もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

ロスタイム同点の劇的ドロー

柏レイソル戦は、前後半ともにロスタイムで追いつく劇的な試合。引き分けも雰囲気は勝ったようだった。
中断明けに首位相手にこういう試合ができたのは、悪くない。
朝起きるとすぐに顧客から電話があり、出勤することに。行けてもおそらくはそのままスタジアム入りだろうと、レプリカ等をかばんに突っ込んで飛び出す。汗臭い身体が気になる。前日も帰りは遅くて風呂にも入らずにバッタリだったから、せめてシャワーくらい浴びたかったのだが。
幸い仕事は早い時間に蹴りがついたので、キックオフは6時だが余裕を持って4時過ぎに会場入り。相手が柏で、ワールドカップ明け、夏休みということもあってか、三ツ沢行きバス待ちの行列はいつもよりずいぶんと長かった。
スタジアムに着くと、イベントやHummel10周年レプリカ発売でこちらでもけっこうな混雑ぶり。記念レプリカは欲しかったけど早々に諦めて、タイミング良くすいていた売店でカツ丼を買い腹を満たす。暑いので、スタンドではつい一杯だけビール。
Jリーグのアンケートに答えてボールペンをもらったり、ゴール裏が初めてらしい方と話したり、F!リーダーズの演技を見たり。表彰やニッパツ社長あいさつ等、ずいぶん早く入ったのに時間を持て余すこともない。ゴール裏ではBLUTIGREからフラッグが配られて一層にぎやかに。渡されたチラシを一部引用してみよう。

Dance with Flags for YOKOHAMA
使い方
横浜FCの勝利を信じて、そしてJ1昇格を誓って試合前アップ時、選手入場時、試合中、そして試合後に選手への鼓舞、熱いプレー、そしてゴールに対し、横浜FCへの愛を込めて気持ち良く振りましょう
試合後は勝ち点3と共に、家に持ち帰りましょう

このフラッグはBLUTIGRE YOKOHAMAのマフラー・Tシャツ・バスツアー・パーティー等の余剰金、そしてサポーター有志のカンパにより作成しました。
ここでご協力頂きました皆様に感謝と御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

黄色にかなり浸食されてしまったニッパツ三ツ沢だったけれど、フラッグ効果はきっと高かったと思う。中にいるとあまりわからないのだけれど、前回のときは後で写真を見たらかなり良かった。
スタメンはメールで。フリエからのF!メールがサーバー側で迷惑メールにされてしまうことが多いのだが、これはちゃんと届いた。設定変えておかなきゃな。

      西田
高地    寺田    武岡
    八角 ホベルト
阿部  戸川  金   柳沢
     シュナイダー

新加入のカイオは登録が間に合わず出場できないが、同じく新加入の阿部は左SBでスタメン。このポジション、岸野監督は悩んでいるようだ。
柏ゴール裏はにぎやか。スタメン発表がはじまってもしばらく気づかないくらい。こちらは菅野のところと、林のところでちょっとだけのブーイング。あの菅野の三ツ沢登場だというのにテンションは思ったほどではなかった。「移籍先はJ1だったはずで、J2のクラブで安穏としているのはアイツじゃない」ってことでもないだろうけれど。
コイントスでピッチが入れ替わり、前半早々から目の前に菅野がやってきたので、礼儀としてのブーイング。久しぶりに背中で聞いた横浜のチャントはいかがでしたか?
試合が始まってみると、横浜が予想よりずっと出来ていることに安心する。相手は未だ無敗の首位・柏レイソル。それにしては互角(もちろん横浜びいきの目で)に戦っている。中盤で奪ってから仕掛けるシーンも少なくない。
やはりホベルトが効いていて、ビルドアップでは常に彼を経由するし、守備でも広い範囲をよく走ってカバーしている。他の選手のミスで奪わたときも、奪われた当人より遠い位置から走ってファーストアタックとか。柏も大谷が似たような役割だろうか。ボランチが前を向いて仕掛けてくるときはピンチになる。
試合は良い緊張を保って、全体としてミスも少なく、面白い試合。近くから「ワールドカップより面白い」なんて言ってる人がいたくらい。
柏は監督が変わって、負けないサッカーをするようになってしまっているようだった。後ろで回している時間が長く、DFライン裏へのロングフィードが多い。選手の能力は高いが、スペシャルな選手は見えない。パクはフィードの精度が低くて助かる。チームのコンディションもあまり良くないのだろうか。少なくとも「無敗」の強さは感じられなかった。
試合が動いたのは前半終了間際。工藤に抜け出され失点。あっさり取られてしまった。時間帯を考えればもっと慎重であるべきだった。
ところがその直後のロスタイム、横浜が同点に追いつく。右からのクロスに逆サイドで西田がどフリー。早い飛び出しのGKに一度は防がれたが、こぼれを後ろから上がってきていた阿部がファーのサイドネットへ流し込んだ。ハイタッチ。
横浜側が大いに盛り上がったまま前半終了。
ハーフタイムには舞夏ちゃんとあやちゃん、F!リーダーズフリ丸、そしてレイくんがピッチサイドを一周。腰の低いレイくんは好感触。
後半はその落ち着かない流れをひきずっていたんだろうか。2分、澤にこれもあっさり抜け出され、シュナイダーが1対1を一度は身体に当てたものの押し込まれて再びビハインド。守備的な戦い方をしている柏には、この時間帯でリードを許したのは厳しいと感じた。
その後は一進一退。26分に柳沢からエデルに選手交代し、武岡が右SBの位置へ。32分には西田から難波。前での運動量を上げる。エデルの長い距離のドリブルはアクセントになっていた。難波は惜しいヘディングシュートをGKに阻まれる。42分には最終ラインまで戻って守備をしたチンが、足をつって渡邊に交替。八角は接触プレーで倒れて担架が出るが、足をひきずって急いでピッチを出る。柏は林が倒れて時間を稼ぐ。横浜はパワープレー。
後半ロスタイム。左サイドから仕掛けたエデルが低いシュート性のクロス。戸川が合わせて同点!横浜が大騒ぎし、柏が沈黙するなか、試合終了のホイッスル。2-2でドロー。結果はドローだが、雰囲気は勝ったときのようだった。
あいさつに来た選手たちへは拍手が送られたが、選手はそれほど喜んだ様子は見せなかった。そういうのもまた良い。
帰りの売店は混雑していた。子どもたちは「いた!」とフリ丸に群がって記念撮影。劇的な試合展開ははじめて見に来た方も楽しめたのではないかな。駅までの道をフラッグを振り回し、チャントを口ずさむ子どもたちを見るのは気持ちがいい。ちょっと行儀は悪いけれど。
常連の自分はといえば、だいぶ久しぶりの応援で喉は早い時間に枯れ、疲れから体力が落ちているのを実感。
スカパーの調子が悪いのだが、この試合は何とかもう一度映像で見たいな。