もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

土砂降りで何にも見えない

どんなことがあっても、スタジアムに足を運んでチームを応援し続けるよ。
当たり前のはずのことを、改めて文字にしないと挫けてしまいそうなくらい、ひどい。今のうちならどことやっても勝てません。昇格争い中の2位モンテディオ山形にまったく歯が立たず、惨敗。

また雨の三ツ沢

天気予報は午後から雨と言っていたけれど、家を出たときは晴れ間も見えていたくらいで、大したことはないんじゃないかとこの時は高をくくっていた。三ツ沢に着いたときもまだ傘がいらない程度の降り。年間チケットの先行入場はもう始まっていて、慌ててその後にくっついて入場。ゴール裏席に荷物を置いて売店へ。
食事を買ったり、ヒュンメルショップや三浦元気屋をぶらぶら覗いていたら突然の本降り。慌てて席へ戻り、荷物をビニール袋に突っ込む。しばらくはその場にいたが、降りは激しくなる一方で、荷物だけ置いて屋根の下へ避難した。皆空を見上げて心配そう。「帰ったほうがいいんじゃないか」という冗談半分の弱気もたくさん聞こえた。一時間ほどで小降りになり、試合前には何とかあがってくれたのは良かった。
スタメン発表は、例のごとくiPhoneではモバイルサイトを見れないため、人づてだったり会場アナウンスだったりで確認。

     アンジー
ヨンチョル アツ    池元
    滝澤  根占
太田  山田 エリゼウ 洋介
      小山

発表では2FWだったが、4-2-3-1の布陣。オリンピック帰りのヨンチョルをどうしても使いたかったが、アツも外したくない。そんなところだろう。
センターバックがまた変わった。吉本は試合前のウォーミングアップではフリーキックを盛んに蹴っていたりと元気で、怪我ではない。どうしてこうもセンターバックを軽視するか。しかもどちらも本職ではないだろうに。

パスを回すだけ

試合開始。
横浜はポゼッションしたいようで、丁寧にパスをつなぐ。中盤に入った滝澤がパスの出し手として相手DFラインの裏へスルーパスを狙ったりと、あまり見ない攻撃もある。だが全体的にアイデアに乏しく、パスは常に各駅停車。球離れも悪く、相手FWのチェイスに四苦八苦する。DFラインからなかなか前に運べない。根占が顔を出して受けに来るが、信頼がないのかそこへは出ず、サイドを経由してのろのろと前を伺う。
山形は長谷川悠が良い。でかい身体を活かしてエリゼウとも競り合い、サイドに流れて縦へ仕掛けたりと積極的。
28分。縦のロングボールにアンデルソンが諦めずに追いかけ、山形のGKの飛び出しが緩慢なところを躱して無人のゴールへ蹴り込み先制! また戦術のない個人技からの得点だったが、アンジーの心意気に喝采。
32分、山形の攻撃。豊田にDFラインをいとも簡単に抜け出されてGKと1対1。小山の反応は早くシュートは身体に当てたものの、そのままゴールインして同点。
ボール保持は横浜の時間が長いものの、山形の攻撃の方がゴールへ近いような流れ。なかなか前進できないパス回しのぎこちなさに、スタンドからは苛立ちの野次が飛ぶなか、前半終了。
後半も似た展開。山形の大きな展開に比べ、横浜は横をまったく使えていない。ディフェンスでもボールサイドに寄り過ぎて、サイドチェンジされると太田が山形の2人の選手と対峙する場面が続く。攻撃では、大きく開いた洋介へサイドチェンジのロングパスが出ることはまったく無い。
止んでいた雨が突然降り出し、しかもかなり強い雨脚。いわゆる「バケツをひっくり返したような」というやつ。スタンドはいっせいに雨具を用意する。
直後の68分。山形のレオナルドに決められて勝ち越しを許す。雨で眼鏡が濡れて、逆サイドは何が起きているか見えない状況だった。77分、81分と続けざまに失点。横浜の攻撃はちぐはぐで、どうやって攻めるか、どうやって点を取るかの共通意識が見られない。サイドからクロスを入れようとサイドバックが上がって行くと、FWもいっしょにサイドへ流れてパス交換。やっとクロスを上げたが中に合わせる選手が1人しかおらず、ふと見ると上げた位置には選手が3人もいたり。洋介のグラウンダーのクロスにファーからカズが飛び込んだシーンがあったが、そういうゴールへ向かう姿勢を持った選手は少なかった。
「この強い雨にもさほど影響がなく、むしろボールは走っているよう。三ツ沢のピッチは素晴らしいなあ」などと、勝敗とは関係ないことを考えて現実逃避していると、試合終了のホイッスル。1-4で完敗。「これがホームの試合かよ」と誰かが言った。

このままやってもだめ

スタンドへあいさつする選手たち。バックスタンドもほとんどが無言で腕組みか野次を飛ばすだけ。拍手は聞こえない。ゴール裏は大ブーイングに加えて「来るな」と身振りで示す人がいるくらいで、選手たちの表情もかなり暗かった。
負けているチームがリスクを背負って攻め、返り討ちにあったのならまだ納得がいく。今日はそれほどリスクをかけて攻めているようではないのに、無惨に点を取られまくった。惨めだ。何なんだ、これは。
びしょ濡れになってまで応援するのが馬鹿馬鹿しく感じるような試合だった。本当にひどい試合だった。
フロントは前言撤回して、監督替えてくれないだろうか。このまま今のを続けて、いったい何年後に強いチームになるというのか。3年じゃ無理だろう。何年やっても無理だろう。何がしたいのかさっぱり見えない。
心が折れそう。