今季未だ勝ち星のない横浜FC。今日の愛媛FC戦もスコアレスドロー。栃木SCが勝ったのでとうとう最下位になってしまった。でも内容は上向きで、今日の試合も最下位のチームのものではなかったと思う。あと一歩だよ。
でも、この内容で勝てないのだから、どん底、なのかも？
キックオフは13時。いつも以上にのんびりして行ったので、スタジアム到着は12時過ぎ。三ツ沢公園の桜がきれいだ。入り口では応援ソングの歌詞カードを今季初めてもらった。Beautiful name、いつ以来歌ってないだろう。
スタメン発表はメールで一応見ていたんだけど、出て来たなかに見慣れない選手がいて慌てて見直す。
難波 中野 片山 須藤 アツ 八角 田中 早川 戸川 吉本 岩丸
吉本が右SB。須藤が右に出て、アツと八角が中央。FWには2年目の中野を抜擢。そうだ中野裕太だ。ずっとスタメンだった加藤大志はベンチスタート。流れを変えられる選手だと思うので途中出場に期待。
田北コーチの蹴るボールがゴール裏席を強襲。珍しい。天気もいいので、珍しく売り子からビールを買う。売り子の女の子はやけに愛想がいい。
スコアレスだが期待の持てる前半
好調と聞いていた愛媛だが、特別好調なチームとも見えなかった。横浜のいいところが良くでていたと思う。右サイドに須藤が入ったことで左の片山からの攻撃が多くなったが、須藤が内にポジションを取っていたことで、中盤の底に八角、その前にアツと須藤なんて形もあって、アツがいつになく高いポジションでプレーできていたような気がした。遠目からのシュートも枠をかすめる。
中野は積極的にボールに触り、悪くないプレーだった。難波とのコンビではやはりこういうポストプレーができるタイプを組ませて、難波はゴール前へ飛び込ませる方が良いようだ。
八角の守備での貢献が目立った。DFラインまで戻ってクロスやシュートをブロックするシーン。
田中の左サイドは、相手のクロスをほとんど上げさせなかった。片山がよく戻り、田中は裏へのパスをケアする形で何度も相手FWの飛び出しをカバーしていた。
惜しいシュートも何本か。難波のヘディングがポストを叩いたり。
攻めきれない後半
後半に入ってもチャンスは作り続けて、横浜ペースだった。高い位置での守備からボールを奪い、相手ゴール前へ。片山のサイドから何度もえぐった。愛媛の攻撃は岩丸がファインセーブ。相手のFWはかなりイライラしていた。
選手交代は疲れの見える中野から池元へのみ。余らせた交代枠も、劣勢の愛媛がなかなかカードを切らなかったことで、我慢比べになってしまった。リズムの良い横浜から先に交代するのは難しい。
両チームともゴールを割ることができないまま、タイムアップ。
FWはゴールという結果を
試合終了後の雰囲気は、負けはしたものの、負けたことそのものを除けば満足のいく試合だったから、それほど荒れたものではなかった。飛んだ罵声も勝てないことへの不満だけで、選手のプレーの不甲斐なさをけなすようなのはなかった。もちろん、選手が去ってベンチへ腰を下ろしたらもうだめで、力が抜けてぐったりとしてしまったけれど。傾ける努力と得られる結果が見合わない。
自分のなかでは、未だにあの都並横浜を基準として考えているところがあって、今のチームはまったく悲観していないし、きっかけが掴めればぐっと上昇できると感じている。未だに得点のないFW陣のゴールですっきり勝てる試合が待ち遠しい。中野は監督の起用によく応えたが、次はゴールという結果を期待したい。
試合後は夕食には早いので、コーヒーでも飲んで落ち着くかとマクドナルドへ寄る。レジの女の子に「新発売のチーズカツバーガーはいかがですか？」と笑顔を向けられ、うっかり買ってしまう。
