もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

iMacを修理に出す

うちのメイン機である、iMac (20-inch Early 2008)が壊れた。
自分で何とかしようとしたのだが無理で、結局修理へ出し、ハードディスクが交換されて戻ってきた。

自己を過信して泥沼に

どうも動きが遅いなあと感じていたところ、突然ブラックアウトしたり、ホワイトアウトしたりするようになった。ディスクユーティリティで内蔵ハードディスクを調べてみたところ「ノードエラー」などという物騒なメッセージが出て、さすがにこれはまずいと慌ててデータを退避しようとしたのだが、四苦八苦している間に起動もできなくなってしまった。
外付けハードディスクにOSをインストールして、そこから何とかしようと考えたのだが、自宅にあった外付けハードディスクはどれも起動ディスクとしては使えないものだった。ヨドバシへ駆けつけたが、たまたまいた店員もあまり詳しくない。その場でiPhoneで検索すると、アイオーがわかりやすいページを用意してくれたので、それを頼りに購入。
Mac OS X インストール対応ハードディスク一覧
持ち帰るとさっそくOSをインストールし、それで起動させて修復を試みたのだが、ディスクユーティリティでは修復できず。思ったよりも深刻だった。サードパーティのユーティリティソフトでデータを救えるだけ救ったものの、すべて終わる前に内蔵ハードディスクはついに認識しなくなってしまった。
それが7月のこと。

メイン機としてのMacBook Air

サブ機である初代MacBook Airをメイン機に格上げして急場を凌ぐことにした。
意外にもデータを失ったことにはあまり不便を感じなかった。メール、アドレスブック、カレンダー、そしてキーチェーンがMobileMeにあったのが大きかった。その他にも、メールはGmailに、書類はEvernoteにと、直近のデータはクラウドにあるものがほとんどだったので、昔にさかのぼって何かすることがない限り困ることはなかったのだ。レジスト情報がないので、以前購入したアプリケーションは使えないものがあったが、それも頻繁に使うものではなかったし、Webのオンラインサービスで代替できるものが結構あった。
困ったのはMacBook Airのハードウェアとしての不足。USBポートが一つしかないことと、DVDドライブがないこと。DVDドライブは、Air用のSuperDriveを貯まったポイントで購入したのだが、USBポートはどうしようもなかった。iPhoneiPadの同期&充電、デジカメからの写真取り込み、外付けハードディスクとの接続、そして新しく買ったDVDドライブとの接続と、使うたびの抜き差しはとても面倒くさい。
替わりに、ノートブックをメイン機として使うことで機動性が上がったことは、それまで考えていたよりずっと便利だった。外に持ち出すことはなかったけれど、家のなかだけでも、場所を選ばずに使えるのはとても快適だった。
そんなだから、慌ててiMacを修理に出すという考えは浮かばす、なあなあでそのままにしておいた。

修理依頼

修理を改めて考えるようになったのは、マシンパワーが乏しいと感じることが多くなったからだった。写真を撮る機会が増えたことで、iPhotoの動作の緩慢さが目立つようになった。動画再生時にファンがぶん回ることや、同時に複数の作業をできないのがもどかしくもあった。
そこで、12月になってついにiMacを修理に出す(≒内蔵ハードディスクのデータを諦める)ことにした。
まずアップルのサポートページへ行ってみる。
アップル - サポート
保証状況とサービス期間を確認する
AppleCareには未加入だったので、悲しい表示がされた。

電話サポート:期間終了
修理および修理サービスの保証範囲:期限切れ

まあ仕方がない。ともかく修理だ。
自分で直営店へ持って行くこともできるのだが、できればピックアップしてほしかったので、アップル正規サービスプロバイダの検索ページへ。たいして悩みもせずに、関東エリアの一番上にあった「ビット・システム・サービス」を選択した。
ビット・システム・サービス
フォームから修理依頼の申し込み。備考に「救えるならデータも救いたい」と書いておいた。申し込んだのが土曜の夕方だったので、電話連絡をもらったのは翌週の月曜日。翌日午後のピックアップをお願いした。箱(とっておいてよかった)に入れ、家族へ託す。ピックアップされた翌日に、また電話。ハードディスクがイカレてデータ復旧は難しいとのこと。交換修理を依頼する。
ここでちょっと面白かったのが、提示された金額。
純正HDD(500GB)へ交換…\41,530
サードのHDD(1TB)へ交換…\23,600
純正だと容量が少ないのに値段が高く、なおかつ故障した方のハードディスクは「アップルへ送るからそちらへ戻せない」というのだ。もちろん安くて大容量の方にしてもらった。修理が終わった後に支払い方法についての電話があり、銀行振込後に発送され、ようやくiMacが戻ってきた。
電源を入れるとスタートムービーが表示された。ちょうど購入時のような状態だ。OSのバージョンは10.5.4。その上にSnowLeopardをインストールし、移行アシスタントを使ってMacBook Airからアカウントをコピー。前日まで使っていた画面が、広いディスプレイに拡大して表示された。アクセス権の問題か、いくつかのアプリケーションは入れ直しが必要だったが、ほとんど問題なくそのまま使えた。iTunesiPhotoのライブラリには欠けがあったので、ファイルを個別にコピーし直した。
とりあえず、半年ぶりのiMacはメイン機に返り咲いた。

バックアップなんていらない?

今はそのままの状態から使っている。障害時に退避したデータは、当時退避したそのままだ。数ヶ月無くて問題なかったので、あえてどうこうしようという気もわかない。本当に必要になるまで、そのまま放っておくかもしれない。
データを失ってみて思ったのは、別にどうってことないなあ、ということ。退避できたデータと失ったデータがはっきりしていないということもあるが、失ったものは「まあしょうがないよね」と思っている。最近、何に関しても執着心が薄れているせいもあるが、直近のものさえあれば何とかなるのが現実だった。
それってすごく刹那的だよなあと、自分自身を見つめ直したい気持ちもあるのだが。
本当に必要なデータはあるけれど、それ以外はそこまで血眼になってバックアップを取る必要なんてないんじゃないか。そんなことを思った。