もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

不愉快

スカパーで観戦の、アウェイでのコンサドーレ札幌戦は、1-2で敗戦。曽田には悪いけれど3点目は認めないよ。ばかばかしい。
フロントが補強について現場を無視し続けている限り、チームが強くなるわけはない。監督がやりたいサッカーができるように、環境を整えるのがフロントの仕事ではないかと思う今日この頃。
ともかくも、樋口監督が目指すサッカーの(今時点での)集大成を見せなきゃいけない残り2戦。
スタメン。

   エデル  難波
アツ          西田
   ヨンデ  根占
吉田  早川  戸川  田中
      大久保

札幌は契約解除となる選手も何人か発表済みでベンチ入りさせている。横浜はまだなので、どの選手もついそういう目で見てしまう。ここ5試合で4勝1敗という成績が紹介されたけれど、仮に今日いい試合をしてもそれが来季につながらないというのが複雑。

ミスから失点、またミスから失点

試合は札幌優位で進行。というか、横浜は形にならない。細かいパスをつなごうとするのだがいかにも拙く、相手にプレッシャーがなくてもせいぜい4、5本まわしているくらいでミスしてこぼしてしまうような感じ。大きな展開はまったくない。
左サイドに入ったアツの、テクニックで詰めてきた相手を外す動きはうまいのだが、自陣でやっているので次の一手は横にいる味方へのイージーなパスがせいぜい。裏で受けようとは絶対しないのが不満。
23分、DFラインで早川がボランチへ出したパスがミス。拾われてミドルシュートをあっさり決められ失点。こういうのはどうにも参る。直後にも早川のパスミスから危ないシーンをつくられる。2分後、相手陣内深くからのフィードを受けようとしたキリノに、後ろに誰もいないのに飛び込んだ早川が軽く抜かれ、センターラインから独走されてあっさり2点目。こういうのは――。
ここまでは完全な負けパターン。
横浜は受け手の動きが少ないので、パスコースが読みやすいのでは。無理なコースを無理に通そうとしてミスになったり、ひっかけられることが多い。うちの選手は瞬間的な判断に弱ような気がする。30cmのパスのずれにバランスを崩しかけたり、触ってコースの変わったボールに反応が遅れたり。体幹ができていない、とでも言おうか。
フリーキックを邪魔したり、カード出しまくりのおもしろ主審(イヤミ)に翻弄されつつ、前半は2点ビハインドのまま終了。
後半は、監督からの指示「DFは押し上げる意識、MF・FWはプレスバックの意識を持ち、セカンドボールを拾うこと」もあってか、前でプレーする時間が増える。だが、マイボールで細かなフェイントはたくさんあるが、仕掛けにならない。もっと個で勝負してほしいのだが、小器用にボールを回すだけで一向にゴール前での勝負までもっていけない。
11分、唯一仕掛けられるエデルに代えて安孝錬。仕掛けの前のお膳立てが出来ていないという判断だろうか。
15分、アツの距離のある直接FKが決まる。すげえ。このレベルでインプレーもできれば、年俸高いなんて批判は出ないんだろうが。
ヒョヨンが前めで触ってリズムを作ったりしながら、この時間は横浜がいいリズムで進めたが、長くもたずにまた札幌ペースに。相手がスピードアップしたときに対応が後手後手になって、中盤も含めて引いてしまい、カウンターもままならないのは相変わらず厳しい。前でファールをもらってFKくらしかない横浜の攻撃は、こういう時間帯で特に相手への圧力が弱いと感じる。
残り少ない時間で横浜はカズが出場。札幌は退団の決まっている中山と、引退する曽田が登場してスタジアムは盛り上がった。
試合終了前に曽田の引退セレモニーが始まって、そのまま試合終了。

井上知大主審の不愉快なミスジャッジ

入場者数は21,463人。最後のホームゲームとはいえ2万人越えはすごい。うらやましい。これくらい入って「資金がない」とか言っているのは、立場が違うのだろうなあ。
試合後のセレモニーはちょっとくさかったが、なかなか良かった。何より9年間もいてくれた選手はサポーターにとって特別だろう。キャラクターもそうだし、「札幌といえば曽田」という時期があったのも事実で、素直にお疲れさまという気持ち。引退後もコンサドーレに関わっていくんだろうなあ。
でも、最後のPK、あれはない。戸川との競り合いはごく普通のショルダーチャージだった。主審の井上知大がとにかく酷すぎる。なにあれ。馬鹿にしている。実況では開始5分で「この主審はファールを取る」と見透かされたが、まさにそうで、倒れたら何でもファール。警告は札幌に1枚、横浜に4枚出たが、札幌側に不利な判定も多かった。
引退する最後のホームゲームというのが背景にあるから、余計に酷く感じた。実況アナが「劇的」と言ったが、まさに演出過剰の劇だった。胸くそ悪い。

本当に更新してほしいのだろうか

さて、横浜だが。
樋口監督のサッカーは、今日の試合などを見ると、監督の指導力、選手の順応力ともに不十分なまま終わることになったという感想しかない。続けたときにどうなったかは想像するしかないが、とにかく次の試合でラストなので、内容についてはもうどうでもいいという投げやりな気持ちだ。
退団する選手についてももうすぐリリースが出て、最終戦は哀愁ばかり漂う観戦になるんだろう。新加入の噂はいろいろあって、言いたいこともたくさんあるが、決まるまでは静観するしかないか。気になっていたうちのゴール裏も、放送で見える範囲では同じように静観の構えだったのがほっとした。
とにかく最終戦だなあ。たまには気持ちよくオフを迎えたいのだが、毎年毎年、うちのフロントは本当に底意地が悪い。郵送されてきたクラブメンバー更新のお願いにあった「アップグレードをお願いします!」の言葉にも、前向きな気持ちには素直になれない。新しい練習場への投資とか、協力するにやぶさかでない背景も知ったうえで、更新は期限ぎりぎりまで様子見かな。

今、その封書のなかをいろいろと見ていたのだが、更新手続きの期限がいつまでなのかがどこにも見つからない。早期申込特典の非売品フォトフレームとか、正直どうでもいい。強化費の足しにと思って払っているだけで、見返りなんか求めていないのだが。
確かに募集締め切りなんてことには絶対ならないからいいんだけどさ。なんだかね。もう。