もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

消化試合の色濃く

味の素フィールド西が丘でのホームゲーム。モンテディオ山形戦。
押され気味の中、PKで先制したが、後半ロスタイムに追いつかれてドロー。

本蓮沼駅からの道も記憶にはない、おそらく2009年10月以来の西が丘。もっとガラガラを予想していたのだが、向かう道での人の多さに驚く。スタジアム到着すると入場列が出来ていたが、自分はシーズンチケット所有しているので関係ないと入ろうとしたところ、この日は他といっしょに並べとのこと。懐かしい球場と再会して上向きだった気持ちは、一気にトーンダウン。
席も空いていない。ゴール裏席を一通り見てみたが、先着者はわりとゆったりとした座席の使い方をしており、座れない人続出。自分は、デカいカメラバッグを堂々と横に置いていたオヤジと足をおっぴろげて座る中年男性の間に「いいですか?」と言ってどいてもらったが、かなりの人数が立ち見をしていた。日本人はそんなに親切ではない。
大いに気勢を削がれ、せいぜい拍手する程度で応援らしい応援もせずに、ずっと座って見ていた。

   カズ パトリック
野崎       寺田
   高地 渡辺
中島 森下 スンジン 野上
    シュナイダー

スタメンは、このところ監督のお気に入りらしい、カズとパトリックの2トップ。珍しく武岡がベンチスタート。
試合は開始からずっと山形のペース。前半は横浜の右サイド後方で観戦したのだが、山形の#10伊東、#7中村らばかりが目立っていた。左SBの中村は伸びやかなオーバーラップ。対峙する横浜の右SB野上は不調で、いいようにやられていた。山形の出足が速く(横浜が遅い?)、中盤で高地がプレスにからめ捕られたり、野崎やパトリックの動き出しにもパスを出す時間を与えられず。
横浜の攻撃は、ほぼ形にならない。パトリックの単騎突破も数は少なかった。野崎が前線で動き回るが、効果的なパスはつながらない。全体にパスミスも多く、緩い横パスをカットされてカウンターを何度も受けた。カズは守備で奮闘していたが、攻撃では消えていた。
山形はスピードのある攻撃を仕掛けていたが、シュートはそれほど打たず、横浜の守備陣もこらえて前半は0-0のまま終了。
後半9分、カズ→武岡への交替。15分、その武岡が、それまで横浜にはなかったスピードで抜け出して、ペナルティエリア内で倒されてPKの判定。これを自身が蹴り込んで、劣勢だった横浜が先制した。
その後は目に見えて圧力を増す山形。こちらから見て遠いサイドでのプレーばかりになり、周囲にも「ぜんぜんこっちへ来ない」と不満の声。横浜ゴール裏からはまったく面白みのない展開が続く。そしてロスタイムに入った直後にこらえ切れずに失点。
そのまま試合終了。
印象としては、ラッキーな先制点があったものの、試合は山形が終始ペースを握っており、ドローという結果は山形にとってアンラッキーなものだったろう。
横浜はモチベーションが感じられず、プレーオフ進出も降格もない順位で、消化試合の色が濃い。大久保をベンチにいれず、短期契約のパトリックを重用している様は、来季への布石にしてもどこかちぐはぐだ。
わざわざ西が丘まで行く甲斐はあまりなかった。