「買いたいときが買い時」。そう自分に言い聞かせて、デジイチを新調した。
買ったのはオリンパスのE-620。ずっと使ってきたのもオリンパスのE-500だったので、同メーカーでの後継というわけ。じつに素直な選択。
OLYMPUS デジタル一眼カメラ E-620 ボディ E-620
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2009/03/20
- メディア: Camera
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
とはいえ、メーカーを乗り換えるほどの勇気も予算もない。人にも勧められたけど、ボディだけならともかく、レンズや備品諸々を考えると…うーん。
E-500の発売は2005年11月。800万画素、測距点3点、手ブレ補正なし。当時でも他メーカーのライバル機種と比較して劣っていたきらいのあった性能面は、今となるとかなり寂しい。オートフォーカスが弱いのと、高感度でのノイズ、解像度の低さは感じていた。なぜこの機種を選んだのかを思い出してみると、コンデジにオリンパス製を使っていたからとか、シャッター音が好みだったとか、そういう理由だったので、今更文句を言ってもしょうがないのだけれど。
届いたE-620をいろいろいじってみた。操作メニューやボタン配置などは結構変わっているが、やはり同一メーカーだけあって、マニュアルをひっくり返さなくてもだいたいの操作方法は分かる。大きさも重さもほとんど変わらないので、持ったときの感触も似ているし、ケースやバッグもそのまま使える。うん、これならいいな。
基本性能が上がったのはとてもよく分かる。ヒストグラムが、E-500は両端に山が出来たり、山の頂上が広かったりしていたことが多かったのだが、E-620は丸い山になる。仕上がりはFLATにすることが多いのだが、コントラストがこれまでより少し強く感じる。写真の全体的な印象はかなり変わった。
動きとか音とかがこれまでよりコンピューター的なのがあんまり好きじゃない。ダイヤルの感触が重くなったが、嫌な重さではない。ファインダー内の視野外表示が右から下に移ったので、慣れるまでちょっと戸惑いそう。上下どちらかがけられるのは眼鏡ユーザーだから仕方ないか。
こいつの売りの一つである「アートフィルター」は、あまり使わなそうだ。ちゃんと覚えれば面白そうなのだけど、こういう凝った機能はだいたい使いこなせないので、最初から諦めている。やはり一番うれしいのは「フリーアングルライブビュー」で、ハイアングル、ローアングルで何か撮ってみたいという気にさせる。真っ先に思い浮かぶのは、猫を猫目線で。それと、イベントの人混みの後ろからカメラを掲げて撮る、とか。
買う前はずいぶん迷ったけれど、手元に届いてみればやっぱりうれしいものだ。これでしばらくもたせながら、オリンパスの動向を観察しつつ、今度買うときはもっと選択肢が増やせるように貯金していこうと思う。
母が液晶のでかいコンデジ欲しいって言ってたので、次はそっちかなあ。