もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

本当に最下位だ

17位の栃木SCと最下位の横浜の対戦。17位の栃木に負けたことで、悔しいとかの気持ちとは別のところで、変にサッパリした気分になってしまった。
風邪で微熱があったので行こうかどうしようか迷ったのだが、「久しぶりの勝利をこの目で見ないわけにはいかない」と無理矢理に理屈をこねて出かけた。でも声での応援は無理だったので、真ん中からは少し離れた場所で大人しく観戦することにした。時間も割と遅め。座ったのはビッグフラッグの下だった。

    池元  難波
カズ          須藤
   ヨンデ  八角
片山  早川  戸川  田中
      大久保

スタメンは、GKに大久保択生。これには驚いた。アツはベンチ外。相手の監督が松田だったのでもしかしたらと思っていたら予想どおりだった。そして、小野智吉がベンチ入り。

ぱっとしない

試合は順位どおりにぱっとしない展開。栃木の攻撃はまったく怖くないのだが、横浜の攻撃も迫力不足は否めない。須藤の動きの良さとか、八角の追い越す動きとか、カズのポジショニングに縛られない動きとか、良いと思うところもあるのだが、いかんせんシュートが。
15分、ゴール前でクリアできずこぼれたボールが栃木の選手の前へ。大久保は一瞬躊躇したか。きれいに決められて早くも失点。決めた佐藤悠介は何故かこちらへ向かって挑発的にアピール。訳が分からない。佐藤は良い選手だと思っていたがこれにはがっかりした。こんな場所にいるのはこの性格が災いしているのじゃないかと思えた。
その後も、横浜の攻撃はもう一つ何か足りない。栃木の攻めは相変わらず怖くないので、前半はこのまま1点差ならまだ良いか、と思っていた33分、相手CKがカズに当たってオウンゴール。何ともやりきれない失点の仕方だった。
35分、難波が痛んで西田に交代。エースストライカーの離脱にも、難波から西田なら戦力的にそれほどダメージでないと考えてしまった。難波への期待感は日々薄れているのが本音だ。
前半はそのまま終了。
後半4分、横浜の攻撃。西田が無理めながら反転して放ったシュートのこぼれに池元が反応してゴール。1-2。この西田のようなシュートへの意識は、実はあまり見ていないことに気付く。FWはもっとシュートを打たなきゃダメだ。
その後は少しだけ横浜に勢いがあったのだが、次第に尻すぼみ。守りの意識が高くなった栃木にボールを回されてしまう場面が目立つようになると、横浜のプレスは単発になって、組織的な動きは消えてしまう。
37分、八角から小野智吉に交代。待ってましたトモキチ。軽快な動きが見れて来た甲斐があった。
しかしながら、チームとしては決め手を欠いたまま、それほど見せ場もなくタイムアップ。あっさり負けてしまった。

薄れる悔しさ

栃木サポーターは久しぶりの勝利にかなり喜んでいたが、こういう試合をホームでやられてしまう横浜の弱さには飽きれてしまい、あまり怒りも湧かなかった。
横浜はボールを持っている時間は長かったが、相手ゴールを脅かしたのは主にセットプレー。須藤やカズのFKくらいか。両サイドへ展開してからのクロスは可能性が感じられない。後半の右サイドからの崩しも、クロスに中央で合わせる形ではなかった。あれが当初から狙っている形ではないだろう。
栃木は数年前の横浜が得意だったサッカーをしていたが、見ていて実に悲しかった。カズがタッチに蹴りだした後に悠然と立ち上がって歩いていたDFなどは、後で恥ずかしく思わないのだろうか。近くでカズを野次っていたのがいたが、野次る相手が違うと言いたかった。まあ結果としてはイエローカードも横浜が2枚に大して栃木が1枚。上手だったのは間違いない。
試合後のあいさつでは須藤が感情を表に出していたが、まだああいう気持ちでいてくれることが逆にうれしかった。須藤はこのところのプレーにしても良いものが多く見えるし、個人的な期待はかなり高まっている。

せめて手拍子くらい

座って見たいから中央寄りでない場所に座ったのに、やたらでかい声で野次っているのが近くにいて参った。応援に合わせての手拍子もいっさいしないから、おそらく野次ることそのものが楽しみなんだろう。人それぞれだが、たまにこういうのがいてがっかりする。何のためのレプリカユニだよ。