もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

変化の年

自分自身が、岸野監督の就任で大きく変わったチームに“慣れる”ための一年だった。慣れる過程で、諦めることもたくさん必要だったから、同時に愛情もいくらか削れてしまったように思う。
鳥栖はあまり興味のないチームだったので、元鳥栖の選手と聞いても、対戦相手としてすら記憶になく、渡邊や武岡は名前すら知らなかった。それが横浜のユニフォームを着て、横浜の選手です、さあいっしょに戦いましょうと言われても、割り切れないのがはじまりだった。
2年続けて買っていたレプリカユニは、結局買わなかった。
今オフは、その総仕上げといった感じだ。昨年以前に在籍した選手は、片手で数えられるほどになった。大宮から藤田が来る。早川と戸川が去ったDFラインに飯尾が来る。さらに、おそらく即戦力として入団する大学卒の選手たち。ますます名前と顔が一致しなくなる。
横浜FCといえばカズ」というのは、あくまでマスコミの視点であって、僕らにとっての横浜FCを象徴する選手は別にいた。それが、本当にそうなってしまった。カズは大好きだけど、このことはもっと悲しむべきことだ。
成績は上がったが、代償として切り捨てたものは多い。横浜FCの衣装をまとった「岸野FC」は、それが本当にクラブとしてのカラーとなるかは疑わしい。あと5年、10年やるなら、それがカラーとなっていくだろうけれど、今年で辞めたら何も残らないだろう。そんな状況だということは忘れたくない。
スカパーが見られなくなったことと、クラブからの情報がガラケーに限定してに出されたことで、すっかり情報弱者になってしまった。接する情報が減ると、傾ける愛情も比例して減ってしまった。
クラブメンバーは更新したし、来期のシーズンチケットも購入済みだが、何が何でも行ってやろうという強い意思は今のところない。これまでは仕事と法事以外では最優先にしてきたが、それもあやしい。
題名に「変化」という言葉を使ったのは、それがポジティブなものだとはまだ思っていないからだ。「改革」とか「刷新」とかの、肯定的な言葉を使うのはためらわれる。
体制発表会には行くつもりだ。そこでどういう気持ちになるだろうかと、今から楽しみだ。バカみたいに応援したいという気持ちにさせてほしい。