もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

「勝てねえなあ」

早い時間帯に先制してリードしたまま前半終了。逆転された直後にカズの同点ゴール。勝てるんじゃないかと思った時間は多かったが、結局いつものように引き分け。

試合前はいつも以上にゆったり

気付けば三ツ沢のスタンドに当たり前のように座っているなあと思う、この力の抜けようはいいかもしれない。少しプレッシャーのある仕事が一段落したことが大きいんだろう。最近はかなり精神的に参っていたからなあ。
今日はゴール裏にいろいろなブースが出ていた。癒しを求めて初・横浜FCサワー。彩りはこの場所にはあまりにもハマりすぎる鮮やかなブルー。写真撮ればよかった。
エコタンブラーで烏龍茶を買ったらいつのまにか値引きがなくなっていた。あの日だけだったのかしらん。店員さんは気にしてか「いいですか?」って聞いてきたので、阿呆みたいに「ぜんぜんイイッスよ〜」と返す。焼きそばはこんなにボリュームあったっけ? 一つで腹一杯になる。
試合までまだ少しあったので、ヒュンメルショップをひやかし。ひやかしのつもりが迂闊にも一着買ってしまった。スタジャンスウェットが2,000円、これなら部屋着でもいける。
両チームサポーター代表の宣誓や、和太鼓演奏が終わると、ようやく選手がウォーミングアップのためピッチへ登場。お、戸川がいる。アツとエリゼウのリフティングショー。アツのボールコントロールの巧みさに改めて感嘆する。
スタメン発表。

    御給  池元
滝澤          カズ
    智吉  八角
アツ  吉本 エリゼウ 吉田
      小山

早い時間帯に先制

開始10分、左サイドから滝澤が深くゴールラインまで持ち込み、相手DFとの競り合いを粘ってグラウンダーのパス。ニアへ走り込んだ御給が足で合わせてゴールへ流し込んだ。横浜が先制点。
横浜の戦い方はこれまでの試合を踏襲して、ポゼッション主体の攻撃と、低いラインで相手へのプレスが弱い守備。
御給と池元のコンビは悪くない攻撃は2トップの役割がいつになくはっきりしていて、長身の御給がターゲットになり、スピードのある池元がそのこぼれ球を狙うような形が見えた。遅攻より速攻の方がチャンスになる確率が高いが、遅いときも遅いなりで少なくともあっさり奪われるような場面は少なく、ときには後ろへ戻して組み立て直せるだけのパス交換はしていた。右の吉田、左のアツも攻撃に顔は出していた。
アツや池元は少し遠目からでもシュートを放っていた。八角がカウンターから抜け出してのシュートは決めてほしかったが。カズはスピードはないが、駆け引きとタイミングだけでスルスルとサイドを上がって行くプレーにはときめいた。滝澤はカズとのバランスもあるのか、先制点のアシスト以外ではあまり目立たない。
守備はエリゼウがやはり際立つ。危ないと感じるとかなり高い位置まで追って行くが、後ろのカバーは大丈夫かとハラハラしなくもない。
ピンチもチャンスもあった前半は、無難にリードを保って終了。

また後半に流れを失う

後半開始早々、池元と御給が相手DFからボールを奪い、カウンターを仕掛ける。池元は相手を抜ききる前に、その隙間からファーサイド上を狙ったミドルシュート。惜しくも外れたが、これが決まっていたら。
直後の連続失点。5分、右サイドを突破され、クロスを大木にきれいにヘディングで合わされ同点。8分、左サイドでアツがまんまと切り返され、横谷に鮮やかなミドルシュートを決められ、逆転。あっという間だった。相手が強く前に来ると防戦一方になるのはいつものことだが、その防戦が思いのほか脆い。愛媛のような全員ががんばるチーム相手だと、同じかそれ以上にがんばらないとダメなのだが。ここからはもうかなり一方的。横浜の中盤がまたスカスカで、相手に対しての寄せもゆるい。中盤の底を智吉から根占に交替するが、その効果もあまり見えない。
10分、右でパスを受けたカズがドリブルでペナルティエリアへ侵入。シュートフェイントで相手を飛び込ませるが自分も倒れてしまう。倒れたまま強引に蹴ったボールは、ゆっくりところがってゴールラインを越えた。同点ゴール。スタジアムはとても盛り上がった。カズはダンスをしようとしていたようだったが、チームメイトにもみくちゃにされてしまう。
雰囲気はがぜん横浜だったが、ここで勝ち越せないのもまた今の横浜だ。
池元が息切れし始める。カズからアンデルソンへ交替して右サイドへポジションを移すが、当然プレーには冴えが無い。御給とアンデルソンはコンビとしてはあまり合っていないようで、苦しいときに前へ蹴ってもあまり形にならない。
32分には足を痛めたアツが太田に交替。個々の選手のチャレンジでセットプレーのチャンスがあるが、キーパーに直接キャッチされていくつかのチャンスを失った。セットプレーのキッカーにアツがいないのは大きいのか。
そのまま試合終了。

ホームゲームで引き分けはやるせない

前回は自分でもあきれるほどネガったので、その反動で今日は肩の力が抜けて観られた。引き分けの結果にやるせない気持ちにはなるが、怒りの感情は薄く、「勝てねえなあ」と力なく苦笑い。試合後は辞めるスタッフとサポーターとのやり取りがあったりで、少し感傷的な気分で帰路についた。
カズのJ通算150ゴールは勝利で飾らせてあげたかったなあ。