり、全ての工程が終わるまでは約4時間だった。これはiTunes Matchのサービスがリリースされた頃の話に比べるとだいぶ早い印象だが、処理効率改善の賜物なのか、それともただ空いているからなのかはわからない。
アップロードが終わった段階で、iCloudとのマッチング状態がアイコンで分かるようになっている。アップロードされなかった物は「不適格」と「複製」が多いようだ。
iTunes Match:iCloud のステータスアイコンについて - Apple サポート
アップロードまでは自動だが、ローカルにあるファイルを削除するのは手動。アイコンがないもの(アップロードが成功しているもの)を複数選択してdeleteキー。iCloudから消すチェックは付けず、ゴミ箱へ。そしてゴミ箱を空にする。
よく聞く曲や特殊な曲は削除しなかったので5GBほど残ったが、30GB以上の容量削減となった。