もっちーの日記

横浜FC観戦記、MacやPCのこと、ままならない日々のことをつらつらと。

二回り目は最悪のスタート

湘南ベルマーレと平塚で対戦。1-4で完敗。
前の晩、寝る直前に調べるまではキックオフ時刻を知らなかったくらいバタバタしていた。今朝も似たようなもの。「平塚=雨」という思い込みもあって、早く着いても雨宿りしているのでは仕方なかろうと、ぎりぎりに到着するくらいの気持ちで出掛けた。
ところが、家を出ると雨脚は弱く、傘もいらない。電車の窓にも水滴は無く拍子抜けだった。
平塚駅からシャトルバスでスタジアムへ。昔は歩いていったものだが、もうそんな考えは全く思い浮かばない。
バスを降りてから向かう道で、スタメン発表のアナウンスと、横浜サポーターのブーイングの声が聞こえる。ケータイを見ると既にスタメンメールは届いていた。

    池元 アンジー
滝澤          カズ
    アツ エリゼウ
根占  山田  八田  洋介
      小山

控えに早川の名前があるのはうれしかった。八角はメンバー外。
試合前のイベントでは、湘南のスタジアムDJが七夕のオリジナルユニを紹介していたが、遠くてよく分からない。改めて映像装置の便利さに気付く。ドーモくんは周りの女性陣はもちろん、男性陣の反応も良い。つられて激写。

お株を奪われる

試合が始まると、横浜が予想よりもポゼッションする。ボールはよく回り、細かなパス交換でのリズムもまあ悪くない…かと思っていたのだが。湘南の守備ブロックは固く、その外側で回しているだけだった。
湘南はそれを狙っていた?
横浜が得意の「守ってカウンター」を、そっくりそのままやられている感じ。キーマンであるアジエルマンマークを付けていないのは広島戦と同じだが、早い時間に傷んでしまったエリゼウの穴をまんまと使われ、ミドルシュートをがんがん打たれる。またこれが精度の良いこと。枠に飛ぶだけでなく、その隅のいいところへ飛んでいく。できすぎだろう。小山のファインセーブで何とか逃れるが、流れは持って行かれた。
横浜の攻撃は、湘南の守備を打開できずにいるうちに、ミスが増えてショートカウンターを受ける。特に相手に背を向けてポスト役に入るプレーヤーが、ダイレクトでの落としに失敗して、すぐ横にいるアジエルあたりにやすやすと渡してしまうのが酷かった。アンデルソンと池元には効果的なパスはほとんど入らない。
16分、正面からのドリブルから混戦となり、浮き球をヘディングで押し込まれ失点。前半の失点はこれだけだったが、うまくいってないのは明らかだった。

エリゼウの存在の大きさはこんなにも

ハーフタイムに、傷んだエリゼウに替わって太田が入り左SBへ。根占が中盤に上がる。
エリゼウ不在は大きく響いた。前半は相手のバイタルエリア付近でのプレーには常にエリゼウが寄せていたが、代わりのボランチはその動きが明らかに不足していた。元々守備より攻撃の選手ばかりなので当然ともいえる。八角がいれば、とも思ったし、早川を入れて山田をボランチに上げたら、とも思った。でもそういう動きはなく、前半以上にアジエルに好きにドリブルさせている印象。
広島戦では、下がって受ける相手FWをエリゼウに受け渡し、常に安定したDFラインを形成していたが、今日はエリゼウがいないのに同じことをやっていた。アツは攻撃の起点としてはこれ以上ないが、決して攻守の切り換えが早いわけでもないし、相手エースを潰す泥臭い仕事ができるタイプでもない。そこへの対処が明らかに薄かった。
19分に失点して2点差となると、試合のモチベーションは下がってしまったようだった。26分には早いセットプレーからあっさり裏をつかれて3点目。勝敗としてはここで決した。
ここから1-3にするより、0-4になる確率の方が高そうだな、などと思っていた矢先、33分にシュート性のクロスを防ぎきれず4失点目。さすがにがっくりきた。
御給をセンターに置き、右にヨンチョル、左にアンデルソンを配したフォーメーションで、サイドからの仕掛けを頑に狙ったが、中央に人が足りずにクロスはことごとくはね返される。中盤からの飛び出しはなく、負けているのに2ラインできっちり守っている姿勢は応援する声にも怒気を混じらせる人が多かった。
43分、左サイドで太田と滝澤が崩してのクロスに、御給がヘディングで合わせて1点返したが、焼け石に水だった。試合終了。1-4で完敗。

湘南との戦力差

あいさつに来た選手たちへは、かなり激しいブーイングが飛んだ。早川にはこういう復帰はさせたくなかったのだが。自分はいたたまれなくて、黙ってずっと腕組みしていた。
広島との戦力差は半ば覚悟していて、それでもよく戦った印象だったから、負けた悔しさはあってもショックはなかった。一方、湘南との差はそこまでないと思っていたから、今日の負け方は腹に響いた。がっくり。そういえば、本来平塚は相性の悪いスタジアムなのだと、ようやく気付いた。
帰宅すると、肩凝りからくるひどい頭痛。マッサージチェアを倒して横になり、ぐったりする。