もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

国立でのホームゲーム

国立でのセレッソ大阪戦は、うちらしくない派手な打ち合いのゲーム。一度は逆転され、追いついての2-2ドロー。昇格争いに辛うじて残っていたセレッソはこの引き分けで大きく後退して、試合後はサポーターも怒っていた。
かくいううちも選手にはブーイングが飛んだが、同じだけ拍手も送られた。がんばっているのを見せられるとそう無下にもできないもの。

期待しなかったイベントを思いのほか楽しむ

雨を理由にして行くのをやめようかと考えていた、国立競技場でのセレッソ大阪戦。天気予報では何とか保ちそうとのことで、理由が無くなってしまった。まあ、年に一度くらいは国立行った方がいいか。そろそろ準備をしなくちゃと路線検索すると、すぐに出ても開門ぎりぎりになりそう。そう急ぐこともないかと、ゆっくり支度をして出発。
国立は遠いことは遠いが、京急戦から直通の都営浅草線・大門駅で大江戸線に乗り換えれば、乗り換えは一回で済む。日曜の昼では席に腰掛けての楽な移動。到着すると年間チケットの先行入場に間に合った。入場待ちの列は思っていたよりずっと多いが、箱も大きいからなあ。
朝食を食べていなかったのでかなりの空腹で、焼きそばだの何だの結構な量を食べる。暇なのでスタンド最上段まで行って写真を撮ってみたり。
しばらくするとピッチ横のトラックで小学生の60m走がはじまる。恒例になりつつあったOB戦は、芝の状態が悪く中止になったという話を聞いた。試合前にピッチをぐるりと見学していたのは対戦相手の大学生だったろうか。いつもどおりに頬が緩むF!リーダーズの演技に続き、今日は京華学園女子マーチングバンド「Sophisticated Blue」の演奏。元ブラスバンド部はつい前のめり気味に。ゴール裏席ではいかんせん遠かったものの、本格的で良かったです。

ぶうちゃんとまいちゃんが秋物グッズの宣伝。そういえば去年は、秋物発売なのに天気が良すぎて暑いくらいだったっけ。
スタメン発表。

    池元 アンジー
滝澤          山田
    智吉  根占
アツ  吉本 エリゼウ 洋介
      小山

GKには小山が戻り、控えには岩丸。太田が出場停止の左サイドバックはアツ。右は洋介が戻った。右ハーフは山田。カズはベンチ外。
唯一ポジション争いらしきものが行われているのが右サイドバックのポジションだと思う。中田洋介も吉田も、出れば相応の結果を出している。他のポジションでもこういう状況が出てきて欲しいのだが、複数ポジションでのプレーを求めるチーム事情がここでは悪い方向へ出てしまっているようだ。

待ってました アツの得意のカタチ

試合開始。
前半は割と横浜優位の展開。セレッソの動きは慎重で、プレスも中途半端。今日の横浜は選手間の距離も良くて、詰められてもパスをつないで打開できている。相手FWのマークには苦心しているようで、小松の動きにマークを受け渡すと、その次の選手のマークが若干甘くなる。サイドからの突破にはよく付いて、ねばっこい守備ができている。
横浜の攻撃は、ポゼッションしている時間に比べると前への圧力に欠けるが、時折スピードのある突破も見せる。中盤からの押し上げがもう一つで単発気味ではある。
37分、左サイドをアツがドリブルで駆け上がる。切り返しからやや強引に内へドリブルし、右足でミドルシュート。キーパーの頭上を越えるようにしてファーサイドのネットを揺らした。先制! 待っていたアツらしい形でのゴールに、スタンドは盛り上がる。
前半は1点リードで終了。

相手の時間で逆転されるも、直後に追いつく

後半開始。
ハーフタイムに監督からハッパをかけられたのか、セレッソのプレスが強まる。今の横浜は相手が前に来るとそれを跳ね返す力強さに欠け、押し込まれる。
16分、前線にターゲットを入れる狙いか、池元に替えて難波を入れる。ロングボールには高いジャンプ力で競り勝ってマイボールにできるのが、効果を発揮しそうだったのだが。
21分、チャンスを逃した直後のカウンターを受けると、小松に豪快に左足で決められる。同点。
24分、智吉に替えて八角。守備力のある八角で流れをせき止めたかったのだろうか。
29分、嫌な形で速攻を受ける。ゴール前を横にドリブルする小松を止められない。鮮やかに決められて勝ち越される。
後半始まってからずっと続く相手の流れを止められないまま、逆転を許した。このあたりでのしたたかさがこのチームに今一番足りないところだろう。
直後の32分、右サイドからのフリーキックを得る。アツの蹴ったボールに難波が飛び込むと、慌てたキーパーがクリアミス。こぼれたのをエリゼウが押し込んで同点!
その後は両チームともかなり攻撃的。セレッソは古橋を入れ、横浜は御給を入れた。御給はこれまでで一番活きたように思う。難波と御給のどちらかがターゲットになることで、横浜のぎこちない攻撃が何とか形になっていた。終了間際に中田洋介が今日2枚目の警告で退場したが、近くからはねぎらいの声が飛ぶ。ゴール前のプレーで何度も歓声が上がった。
そのまま試合終了。

勝たないと喜べない

セレッソのサポーターはかなり怒っているようだった。当然だろう。勝ち越してすぐにセットプレーからの失点では悔いも残ろうというものだ。これで昇格争いからは大きく後退。
横浜ゴール裏は「国立と言えどもホームゲーム。引き分けでは喜べない」と、選手たちにはブーイングを投げたが、特に試合終盤の頑張りは胸を打たれるものがあって拍手する人も多かった。山田はキャプテンらしくスタンド近くでサポーターの声を聞いていたし、エリゼウは「勝てなくて済まない」というジェスチャーを見せていた。
雨は時折ぽつりぽつりと来たが、幸い雨具も必要なかった。観客はTOMAS様の力が効いて20,359人。帰り道はうちのゲームらしからぬ大混雑でたいへんだった。聞くとはなしに聞いた声では「派手な試合で面白かった」ようだ。一見さんには楽しんでもらえたのならうれしい。これまでは地味な試合が多かったからね。
来週は天皇杯ニッパツ三ツ沢でかりゆしFC戦だ。あまりメンバーを落としたりはしないような気がする。勝たなくては。
気まぐれでバックスタンド席を買ったので、ちょっと違った観戦になりそうで楽しみだ。