フィル・シラーの基調講演が、ええと、9日の午前2時か。その後に動画とかも見たのでちょっと間が空いたけど感想。
iPhone関連で出て来た内容は噂どおりのものばかりだったので、拍子抜けした感が強い。
MacBook Pro
MacBook Proシリーズのリニューアルは買う予定ないのであまり興味なし。MacBookラインがなくなったのはやっぱりあの「iPhone以上、MacBook未満」の準備なのだろうか。
Snow Leopard
「究極のチューンアップ、完了」と掲げられた、地味だが重要なアップデート。動画を見たなかで一番楽しみに感じたのはこれ。
64ビット対応でのパフォーマンス向上は、期待しすぎてはいけないだろうけど、これまでもバージョンアップするごとに動作は快適になっているので、やっぱり楽しみではある。
デモ映像ではDockに組み込まれた新しいExposeが良さそうだった。Leopardと比べて6GBのHDD節約になることはさりげなくうれしい。OSをアップグレードしてHDDが空くなんて！ 発表で言及されずサイト上にだけあった新機能に「タイムゾーンの自動設定」（Core Locationテクノロジーによるものらしい）というのがあって、Macでロケーションを使った機能というのはピンと来ないから逆に今後の応用が楽しみだ。
Leopardユーザーならアップグレードは$29と破格。うちには2台あるので$49のファミリーパックだけどそれでも安い。
iPhone OS 3.0
Find My iPhone（日本だと「iPhoneを探す」）が、具体的な便利さがイメージできて良い。
会社へ着いたらケータイが見当たらない。たぶん家に置き忘れたんだと思う。でも万が一落としていたらどうしよう…なんてことがあると、一日中心配で気が気じゃない。とりあえず地図で場所が分かれば見当がつく。
この部屋のどこかにあるはずなんだけど見当たらない。呼び出したけどマナーモードにしてたからよく分からない…というときは、音を鳴らすことができればちょっと便利。
使う機会が頻繁にあるものではないけれど、MobileMeに入っておく価値がまた一つ増えた。MobileMeはiPhoneユーザーのためのサービスに傾いているみたいだ。
iPhone 3G S
最後に付く「S」が「SpeedのS」だということだけど、後から出た機種の方がスペックが上なのは当たり前のことで、実物に触ってない今はそこに惹かれる気持ちはあまりない。何が何でも最新機種を持っていたいわけでもないし、そして今のローンも残っている身なので、機種変更はしばらく見送るつもり。
iPhone OS 3.0が出るから現行機種でもまだ楽しめると思うし、新しく追加された機能――3メガになったカメラ、動画撮影や編集、ボイスコントロール、コンパスなど――で「これだけは欲しい！」というものも無いような気がする。強いて言えばコンパスかなあ。地図にはお世話になることが多いので。
本体デザインが変わらなかったことで、現行機種を古くさく感じる気持ちが強く湧かないということも、買い替えたいと思わない一因かもしれない。
