もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

10周年誌どころじゃない

FC岐阜と調子悪い同士の対戦。チャンスに決められず、セットプレーから失点して敗戦。ホームゲームとかもう関係なく、完全に運気を逃している。
試合後はスタンドへ居残りも、途中で退席のいくじなし。
前節の仙台戦は、録画したけれど時間がなくてまだ見ていない。どこかのサイトでダイジェスト動画を見た限りでは、希望の芽も合ったのかなあとも(カズやアツ、難波の惜しいシュートとか)思っているのだが。
で、今日はFC岐阜戦。リーグ戦序盤のような勢いは無いみたいだが、今のうちにはどこが相手でも不安いっぱいなわけだけれど。またロングスローがらみでやられちゃうんじゃないの?とか。
このところの慌ただしさからは幾分緩やかな過ごし方で、昼過ぎに出発。途中で軽く食事を摂ってから向かう。横浜駅のバス停ではジュニアの子どもたちとぶつかって結構な混雑。でもそれは錯覚で、スタジアムはいつもと変わらない入りだった。
今日はクラブ10年誌「GO ON F!OREVER」の発売日だったのだが、スタジアム内の売り場では行列が。整理の人に聞くと何やらトラブルでかなり待つという。数は十分にあるというので帰りに買うことにして、代わりに?トレーディングカード購入。
ゴール裏席へ。一番大きく空いていた中央後ろの席に座る。「はばたけ!蹴太」第2回は都並監督が登場。「クビにならないといいね」のセリフは皮肉なタイミングだ。
スタメン。

   ヨンチョル 難波
      アツ
滝澤          山田
      八角
太田  早川  八田  洋介
      小山

2トップは難波とヨンチョル。アンデルソンはベンチからも外れた。中盤は恐らくダイヤモンド。右SBには中田洋介が戻ってきた。

決めるところを決めないとこうなるの典型

試合は横浜ペース。岐阜はなるほど調子悪そうで、ほとんど効果的な動きも工夫もない。横浜の前からのプレスからボールを奪う珍しいシーンも散見できるほど。中盤の底に入った八角は気の利いたプレーで安定したビルドアップに貢献している。だが、横浜のシュートの場面は少なく、開始早々にポストを叩いた惜しいシュート以外にはあまり見るべきところはなかった。
後半も同様。横浜はクロスからのヘディングシュートが枠に飛ばず、何度かあった決定機を逃した。
23分、岐阜のCK。ファーサイドでのマークがルーズになって失点。まわりじゅうで「またか」の声。
直後、アツに替えて智吉、ヨンチョルに替えて御給、難波に替えて池元。システムは大きく変わっていないようだ。智吉は積極的に飛び出してピッチ上での運動量は増したが、御給のポストは雑、池元は空回り気味でむしろ交替前より機能していない感じ。パスは出し手と受け手の意識がバラバラ。岐阜が守備意識を高めたのも辛かった。
そのままタイムアップ。中田洋介はがっくりとorz。八田は仰向けにしばらく倒れていた。
スタンドへあいさつする選手。バックスタンドでけっこうな人数が拍手していたのにはさすがに無いだろうと思った。ゴール裏はブーイングで迎えたが、ブーイングする声にもどこか元気がなかった。洋介は足を痛めたのか最後は肩を借りて退場。せっかく戻ってきたというのに心配だ。
ふと見るとバックスタンドではサポーター同士の言い争いでもあったのか人だかりができていた。

中途半端に居残り

ゴール裏はそのまま居残り。喜び続ける岐阜サポーターに毒づき、メイン席でのイベントを眺め、クールダウンする八田に声を送り、会場が片付いていくのを静かに見守る。
帰らないサポーターに、関口氏と添田氏が出てきて説明。関口さんはのれんに腕押しというか、煮え切らない感じでこっちも収まりがつかない。ソエちゃんは声を荒げる一瞬もあり、それに反応したサポーターたちもいたが、これまでの積み重ねを思うとその裏にあるものが分かるから、それについては何とも思わなかった。
10年誌は買いそびれ。同じことを考えていたのだろう人が仲間に「売店もう閉まってたよ」と言っていたのを聞いて、いつでも買える10年誌より今はこっちだろうなと自分を納得させる。
まわりは暗くなり、照明灯も一番下だけ点灯。薄暗くゴールのないピッチの緑は幻想的で、ちょっとだけ見とれた。
話はちっともまとまらない。誰かがやんわり事を収める方向へ話を導くと、別の誰かがそうじゃないとひっくり返す。フロントがリードしてくれれば良いが、時間稼ぎのだんまりを決め込むばかり。怒りより無力感が支配的な、無為な空間だった。自分は8時になる前にギブアップ。スタジアムを後にした。仕事が先に浮かんでしまうのは、結局その程度のサポーターだということなんだろう。
家人に「キックオフ、4時じゃなかった?」と言われ、力なく苦笑する。