もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

ホーム開幕戦だというのにこの負け方はきつい

ホーム開幕戦の相手はロアッソ熊本
足腰に来る敗戦。試合後は声も出なかった。高橋が抜けた熊本には勝てるだろうと高をくくっていたのが間違いだった。DFのミスで失点してしまうと、戦術も何もないのだ。
朝に最高潮だったテンションは時間とともに尻すぼみ。

三ツ沢の居心地良さ

先週半ばに一度早出して以来、体内時計がぶっ壊れたままらしく、休日だというのに6時半起床。準備には早すぎるので、本を読んだりして時間を潰す。風邪はなかなか治らず鼻も止まらないので、鼻炎カプセルを飲んで出発する。
行きの車中で読んだメールでは、三ツ沢の雨は上がったとのこと。もうちょっと早ければ雨具を持たずに済んだが、これは仕方ないか。
スタジアム到着は12時ちょっと前で、ちょうど年間パス組の先行入場の列が動いているところ。クラブメンバーブースへ立ち寄った後、列の後ろへ付く。はじめてのワンタッチパスでの入場も目立った混乱は無し。いろいろと問題はあるけれど、うまく回ればこれはすごく便利だと思う。
シーズン開幕戦のお定まり、イヤーブックを買いにグッズ売店へ直行する。小さな女の子が店を手伝っていて微笑ましい。飲食売店では焼きそばにトルティードッグ。そして、これまで買いそびれていたBLUTIGREマフラーをついに購入した。「MITSUZAWA」の文字が誇らしげ。
横浜FCサッカースクール生の前座試合をまったりと楽しみ、ゴール裏での修了式に拍手。初めての生フリ丸はやっぱりでかかった。たねまるのゆるい感じ。今年も継続のF!リーダーズは大人たちの「癒されるわ」的意見が聞こえて好評の様子。今日はフリ丸が真ん中であやしい踊りでも披露するかと思っていたが、端の方で控えめにフラッグを振っていた。

近くの方におすそわけを頂いたりで、試合前はなごやかな良い雰囲気。
スタメンメールを確認する。

   カズ 難波
片山       加藤
   八角 須藤
吉田 早川 戸川 田中
     岩丸

前節と変わったのは、FWが池元からカズへ、ボランチがアツから八角への2人のみ。負けたとはいえ内容は有ったし、開幕直後ということで大きくいじることはないんだろう。アツは意外にもベンチ外(スカパーの中継では右足打撲とのこと)。
ピッチ上でのウォーミングアップの最中、気が付くと小山がゴール内で倒れている。シュート練習は中止。コーチらが集まって心配されたけれどしばらくしてマルのサイン。立ち上がった小山は頭を振っていた。ボールでも当たった? 直前すぎてメンバーの入れ替えもできない状況でヒヤヒヤさせてくれた。
選手紹介が終わると、ぶうちゃんの発声でゴール裏みんなで乾杯。もちろんこの時はちょっと早い祝杯のつもりだったのだが。

カズゴールも色褪せるミスからの失点

試合の立ち上がりは横浜が優勢、というより熊本がミス連発。中盤のパスワークが拙く、横浜の高い位置からのプレスが思うように決まっていた。熊本の最終ラインが持っているときはあまり行かないが、次の列あたりでFWが最初のプレッシャーをかけていく。
12分、パス交換から裏へ抜けようとした片山がPA内で倒されてPK獲得。これをカズが決めて横浜が先制! 昨季はなかなかゴールできなかったカズだけれど、今季は早々に決めてしまった。

その後もゲームを優位に進めていたのはどちらかと言えば横浜だったと思う。熊本の3トップは、右の宇留野は吉田がよく付いてクロスを上げさせなかったし、左の木島へは有効なパスが少なく、トップの小森田にも目立った仕事はさせていなかった。
33分、信じられないプレー。DFラインでのボール回しでプレッシャーを受けた田中がGKへバックパスしたが、これが弱くて木島へのちょうどいいラストパスに。岩丸が飛び出したが間に合わず、豪快に決められた。
シーズン通してもそうそうないボーンヘッドでの失点は痛すぎた。特に熊本の選手には大きな勇気になったようで、FWは「もういっちょう」とでもいうように横浜のDFへのプレッシャーを強くした。上手いテクニックで中盤を落ち着かせていた須藤が、奪われてカウンターを受けるシーンが増えたのが象徴的。
前半はこのまま1-1で終了。

悪い時間に悪いやられ方

後半もメンバー交代はなし。
開始直後、ロングボールを競り合った吉田が軽いプレーで抜かれ、またもやGKとの1対1を今度は宇留野に豪快に決められる。出鼻を挫かれてがっくり。
その後も試合は横浜が優位に進めているのだが、チャンスを逃し続けている印象。ゴールに迫るプレーをファールで止められることが多い(熊本へのイエローカードは後半だけで4枚)のもあったが、そこで得たセットプレーの迫力不足というのもまた事実。アツ不在でキッカーを務めた須藤は悪くはなかったが、やはり即席か、中とぴたりと合うことはなかった。
12分に加藤から西田へ、20分にはカズから池元へと攻撃のカードを切る。入った2人は積極的に行く場面もあったが、シュートは枠に飛ばず、劇的に流れを引き寄せるまでのビッグプレーは生まれない。
風邪+鼻炎カプセルで乾いた喉は壊れ、途中で声も休み休みでやっと出るくらい。せめて拍手はと腕を上げると、痛めていた左肘に痛みが走る有様。
そのまま1-2で試合終了。

早く勝利を

出口で子どもたちに囲まれるフリ丸を横目に、三ツ沢の丘を歩いて下る。足が重い。
正直なところ、今日の熊本の出来なら勝たないとダメだ。失点はどちらもDFのミス。やりきれない敗戦になってしまった。試合終了後に漂った失望感といったら。本当にホームで勝てないねえ。
チームの狙いは前節同様、前半の途中から徐々に薄れてしまった。高い位置でのプレスも長続きしないというか、自分たちがイニシアチブを持っていかないといけないはずなのに、それがまだ足りない。トライしてだめならまだしも、トライする意識がリスクへの恐怖心であいまいになってしまうように見える。3年続けてリアクションサッカーをしてきたのだから、そう簡単に切り替えられるわけではないということなんだろうか。
早川が往年のトゥイードばりに最終ラインから持ち上がっていく姿とか、難波の最後までチェイシングとか、希望の持てる材料もいろいろあるのだけれど。


飛んだブーイングは、ミスをした選手へというよりも、その後に取り返そうという気迫が物足りなかったチームそのものに向けられたものだったと思う。スタッツでもシュート数は10vs14と、現場で感じた皮膚感覚どおりに負けていたし。自分も気持ちとしてはブーイングだったけれど、ブーイングする元気もなくて突っ立っていたよ。
内容は良くても、結果が出ないと悪い方向へ転がってしまう。早く最初の勝利が欲しいな。