もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

13-14オフ

年末にも書いたが、13-14オフの補強について改めて。

ちなみに練習は見ていないし、情報もあまり拾っていないので、現時点では名前の印象だけ。

年明け以降の移籍

年が明けてからかなりの移動があった。出る方では、武岡(→川崎)、高地(→岐阜)、難波(→岐阜)、中里(→水戸)。来る方では、松下年(←仙台)、飯尾(←東京V)、小池(←東京V)、青木(←AC長野)。

1月13日には恒例のもちつき&記者会見があり、発表された選手一覧に掲載のない名前が何人か。移籍先を探しているとのことで、その後にペスンジン(→Kリーグ仁川)、大久保(→栃木)、森本(→SC相模原)、井手口(→横浜FC香港)と次々に発表された。また同様に予告されていたFWとCBのポジションに、ブラジルからホナウドドウグラス、フェリペ、韓国からパクソンホが加入。

ポジション別感想

【GK】

out…シュナイダー、柴崎
stay…渋谷、高丘
in…南

熊本から南を獲得。実績は申し分なく、シュナイダーの退団で懸念された「リーダー不在」を埋める人材としても期待。当然1stは南で、2ndを若い二人が争うと思われる。

【DF】

out…ペスンジン、森下、森本
stay…野上、中島、市村、西嶋
in…永田、ドウグラス、フェリペ

駒不足を感じるが、人数だけなら昨季と変わらないのだな。

ペスンジンの兵役による移籍は致し方ないとはいえ、ディフェンスラインは今季もまた作り直し。ドウグラスは日本でのプレー経験があり頼もしいが、フェリペは19歳と若く未知数。本職CBは野上を含めた3名のみで、システムが4バックなら紅白戦も組めない。

とはいえ、野上180cm、ドウグラス185cm、フェリペ194cmと、J2王道の高いCBが揃った。攻守ともに不安定だったセットプレーには注目したい。

SBには永田を獲得。中島、市村、西嶋と人数は揃ったが、怪我がちな選手が多いので気が抜けない。右には野上や小池が回ることも?

【MF】

out…武岡、高地、中里、井手口
stay…寺田、内田、野崎、佐藤、松下裕、渡辺、小野瀬、ナソンス
in…松下年宏、飯尾、小池、アンヨンハ、野村、石井

人数多すぎ。うちの強化担当は算数が苦手か。

武岡・高地の穴は埋められないだろうと覚悟していたが、実績ある松下年宏、飯尾、小池らの加入はサプライズ。飯尾は対戦相手として最も嫌な選手の一人だった。松下年は、松下裕の負担をいくらか肩代わりしてくれるのではないか。

アンヨンハはブランクの一年があるので、とりあえず過度の期待はしないでおく。大卒ルーキーの野村は背番号5に期待の大きさが表れているが、出場機会はその背番号に見合ったものにできるか。

CBが手薄なので、後ろ目のポジションでDFもこなせる選手がいると有り難いのだが、匠とヨンハくらいだろうか。

【FW】

out…大久保、永井、田原、パトリック、難波
stay…黒津、カズ
in…ホナウド、パクソンホ、青木

確かに昨季は得点力不足が目立ったが、残したのが看板倒れの黒津、大ベテランのカズ、若い青木という3人だけという強化方針は謎。

新加入のホナウド、パクソンホはパスも出せるタイプのようで、やりたいサッカーには合っていそうだが、フィットするのを待っていたら間に合わない。

その他

キャプテン 寺田
副キャプテン 松下年、ドウグラス

寺田は責任を課せば課した分だけ返すタイプのような気がするので、大いに期待している。副キャプテン2名が新加入選手なのは、彼らがどうこうではなく、監督が在籍選手をいかに信用していないかがよく表れている。キャプテンシーを持った選手を次々と手放してきた、ここ数年の編成からの必然でもある。

総括

ポジション別の人員配分だけを見ると、システムは3-6-1だが…昨季の継続なら4-4-2ないし4-5-1。難しい事を考えずにスタメンを選んだら、半数以上が新加入選手になってしまった。

結局かなりの人数を入れ換えたので、連携面は時間がかかるだろう。スタートダッシュには外国籍FWの爆発が必要だ。大久保と田原が抜けたが、それ以上の長身選手揃いとなったので、その強みは強みのまま残った。あとはそれを活かせるか。

山口監督一年目はスタメンが猫の目だったが、それはチーム内競争を生む好循環だった。二年目は怪我人も多く、競争の原理は働いていないように見えた。三年目はどうか。昨季の序盤は、松下裕と心中してしまった。チームの主力と言える選手を育てて来なかったツケは、あと何年払い続ければよいのか。 寺田や佐藤、小野瀬らに期待したい。