もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

後味の悪い敗戦

ホーム・ニッパ球でのヴェルディ戦。打ち合いの末、2-3で敗戦。
試合前には両チームのマスコットのPK戦や、物まね芸人ライブ等、夏休みらしく楽しげな雰囲気。だが試合が終わった後の雰囲気はあまり楽しげではなかった。特に審判団へのブーイング。

    大久保
内田   寺田   武岡
   中里 松下
中島 森下 スンジン 野上
    シュナイダー

スタメンはボランチが佐藤→中里に、トップ下がカズ→寺田に変わったのみ。
前半はヴェルディのペース。プレビュー等であったようにサイドから攻めてくる。繋ぎのパスはあまりなく、大きなサイドチェンジ等、かつてのヴェルディのイメージとは全く違う。
むしろそのイメージで言えば、横浜の方がそうだったのでは。短いパス交換からの遅攻。ここ2試合は無得点だったが、リズム良く回して崩す手前までの形等、可能性が感じられるプレーも多くて、見ていて楽しかった。
最初の失点はCKからのヘディング。前のプレーでシュナイダーのビッグセーブがあったのだが、それをふいにしてしまったのが残念。前半は1点ビハインド。
ハーフタイムにハッパをかけられたのか、後半開始早々にチャンスを作る。48分、内田が縦に突っかけ、こぼれを寺田がコントロールしたシュート。これはGKに弾かれたが、武岡がそれを蹴り込んで同点。
続いて59分、ゴール方向へのロビングのパスに、大久保が上手く足を当てて技ありのゴールで勝ち越し。逆転。
しかしすぐに追いつかれる。65分、これもサイドからのクロスを、ヘディングでキレイに合わされて失点。
その後はヴェルディが若干押して、横浜が徐々に盛り返していたのだが。
90分、相手のドリブルに中島がファールでPK献上。これを高原に決められて万事休す。2-3で敗戦した。
後でネットで見たが、このPK、どうやらかなり怪しい判定だったらしい。現地では遠いサイドでの出来事だったので、誰なのかどうなのかサッパリわからず、シュナイダーが激昂しているのだけが見えていた。今は「あぁ、森ね」という感想。
そういうわけで少し煮え切らない気持ちもあるのだが、2-1からの追いつかれ方や、2失点の脆さ、それ以外でもセットプレーでの守備の不安や、交代出場した謙介や黒津の中途半端なプレー等、ネガティブな記憶が覆いかぶさってきて、まあ敗戦だろうなあと納得もしている。
試合運びそのものは悪くはなかった。両センターバックは安定していたし、内田は相変わらずキレていた。久しぶりに出場した中里も、らしい落ち着いたボールさばき。特にDFラインからのパスを受けたときのターンは素晴らしかったと思う。
大久保にはあまり良いボールが入らなかった。寺田はFW登録だったが、ボールに触りにすぐ下がって来てしまうので、前での仕事としては少し物足りない。相手のサイドへの進入に対して、サイドバックの次にもう一人誰が行くかの判断が遅く、クロスを上げられていたのが良くなかった。
ヴェルディでは飯尾の評判が「サッカーが上手い」「かけひきが上手い」と周りでも良かった。高原は思っていたほど存在感がない。GK佐藤は触れてないのに痛がっていたのでブーイング。こういうのは昔ながらでヴェルディらしいとも言えるのか。
奇しくも山口監督が記者会見で言っていたとおり、傍目には面白い試合だったと思う。
うちの中島がどれだけ悔しい思いをしたか。岡部拓人主審、桜井大介・式部陽介両副審は猛省するように。